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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」… もっと読む
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#マンガ

感情移入できないと駄作なのか?

感情移入できないと駄作なのか?

映画・小説・アニメに限らず、作品を味わった後で「他の人はどんな感想を持ったんだろう」と探るのは好き。note内でも感想記事を漁ってはスキを付けて回ったりしている。

そんな感想巡りをしていると「まったく感情移入できないので駄作」というような投稿がチラホラあり、「そうなの?」と疑問に思ったので書く。

「感情移入できたか?」は感性によるところなので、人それぞれ判断があってよい。ただ「感情移入できない

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作家を目指す人へ:才能を確認する方法

作家を目指す人へ:才能を確認する方法

◉昨年、京アニ放火事件に絡めた書いた、こちら↓のnoteですが。一度はnote機能の不具合でデータが90%以上飛んでしまったのですが……note事務局のおかげで、サルベージに成功しました。しかし、2万2000文字を超える長大な内容なので、内容も雑多。なので、これから小説家や漫画家やライターを目指す人のために、有用だと思う部分を抜き出して、加筆修正したモノを、別noteとして分離独立させておきますね

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映画、ドラマ、アニメ、創作物全般を観る時に参考にしてはいけない評価

それはその作品に関わっているスタッフ、キャスト、関係者の評価、感想です。

まあ、自分が関わっている作品を悪くは言わないですよね。もちろん作品の創作におけるコンセプトだったり設定の裏話やメイキング部分なんかは興味あるし逆に聞きたい部分ではあるんですが、宣伝部分における発言は一切聞く必要は無いと思ってます。

特に番宣や舞台挨拶等でよくある「出演者もスタッフもとっても仲良くて、現場はいい雰囲気で全員

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ざまぁ系小説と、なろう小説

ざまぁ系小説と、なろう小説

面白そうなnoteがオススメにあったので、読んでみたら重要な問題を指摘されていたので、シェアします。芦辺拓先生を迎えての小説講座や、中の人の一人から小説の文字校正などを頼まれてる関係から、ここ1年ほどなろう小説をチラチラ読んでいますし、文化放送の『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』も毎週楽しくradikoで拝聴してるのですが……確かに、ウェンリー氏の指摘される傾向は顕著です。詳しくは、下記n

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絵が上手な人に共通する事を紹介。

絵が上手な人に共通する事を紹介。

どうもゲームディレクターのおこめです。
今日は沢山のイラストレーターをみてきた中で、
絵の上手な人に共通している点をお伝えします。

1.絵が上手な人の共通点絵が上手な人は、沢山の資料を見て絵をかきます。
キャラクターの設定、仕様書、指示書、ポーズ、
似たような構図の絵、服の写真、小物の写真等、

本当に沢山の資料を画面の横に表示して、絵を描いてます。

2.頭で補完しないベルトやズボン等、そうい

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noteの記事タイトルの付け方について、コピーライターが真面目に考えたら、13の技にたどり着いた。

noteの記事タイトルの付け方について、コピーライターが真面目に考えたら、13の技にたどり着いた。

記事タイトル。
そいつは、今日もどこかで誰かを悩ませている。

一ヶ月かけて綴った渾身の10,000文字も、記事タイトルがイマイチだとあっけなくタイムラインの底なし沼に沈んでしまう。記事タイトルが優れていればスキ数やビュー数が大きく伸びることもある。すべてのnoteは記事タイトルに命運を握られていると言っても過言ではないだろう(敢えて大袈裟に言う)。

noteは、会員登録者者数500万人(202

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第269号『これは「呪い」を解く物語』

第269号『これは「呪い」を解く物語』

これは「呪い」を解く物語――

『ジョジョリオン』の冒頭で荒木飛呂彦は『ジョジョの奇妙な冒険 Part8』をこう宣言して物語を開始しました。

今回の記事は前回(第268号)の続きとなる話です。(良かったら前号と合わせてお読みください)

長くこの世界で仕事をしていると気が付いたら色んなルールや制約に慣れてしまい、それはもうまるで『呪い』のように我々の心に刻まれてしまっているということです。

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作家自身のマネジメントとは ~「作家2.0」に至らないの理由

作家自身のマネジメントとは ~「作家2.0」に至らないの理由

先日、とあるラノベ作家が「感想がない」、「書きたくない」といって活動を休止を宣言した。この事は多少なりとも波紋を呼んだ。

ただ、これらの理由は私が思うに建前、いいわけだろう。

例えば、定食屋で「ごちそうさま」と客が言わないから店をたたむなど言った所で、何を馬鹿な話をしていると思う前に単に客が入ってないだけの話と簡単に推測できるだろう。

当然、この件に関しては真相は分からない。

だが、この程

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第268号『戦うのではなく闘う』

第268号『戦うのではなく闘う』

「少年ジャンプに登場するキャラクターは戦っているのではなく闘っているのです。なので全てのセリフを修正してもらっていいですか?」

この指示を初めて受けたのは集英社の会議室で行われる監修会の席でした。

もう20年くらい前の話です。

意味わかりますか?

ゲーム内のシナリオに記載された全ての「戦う」というテキストを「闘う」という文字に修正変更してください、という指摘でした。

その頃の私は少年ジャ

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“誰かがやればいいのに”という傲慢

“誰かがやればいいのに”という傲慢

福岡にはGFFという団体があります。

ゲーム関連企業+九州大学+行政(福岡市・福岡県・九州経済産業局)で構成された産・学・官の任意団体です。

詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。

ゲーム関連企業だけでも12社以上の会社が所属していて、“九州・福岡のエンターテインメント産業を盛り上げてハリウッド化すること”を目標に、日々集まって会議を行いイベントやコンテストを実施しています。

もう設立

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「フォロワーを増やすより、読者を増やさないといけない。」と思った話。

ぼくはnoteやツイッターがきっかけで漫画家になれた系ですが、SNSを使って活動する上でこの辺が一番大事なんじゃないかと最近思う事があります。

それは「フォロワーと読者は別物。フォロワーを増やすんじゃなく、読者を増やさないといけない」という事です。

結構前に、ぼくは「もうすぐツイッター辞めます」と一人で勝手に宣言し、結局辞めなかったという、誰に向けての何だったのか一ミリも分からない謎宣言をした

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第238号『情報は出した人間に一番集まる』

第238号『情報は出した人間に一番集まる』

「松山さん、というかサイバーコネクトツー全体?ってなんかいつも色々と情報発信しているイメージがあるんですけど、まぁ実際の話たくさん情報発信されてますよね?インタビュー記事とかSNSを中心とした会社自体のニュースというか常に何かしらのトピックを会社全体で発信しているじゃないですか?それってどういう戦略なんですか?だって他のゲーム開発会社と比較しても異常に多いと思うんですよ?どういう考えでそれを実践さ

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【#推薦図書】勉強ができない子は、なぜ本を読むようになったのか

【#推薦図書】勉強ができない子は、なぜ本を読むようになったのか

みなさん、こんにちは。
今日はnoteのお題企画#推薦図書について漫画にしました。

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子どもの頃、どんな人間だったのか思い出してみると、たいして出来のいい子どもではなかったと思う。

みんなが正しいとすぐに受け入れられ

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