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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」…
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記事一覧

いい仕事のための「大局の細部」

いい仕事のための「大局の細部」

お世話になっております。メタバースクリエイターズ若宮でございます。

今日は「大局の細部」というお話を書きたいと思います。

経営者として仕事をしていると、物事を大きく捉えることが大事だなーと思うことがあります。一方で、クリエイターと一緒に仕事をする中で、細部へのこだわりが大事だと感じる部分もあります。

大きく考えるのか、細部にもこだわるのか。一見矛盾しそうなこの2つのマインドセットについて考え

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刺さる人と刺さらない人

刺さる人と刺さらない人

田舎に住んでいる時、
シンガーソングライターとして活動する老夫婦が小規模ライブを開催するとの事で招待された。
本音を言うと撮り溜めた動画を編集したかったのだが、理由をつけて断る方が面倒で一人で参加した。

ライブ会場は夫婦の家の離れで、古びた倉庫を改築したような場所だった。
受付で2500円払い、自家製レモネードを手に取り自分の居場所を探す。
客を見渡した感じ同世代がおらず、40代の男女が仲良さそ

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陰謀論に取り込まれないための、3つの見極めポイント

陰謀論に取り込まれないための、3つの見極めポイント

お世話になっております、若宮です。

今日は「陰謀論」について書きます。

陰謀論の怖さは「ゼロ距離」化とそれによる盲目性「陰謀論」で一番危ないのは「ゼロ距離」になって取り込まれてしまうことです。

「ゼロ距離」になると対象を観察すること=客観的に見ることができなくなってしまうからです。

僕がもっとも恐れるのはこうした「盲目性」であり、軍隊でも宗教でもそうですが、その中で人間は割と簡単に狂います

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判断とはセンス

判断とはセンス

column vol.1279

仕事を通じて日々思うのが、「判断」することって非常に難しいということ。

その時ベストだと自信を持って決断したことも、後から振り返ると「…もっと、こうすれば良かったな…」と反省することはしばしば…

人にはそれぞれの立場(利害)がありますし、なかなか満場一致ということはない…

だからこそ組織において、人は「自分が判断した」ということから逃げたくなります…

上手

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人は意識したものしか視界に入らない。

人は意識したものしか視界に入らない。

今日は、車の定期点検でした。

店舗で待機しながら読書。
その後、「ビジネス本」と「お店で頂いたドリンク」をテーブルに置いてトイレに行きました。

コチラも、テーブルの見える位置に本を置いているのに、全く視界に入っていないことに驚きつつ、「すみません。ここに荷物を置いてます。」と声をかけて、テーブルに置いた本に目を向けると、初めて「本」と「ペットボトルのお茶」の存在に気づいたみたいです。

その方

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音楽家が生きる意味がすぐ分かる

音楽家が生きる意味がすぐ分かる

見てください

以下の絵をどのように思いますか?

これを見て、「背景に地球があって、女の子がヴァイオリンを弾いている」と、思っている人は少し注意が必要です。

こう思っている人は、恐らく他の人がこの絵を見ても「同じように見えている」と考えているからです。

正解は

このヴァイオリンは女の子によって弾かれており、背景には地球があり、その背景には黒い宇宙があり、その背景にはこのnote記事の白い背

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結局、最初にアイデアを考えたヤツがいちばんエラい。

結局、最初にアイデアを考えたヤツがいちばんエラい。

フォレスト出版編集部の寺崎です。

どんな仕事においても、「これまでにないアイデアを考えなければならない」というシーンがあると思います。

たとえば、営業パーソンであれば「新しい販促プランのアイデア」、人事担当者であれば「新しい採用のアイデア」、販売職であれば「POPのアイデア」などなど。

これまで通りの売り方では通用しない今、いつでも「新しいアイデア」が求められています。書籍の編集者のような仕

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音楽家が知るべき環世界とは

音楽家が知るべき環世界とは

環世界

客観的な環境はない。主体的な世界しかないというのが環世界です。

エスカレーター修理

駅でエスカレーター修理してる人見かけませんか? 私は毎回「ホントこの会社運営しているヤツが決めたルールって全く環世界を知らないな」と思って見ています。 どちらかというと階段の横に一台だけエスカレーターを設置している駅自体●●だと思っています。

上り下りのエスカレーターがあるとし、登りのエスカレーター

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「才能の民主化」という表現は適切なのかを私なりに考えてみた話

「才能の民主化」という表現は適切なのかを私なりに考えてみた話

今、SNSで「才能の民主化」という言葉が話題になっています。

盛り上がりのきっかけになったのは 「AI と著作権に関する考え方について(素案)」のパブリックコメントの結果について(個人)その1 にあったあるコメントです。

 この表現に関して、いわゆるAI推進派と、反AI推進派の方によるレスバトルが繰り広げられています。そして、私もこの言葉や表現に賛否両論があるのは非常にわかります。

 みなさ

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センスはアーカイブの力に宿るという話

センスはアーカイブの力に宿るという話

学生時代にクラスに一人くらい「センスが良い!」と思えるクラスメイトいなかったですか?当時はうらやましくも、少し悔しいという複雑な気持ちでその人を眺めていたような気がします。今でも自分の周りにはセンスが良い人がいます。そんな人になりたいですし、センスが良いブランドにMinimalチョコレートをしていきたいです。センスとはどう養うのか?をテーマに考えてみたいと思います。

センスが良いとは何かセンスが

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【センスを良くする方法】

【センスを良くする方法】

こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤彰広です。

センスと言うと
何だか漠然としていますが。

「センス」を直訳すると
「感覚」という意味なんですね。

つまり
【センスを良くする】
ということは
【感覚を良くする】
ということなわけです。

ですから
音楽の話に限って言えば

楽器を練習したり
音感の訓練をしたり
リズム感の訓練をしたり
音楽理論の勉強したり

もちろん
そういう一般

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#コルクラボマンガ専科 7回特別講義まとめ~美意識の鍛え方・センスの磨き方

#コルクラボマンガ専科 7回特別講義まとめ~美意識の鍛え方・センスの磨き方

コルクラボマンガ専科7期、7回目の講義が特別講義でした。
業界のトッププレイヤーの講義だったこともあり、言葉の隅々から受け取れることが多かったです。聞きながらメモっていた講義内容を箇条書きでまとめました。講師の名は外部非公開とのこと。内容は構わないっていう話でしたが、今回は後半を有料記事にしておきます。

1)世界のマンガの見方

・なぜカラーじゃないのか
→デジタル化した現代ではカラーが世界の普

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