みじんことオーマ
Ouma(オーマ)は世界10カ国13カ所のアートプログラムに参加した元獣医の細胞アーティスト。みじんこはマンガライター。19-20年SWATCHデザイン。創作を通じて社会をみんなで治療し、社会からみんなが癒される関係をつくりたい。現代アートの楽しみ方や言葉の物語を書いてます。
デンマークで聞いた「執着を捨てると物事は実現しやすくなる」の話
「彼はパン屋になったとして、彼女はその後どうなったんですか?」 デンマークのコペンハーゲンに住むアートコレクターの老人のところに話を聞きに来ていた。コーヒーを…
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「話したいことがある時は話さないほうがうまくいくよ」の話
「話を聞いてもらいたいのに、うまくできなかった時ってありますか?」 数週間前から、デンマークのコペンハーゲンに来ていた。アーティスト・イン・レジデンスという現…
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【アート企画】病気によって繋がりが生まれる「あなたの時計で私も生きる」
「宇宙兄弟」から生まれたALSという難病の治療研究を支援する基金「せりか基金」。「宇宙兄弟」に出てくるお医者さんの伊東せりかさんは、お父さんがALSで亡くなっています…
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「歴史を持てるのが老人の特権で、歴史を始められるのが若者の特権だよ」の話
「若い人を見てるとね、時間をかけられるっていうことに、私は一番うらやましいと感じるんだ」 老人は紅茶を持ってキッチンから戻ってくるなり、そう言った。私は立ち上…
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現代アーティストが何かの境界に注目してる気がしたことから考えた定義のこと
現代アートの作家の作品コメントとかを読んでて思ったんですが、アーティストって〇〇と〇〇の間っていうのを表現する人が割と多い気がします。 自分も韓国で展覧会をした…
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「大したことなくても自分だけの小さな成功を生み出せれば、世界はちゃんと広がるわ」の話
扉が開く音がして、クロエが部屋から出てきた。私は北フランスに住むフランス人美術教師マリーの家に遊びにきていて、クロエは彼女の血の繋がらない娘だ。 クロエは私…
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