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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2020年10月の記事一覧

メンバーnote「失敗から学んだこと」

メンバーnote「失敗から学んだこと」

保護者メンバーからの寄稿です。
「失敗して良かった!」
子どもミーティングを振り返る会話の中で、小学6年生の我が子がつぶやいた一言です。

今回の子どもミーティングは、中学受験を控える小学6年生のために用意された、事前準備の必要がないプログラムでした。

実験好きな子と、漫画好きな子。
算数好きな子と算数に苦手意識がある子。
それぞれが楽しめたうえで、算数へのリスペクトが生まれ苦手意識が和らいだら

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子どもに必要とされる時間は、短い。

子どもに必要とされる時間は、短い。

目にいっぱい涙をためて、決して大声で泣くこともなく、必死に怖い気持ちを耐えている。

そんな娘の様子を見て、いつの間にこんなに大きくなったんだろう。と、ふと冷静に考えてしまった。それは、学校の歯科検診で思いっきり「虫歯」判定がでて、久しぶりにおとずれた歯医者での出来事。

病院へ行く前から「痛いことはしない?」「ママみたいに歯が銀色になっちゃわない?」とずっと娘は、怯えていた。

先生からも歯科助

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小学生向けe-スポーツ大会を開催する理由。

小学生向けe-スポーツ大会を開催する理由。

 先日、生野区役所も共催する小学生対象のe-スポーツ大会のプレスをいたしました。ゲームに関しては規制の条例をつくる自治体もある中で、賛否を呼ぶと思いますので、意図や経緯を説明します。

「脱獄ごっこ×生野っこe-スポーツチャレンジ!!」の詳細・申し込みページはこちら。区外の小学生も空きがあれば参加可能です ⇓

1. 休校中、ゲームに救われたこどもたちがいる
 新型コロナ感染症が拡大している頃、「

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【ウチダ商事】「働く=つまらない」を変えるために、学歴よりも大切なこと。

【ウチダ商事】「働く=つまらない」を変えるために、学歴よりも大切なこと。

このnoteは、ヤマト電機株式会社さまの激アツ対談に続き、サポーター企業さまインタビュー第4弾!(熱い想いを持った方々に毎回お話を伺うことができて、広報きむりさはうれしい限りです....!涙)

今回のインタビューを受けてくださった方は、ウチダ商事株式会社 の代表取締役社長の内田竜太郎さんです。ウチダ商事株式会社さまも、昨年度からハッシャダイソーシャルの活動をご支援をしてくださっており、今年度もサ

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「頭いいね」と言われるのが嫌だった。

はじめまして。
現役東大生のあやです。
今まで感じてきたことを書いてみたら面白いかなと思って、初めて筆を取ってみました。
このnoteでは、私が幼い頃から感じてきた思いについて話してみようと思います。

「神」と言われて嫌だった話。私は、物心ついた時から勉強に苦手意識はありませんでした。
親がいわゆる"英才教育"を行っていて、私は歩く前から英語の歌を聴かされたり、幼稚園に入る前に漢字カードが読める

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子供の思考力を高める"魔法の言葉"

子供の思考力を高める"魔法の言葉"

この記事は、子供の飛躍的な成長を待ち望む親御さんに向けての記事となっています。子育てに関して何かしらのヒントになれればと思います。
是非最後までご覧ください^ ^

前回の記事では
「第四次産業革命」によってAIやロボットが台頭し、単純作業の仕事はなくなる。そして、人間は今までよりもより"創造性"が必要とされる時代に突入するだろうというお話をしました。↓

では
どうすれば子供の"創造性"を高める

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家庭での「お金教育」が大切とされる理由

家庭での「お金教育」が大切とされる理由

今回は、家庭で教えたい子どもへの「お金の教育」について書こうと思います!

日本には「外でお金の話を持つ出すべきではない」という風潮が少なからずありますが、お菓子1つ買うのでも、どういう時にお金が入ったり出たりしていくのか、小さい頃からその仕組みを話し合うのはとても大切です。(私が親から口酸っぱく言われてきたので....)

「お金で何でも解決できる」ような思考になると、人の命を奪ってでもお金を手

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個性を「個性的」で均質化しないで

個性を「個性的」で均質化しないで

個性的という言葉は、あくまで個性「的」でしかないのだ。

「君は個性的だね」私は今の島生活をするようになる前からも、

「君は個性的だね」

と言われることが多くあった。もちろん「個性的」という言葉は誉め言葉なのかなとも思っているが、どこかで

仲間外れ

にされていく感覚もある。

今となっては一匹狼な私を応援してくれる人もいるおかげで、この感覚にはもう諦めや踏ん切りがついている。

とはいえ、

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学校が辛かったときに、親にして欲しかったこと。

学校が辛かったときに、親にして欲しかったこと。

子どもの頃、ぼくは学校が嫌いだった。
ぼくにとって、唯一の居場所は家しかなかった。
でも、だからと言って親がぼくの理解者であったというわけでもなかった。

そんな話をする機会があった。そのときに「親にどうしてもらいたかったですか?」と問われ、はたと考えた。

不登校一歩手前。ぼくが親にして欲しかったこと。ぼくが学校へ行くのが辛い、という想いは両親には「甘え」と受け取られていたと思う。
「甘い、意志

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自閉という言葉のインパクト、そして多様な人の多様な環境に想像力を持つ人間になりたいという話。

自閉という言葉のインパクト、そして多様な人の多様な環境に想像力を持つ人間になりたいという話。

こんにちは。2歳息子と0歳娘を育てつつ、フィリピンのスタートアップで働く岩瀬霞といいます。マニラに住んでいましたが、3月中旬のロックダウン時に第二子出産間近だったため帰国して4月に出産した後、現在も日本にいます。このnoteは最近考えていたことについて少し前に書いたもので、公開するタイミングを失っていたのですが、32歳の誕生日を迎えた日にふと思い立ち、公開してみました。

何かおかしいと言われた息

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遊ぶことと、遊び場のこと。遊ぶとは。

遊ぶことと、遊び場のこと。遊ぶとは。

公園についてずっと書いているこのnote。公園って、どんなところ?と考えてみると、やっぱり一番は「遊ぶところ」だろう。

独自の世界をつくり、発展させていく子どもたち子どもたちの遊びを見ていると、とにかく自由。ファンタジーの世界と現実の世界を行き来し、いろんな設定をつくり、誰かのアイデアでそれはすぐに更新されたり、塗り替えられたりして、膨らんだり、はじけたり、急な終焉を迎えたりしている。

遊具は

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どんぐりを見つけたら拾わずにはいられない

どんぐりを見つけたら拾わずにはいられない

たいていの幼児に標準装備されている「どんぐりを見つけたら拾う」機能、もちろんうちの息子にも搭載されてる。

どんぐりを見つけたら拾う、どんぐりを見つけたら拾う。
だれ、こんな単純なプログラム書いたの?…ねえ、必要?

秋のお散歩はどこへ行っても、だいたいメインイベントが「どんぐりを拾う」になる。こっちはそんなつもりなく連れ出しても、彼はもうどんぐりを見つけたら拾わずにはいられない体だからさ。
拾っ

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将来、子どもが“成功”をおさめるために必要な力とは? #名著に学ぶ子育て[1]

将来、子どもが“成功”をおさめるために必要な力とは? #名著に学ぶ子育て[1]

今回ご紹介する本は、ポール・タフ著『成功する子 失敗する子―何が「その後の人生」を決めるのか』。

ポール・タフ氏はアメリカのジャーナリスト。科学的知見や先進的な教育現場を徹底的に調査し、子どもの将来にもっとも影響を与える能力を解き明かしていきます。

その能力とはずばり、“非認知的スキル”。

この本はアメリカはもちろん世界中に大きな影響を与え、日本の教育現場でも“非認知的スキル”が注目されるよ

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「人生に説明書はない。」

とは日本で兄妹二人の子供を育てるブラジル人ママのヴァニア・ファティマ・ミゲル・アラウジ氏の言葉(先日の『ワタシが日本に住む理由』)。だから「私は子供に1から10まで教えない」と。人は歯を食いしばり、自分を納得させるために人生の説明書を書き続ける。