唐崎翔太|島旅農園「ほとり」

「最近、一生懸命にごろ寝しましたか?」★農家民宿&ゲストハウスのオーナー in 香川県丸亀市「さぬき広島」。観光学修士★note受賞#もしも叶うなら#読書の秋2021■HP:https://shimatabi-hotori.wixsite.com/official

唐崎翔太|島旅農園「ほとり」

「最近、一生懸命にごろ寝しましたか?」★農家民宿&ゲストハウスのオーナー in 香川県丸亀市「さぬき広島」。観光学修士★note受賞#もしも叶うなら#読書の秋2021■HP:https://shimatabi-hotori.wixsite.com/official

    マガジン

    • こんなやつもいるから大丈夫です、知らんけど

      日常の疑問や問題意識、抽象的な問いをあーでもない、こーでもないといいながら、簡潔で読みやすいエッセイにまとめます。 どうぞ、肩の力を抜いてお読みください。 きっと何か発見があります。

    • note公式マガジン掲載記事

      note公式マガジンに掲載頂いた記事をご紹介。からちゃんの記事の中でも群を抜いて閲覧数の多い記事になります。

    • 日々のちょっとしたこと

    • 香川本鷹レシピ

      島旅農園「ほとり」が農薬・香川肥料を不使用で育てる香川本鷹。 香川の伝統野菜を使ったレシピをまとめました。

    最近の記事

    • 固定された記事

    070-8409-5969←私の番号です

    死にそうなときも、死にそうでないときも、なんかあっても、なくても、ご一報ください。 070-8409-5969改めて、070-8409-5969。 これ私の電話番号です。死にくなったときとか、死ぬほどではないけど何かしんどいなというとき電話してみてくださいね。もちろんシンプルな話し相手として電話いただいてもいいですが、意中の相手を落とす方法は私からは得られませんのでご注意を。 さて、ちなみに私というのは、香川県丸亀市の離島にて島旅農園「ほとり」という農家民宿のオーナーをし

      • 【島の教え】骨ごと炊けば「煮付け」はもっと旨くなる

        切り身の煮付けに出汁はなし? 煮魚ってこんなに美味しいの?瀬戸内・香川県丸亀市の離島「さぬき広島」に来て、なんだかんだと3年近くが経ちました。 常日頃から島のおっちゃん・おばちゃんたちには色々と教えてもらったり、励ましてもらったりしておる一方で、それに加えて晩御飯のおかずをいただくことも。 どれもみんな美味しいのはもちろんなのですが、一番驚くのは魚、特に煮魚が旨い。 正直、元々は刺身やフライに比べれば、そこまで好きではなかった煮魚。 ただ島の人達に作ってもらう煮魚はほん

        • 【明日即買】ウズベクポテチ三フレーバーを徹底レビュー!

          ポテチ好きの諸君。今日もポテポテしておるか。ん、いや、イモイモか。 まぁそんな擬態語などどうでもよい。今日は私がウズベキスタンで食べたポテチをレビューするのだ。きっもポテチマニアは私のことを垂涎の的として見つめることだろう。 よだれがポテポテ垂れますなこりゃ。ん、ポタポタ?いやイモイモか。 さて今回紹介するのは「CHEERS」というポテトチップスだ。なお同じ銘柄のフレーバー違い三種ということで、今回は以下の三点からレビューしておきたい。 塩味 ☆☆☆☆☆  フレーバー

          • 香川県民、カザフスタンでうどんを食べる

            と大学の図書館であの女性は教えてくれた。私は当時ハタチになったかなっていないか程度の年齢だったが、彼女は長年のキャビンアテンダントとしてのキャリアの後に大学生活を過ごしていた。 彼女とまともに話したのはこれが最初で最後である。実際、なぜラグマンの話になったのか、それどころか彼女の名前も一文字も覚えていない。ただ、これ以降、私の中でカザフスタンはうどんの国として認識されるようになっていた。 といっても、カザフスタンが「うどんの国」になったところで、その事実は今に至るまでの8

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • こんなやつもいるから大丈夫です、知らんけど
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」
          • 旅エッセイ
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」
          • note公式マガジン掲載記事
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」
          • 日々のちょっとしたこと
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」
          • 香川本鷹レシピ
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」
          • 香川本鷹の話
            唐崎翔太|島旅農園「ほとり」

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            「旅行」が早く終われと思った日

            バーのカウンターで旅の記録をつけていると、背が高く青い目をした男性が私に話しかけてきた。 彼からすると日本語のガイドブックを片手に、ノートに漢字を書きつけるなんて行為は勉強以外の何物にも見えなかったのだろうか。それとも話しかけるためのジョークだったのか。 何はともあれ「ただの旅行です。日本から来ました」と返すと、彼は満面の笑みで「ちょうど今、日本の大学院で働きながら修士号を取りたい思っていたところだったんだ。でも日本の大学のシステムはよくわからなくて困ってる」と私に言う。

            自然は私に話しかけてこないけど

            そういえば、自然に私が話しかけることはあっても、自然は私に話しかけてこない気がする。 私に農業を教えてくれているおじいさんは「自然が何を言うとるかを感じて、そんときそんときに必要なことをするんや」と私に言う。もはや仙人みたいなことを言うなと思ったら、実際、先日89歳になったらしい。 よくよく考えれば、昔の山水画に出てくる仙人も、当時の平均寿命を考えると傘寿すら迎えていなかったような気もしてくる。だとすれば、彼の方がよっぽど仙人らしい。 そんなモヤモヤを抱える私の前にも自然

            SDGsな暮らしと私の”ケチズム”

            ここ数年、見よう見まねではあるが自分で包丁を研ぐようになった。 そんな話を知人にすると 「めっちゃSDGsな暮らししてるな」 なんて言われてしまったのだ。 SDGsに配慮して暮らしているという自覚もなければ、そのように暮らそうとしていたわけでもない。だからこそ、今流行りのSDGsはこんなにも身近にいるのかなんて思ったものである。 私が包丁を研ぐのは、新しい包丁を買うと高いから。少し考えてみると、割とすぐに、包丁のメンテナンスを行う理由が出た。 そうだ、私はそもそもケ

            畳でできた写真帳

            昨年、ふとご来宿いただいた女性のお客様より、畳でできた写真帳とお手紙をいただきました。 お茶を飲み、少しお散歩した程度で確かに一緒に過ごした時間はそう長くはありませんでしたが、こうして気にかけていただいていることが何よりと有難いもので。 一期一会の儚さは旅の一興ではありますが、一方で一会が何期にも連なっていくのは、どこか一期一会よりも嬉しく思う今日この頃です。

            生ビールは忙しなく、瓶ビールは底が旨い

            大学生の時、生ビールがあるのにも関わらず、瓶ビールがなぜ居酒屋に存在しているのか全く理解できなかった。 小さなグラスでちびちびと飲む。お酒にも人生にも勢いがあった頃、瓶ビールはその対極にいた。そのため当時の私には、瓶ビールがどこかやさぐれて見えていた。 ーーー 学生時代に食事に連れて行ってくれたサラリーマンは、茶色の瓶を傾けながら言った。手酌はあまりにもと申し出たが、自分で飲むペースを調整したいのだという。私はもちろんこのとき生ビールを頼んでいた。 ただ、こんな話はも

            古さは古き良きでもあります 〜“old” becomes “vintage”〜

            いま、島旅農園「ほとり」はいわゆる閑散期、そして農閑期に入り始めました。 ということで、この緩やかな時間を利用して、少しだけや寝室や土間をリニューアルしています。 その一つが、電球への入れ替え。天井からぶら下がっている線を繋ぎ直して、蛍光灯から電球に変えてみました。電球の光は、なんとなく心落ち着く感じがします。 さて、この電球の差し込みは元々この古民家にあったもの。ホームセンターで少し資材を買い足して再利用しています。 新品ももちろん良いですが、一方でちょっと古いもの

            今シーズンの生の香川本鷹の出荷が最終日を迎えました

            8月末から続いていた唐辛子・香川本鷹の青果としての出荷は、本日が今シーズン最終日。 今シーズンはご注文を数多く頂戴し、約80kgの生の香川本鷹をお届けすることができました。 乾燥ももちろん美味しいですが、この唐辛子を生で食べたときから「香川本鷹の生食を広めたい!」と思って早三年。少しはその目標に近づけたのかなと思っています。 発芽という生から、枯れるという死までを見届けるということは、今の私にとっては非常に大切なことが気がしています。 それは諸行無常、驕れる者久しからず

            それはおむすびであって、おにぎりではない

            とある朝、宿の客は私に言った。高松から昨晩来宿し、これから近くの山を登るという彼女らの昼食作りを手伝っていたのだ。 そして、たしかに机の上には、明らかにサイズの違うおむすびがある。 実はというと、おむすびという言葉はしっくりこない。私が生まれ育った大阪では、米飯を丸ないしは三角に成形したそれを大抵、おにぎりと呼んでいたからだ。 ただ基本的に現在私が暮らしを営んでいる香川では、おにぎりはおむすびと呼ばれている。そのため、香川の高齢者たちは若い私に と告げる。昔の男はおむす

            山賊焼き✕香川本鷹粗挽きフレーク

            美味しすぎた山賊焼きとの長野での出会いは、遡ること数年前。 当時山賊だった人々はもうすでに、お縄にくくられたか、更生しあずさ2号で松本から東京へ向かったかも知れません。 そんな長野にも思いを馳せながら作って欲しい山賊焼き。そして最後に香川本鷹の粗挽きを気持ち多めにパラリ。 ごはんにもビールにも持って来いの一皿です! 8時ちょうどのあずさ2号、ではなく20時からの遅めの晩御飯にぜひ。 【作り方】①ビニール袋にしょうゆ、みりん、酒、おろしにんにく、おろししょうがを入れる

            今季も香川本鷹の粗挽きフレークを仕込みました ~販売開始!~

            年越し蕎麦に間に合わなかった・・・ という後悔はすでに蕎麦の喉ごしのように、さもすれば喉元過ぎれば熱さを忘れると言わんばかりに、もうどうでもいいやってことで。 さて、今シーズンも香川本鷹の粗挽きフレークを仕込み始めております。 今年は宿のヘルパーさんたちの協力があり、かなり乾燥がスムーズに進みまして、在庫もかなりあります! 作業風景はこんな感じです。 今年のフレークは昨年よりも発色が明るいような感じがしています。蕎麦やうどんだけでなく、お醤油やお塩のようにパパっと振り

            からちゃん、バイト卒業しました~2022年と2023年~

            あけましておめでとうございます。 皆様が年末に一年を振り返り、すでに今年の目標を発表されたであろう今頃に、今年も振り返りと一年の計を書き出してみようかなと思います。 2022年・年初に立てた目標の達成状況そのほかNHKの全国・海外版で取り上げてもらったりもしました。 宿業については、2022年は特に子連れのお客様・親戚グループに多くご来宿を頂戴し、新年を迎えるパワーをもらったような気がしています。 またnoteという点でいうと、さいたまのマルシェではnoterの方が数多く来

            これがホントの高菜チャーハン!?【香川の農家が語る漬物ではない高菜の話】

            生鮮野菜としての高菜を見たことはありますか? 高菜漬けと高菜皆さん、高菜って見たことありますか? よーく見てください。これ高菜は高菜でも「高菜漬け」ですよね! つまり、それは高菜チャーハンではなく、高菜漬けチャーハンではないか?ということなのです。 言葉を変えてもう一度。 生鮮野菜としての高菜を見たことはありますか? 野菜としての高菜というわけで、こちらがウチで育てている高菜(品種:三池高菜)です↓ かなり緑の濃い色をしています。生で食べると、少し辛みがあってからし