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滋味飯のすゝめ

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#フードロス

網笠柚子を作るだけが、柚子胡椒、ポン酢、はっさくピールチョコ、はっさくジュースまで作ってた録。

網笠柚子を作るだけが、柚子胡椒、ポン酢、はっさくピールチョコ、はっさくジュースまで作ってた録。

12月のはじめ、コロナになってしまった。
いままで気をつけていたが、油断した。あほだ~~

運良く、味覚障害などない健康状態に戻れたが、かなりの予定をずらしたりキャンセルした。
迷惑かけた皆様すみませんでした。

しっかり治してから1週間くらい、なるたけ人に会わないようにしていた。
年末の大掃除を早めにやったり、献立やレシピをまとめたり、新作の思考をしたり。

確か12/20くらいの事だったと思う

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ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

ゴマ豆乳冷やし担担麺のレシピ、とでも言うのだろうか。

担担麺の定義をよく知らないのでなんとも言えないが、とりあえず「ゴマ豆乳冷やし担担麺」と呼ぶことにしよう。

最初は宴会で余ったうどんをどうにかするために作った賄い料理だった。
その時にたまたま余ってた豆乳を使い、挽き肉とラー油と豆板醤とでこさえた熱い汁麺だった(と思う)

その料理は個人的にも気に入ってて、家でも作るようになった。
それから数年、様々な改変を経て今では我が家の夏の一品になった。

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七草粥 自由型で3種類。

七草粥 自由型で3種類。

もったいない。
二日前まで1パック598円だったはずの七草セットが100円で山積みにされていた。

僕は思う、
誰も買わないで廃棄されたらこのスーパーは仕入れを減らすだろうか?

正直あまり期待できない。
なぜなら、このスーパーではクリスマスのあとは丸鶏が、正月のあとは伊達巻きや黒豆が……もう何年もそうなのだ。

・叩き売りされた七草は。仕入れの仕組みがどうなってるのか、方針がどうなっているのか、

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お稲荷さんが好きで堪らないんです。

お稲荷さんが好きで堪らないんです。

突然食べたくなる物、それがお稲荷さん。
祖母がよく作ってくれて、それには紅ショウガがはいってて『けんけんさん』と呼んでいた(気がする)
次に会えたら作り方を教えて貰おう。そうしよう。

俺は数ヶ月にいっぺん、油揚げをまとめて炊く。
その日の夜飯はもちろん稲荷寿司。
そんで残ったのを数枚ずつ冷凍して、うどんや蕎麦に乗せるのだ。

これがいいのよ。あると嬉しい、食生活向上委員会。

・材料とコクについ

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未完成の美味しさ。

未完成の美味しさ。

noteが書けない。
こないだのイベントの事も書きたいし、家庭的な魚料理についても書きたいし、茶碗蒸しについても書きたいし、美術館と盛り付けについても書きたい…
いくつものnoteが数千字の所で途絶えている。
丁寧に書くと途中で違う!ってなるし、勢いで書いたのを見直すとどこへ向かってるのか分からんし、、、

そんな中、この餃子のタネの写真が目についた。

未完成でも(未完成だからこそ!)食欲をそそ

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自家製ポン酢と絞りかす。

自家製ポン酢と絞りかす。

久しぶりにポン酢を作った。

柑橘の果汁に醤油やみりん、鰹節と昆布を合わせて漬け込めばできる手作りしやすい調味料のひとつだ。

市販の味ぽんでも充分に美味いし、我が家ほど味ぽんを使う家はそうそう無いと思うくらい愛用しているのだが(我が家では醤油並みにポン酢を使う)
クエを捌いて食べる機会があったので、せっかくなら良い物を作ろうと思い立ったのだ。

今回は自家製ポン酢についてと、その絞りかすについて

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夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

何を隠そう、俺が食品ロス問題に興味を持ったキッカケはこの『頭料理』だ。
高校生の頃にこの料理を知り
「知らないで捨ててる食材を使った料理ってたくさんあるのでは??」
と思い、今ではそれが生業になっている。

・頭料理とはこの料理を知っている人はごく少数だと思うので説明しますと
大分県竹田市に伝わる郷土料理で、ハタやクエなど大型の白身魚の内臓や皮やアラ、エラなど捨てられがちな部位をメインにした料理で

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お~いお茶レシピ2(茶殻はハーブ編)

お~いお茶レシピ2(茶殻はハーブ編)

茶殻をはじめて料理に使ったのは小学生の頃、TVチャンピオンという番組で料理をしたときだ。確か。

元は茶殻を使った料理だったけど、撮影や試食の面で普通の茶葉を使ったんだったかな。かなり前だから忘れちまった。

あの頃は食品ロス問題とかな~んも知らなくて、ただ面白い美味しい食材として扱ってた。
結局、2回戦にはいけなかったけどね…笑

前回のnoteで話しましたがお~いお茶を使ったレシピを考えてくれ

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『ラジオ聴いてくれるかい?』

『ラジオ聴いてくれるかい?』

村上春樹の最初の小説”風の歌を聴け”のひと文だ。

・ラジオの魅力ラジオを聴く習慣は無かったのだが、radikoという便利なアプリを使い始めてからはかなりの頻度で聴いている。
ここ数ヶ月ほぼ毎日、夜にラジオを聴きながら走っている。

ラジオには独特な魅力がある。
目立たない場所にある隠れ家バーとか、一部の地元民しか知らない町寿司とか、そういう独特な魅力だ。

言葉にするのは難しいが、新聞より近く、

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夏の副菜:ズッキーニのアンチョビレモン和え🍋

夏の副菜:ズッキーニのアンチョビレモン和え🍋

夏だ、ズッキーニが美味い季節だ。
祖父がはじめて作ったズッキーニは大根並のデカさだった記憶。
多分普通のサイズを知らなかったんだろうなぁ。

甘くてみずみずしくて、独特の食感なのが良いよね。
焼いて食べるのが好き。

今日は副菜にピッタリの簡単レシピ。
焼いて和えるだけで気の利いた一品になります。

・材料ズッキーニ(中):1本
オリーブオイル(焼き用、和え用):各小さじ1
レモン汁:大さじ1

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やっと漬け汁ロスのないウマい唐揚げができた!!

やっと漬け汁ロスのないウマい唐揚げができた!!

唐揚げの漬け汁って余りがちだ。
そりゃ味の均一とか、時短とか、美味さにおいてたっぷりの調味液で漬ける方が簡単かもしれない。

「けど、それじゃあ調味液がもったいないじゃないの!!」ってずっと思っている。
はじめて賄いで唐揚げを作ったとき、調味液がもったいなくて粉をたっぷりまぶして揚げたら衣の分厚いガッチガチの唐揚げができてこっぴどく叱られた記憶……
あの日はすみませんでした。反省。

・試行錯誤ア

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そら豆ごはんに禁断の燻製明太バターを。

そら豆ごはんに禁断の燻製明太バターを。

空に向かって成るから空豆。
蚕の繭に似ているから蚕豆。
天豆って呼ぶ人もいます。

まぁ成熟したら豆の重さで徐々に下向きになるんですけどね。

畑でそら豆をたくさん収穫した。
採れた日は塩茹でと葱油蚕豆にした。

【葱油蚕豆】は葱油でそら豆を炒めたシンプルな中華料理、めっちゃ美味いし薄皮も美味しいのでオススメ。
酒徒さんのレシピを参考にしました。

今日はそら豆ごはん。
基本は豆ごはんと同じ。

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マグロ血合いの佃煮は旨味と栄養の塊。

マグロ血合いの佃煮は旨味と栄養の塊。

何度も言っているがマグロの血合いが好きだ。
美味くて安くて栄養がある。

といっても良い所だけでは無く
傷みやすい、処理が面倒、癖が強い……などの弱点はある。
だからあんまし売ってないし、安価なのだろう。

血合いは鮮度の良い内に処理して、臭みを弱くするか活かす調理をすると美味しくなる。

我が家では血合いは竜田揚げにするのが定番だ。
醤油、酒、生姜、ニンニクで漬けて、片栗粉を衣にして揚げる。

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サヤの出汁で味重視の豆ごはん。

サヤの出汁で味重視の豆ごはん。

豆ごはん。
筍ごはんと共に
春の炊き込みご飯を引っ張る大御所。

豆ごはんは、塩、昆布、酒をベースにする炊き込みごはんだ。
この系統は他にも、栗、芋、銀杏、枝豆、ムカゴ、などなども仲間だ。

これらの共通点は、甘味がある事と、淡い味ということ。
醤油やみりんを入れ甘辛くすると素材の仄かな甘味や香りが負けてしまうので、塩と昆布と酒くらいにするのが良い。

ムカゴと銀杏のご飯も好き。

ただ、豆ごはん

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