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超常現象に関する本のレビュー集

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超能力、UFO、幽霊などの心霊現象、未確認動物(UMA)、超古代文明、魔術など、オカルト的なことに関する本のレビューを集めてあります。
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#都市伝説

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

あなたの知らない都市伝説の真実: だまされるな!あのウワサの真相はこれだ!

 二〇一四年現在、世間でささやかれる都市伝説について、その真相を暴いた本です。
 
 廉価なコンビニ本なので、「都市伝説をネタに、扇情的なことを、あることないこと書き立てた本だろう」と、誤解されやすいですね(^^;

 外見に惑わされてはいけません。内容は、まじめです(^^)
 著者は、筋金入りのオカルト懐疑論者

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江戸の都市伝説---怪談奇談集 (河出文庫 し 10-4)

江戸の都市伝説---怪談奇談集 (河出文庫 し 10-4)

江戸の都市伝説---怪談奇談集 (河出文庫 し 10-4)

 題名のとおり、江戸でささやかれた不思議な話を、集めた本です。
 怖い話、不可解な話、あさましい話、忠義に感心する話などがあります。

 一つ一つの話は、短いです。すらすらっと、すぐに読めます。
 文章は現代語訳されているため、読みやすいです。読めば、江戸時代の人々の心持ちが、わかります。
 江戸時代には、仏神の奇跡があると信じ

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続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

続 あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説は進化する

 日本の都市伝説を、たくさん集めて、紹介した本です。

 どこかの芸人さんの本と違って、「都市伝説」と言いつつ、自分で作った話や、盛り過ぎた話を載せたりはしていないようです(笑)
 文章に、気負ったところや、扇情的なところがありません。

 わかりやすく、冷静な文章で、都市伝説が紹介されています。
 題名に『怖い噂』とあるように、怖い話が多

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あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説にはワケがある

あなたの隣の「怖い噂」―都市伝説にはワケがある

 いろいろな都市伝説を、紹介した本です。
 日本の都市伝説が基本ですが、米国の都市伝説も、たくさん紹介されています。

 著者の宇佐和通【うさ わつう】さんは、英語に堪能で、米国の事情に詳しい方です。このため、多くの日本の都市伝説の元に、米国の都市伝説があることを、見事に喝破【かっぱ】しています。

 日本オリジナルの都市伝説も、もちろん、存

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悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

悪魔のほくろ―ヨーロッパの現代伝説

 ドイツの都市伝説を集めた本です。全部で、百話以上、載っています。
 都市伝説を研究したい方にとっては、必読の一冊ですね(^^)

 ドイツの話であっても、日本でも、似たものが流通している話もあります。ドイツと日本ばかりでなく、他のヨーロッパの国や、アメリカ大陸でも確認されている話さえあります。
 都市伝説に、国境はありませんね。

 ドイツ独自の都市

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異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

異界談義 (知恵の森文庫 t つ 2-1)

 異界、つまり、この世とは違う世界について、さまざまな切り口からとらえた本です。
 死後の世界、妖怪、イタコ、風水、都市伝説などに興味がある方に、お勧めします。

 本書は、二〇〇一年に、国立歴史民俗博物館で開催された「異界万華鏡―あの世・妖怪・占い―」という展覧会に付随して作られました。
 この展覧会に際して、「異界万華鏡を語る」というフォーラ

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魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

魔女の伝言板―日本の現代伝説

 副題に『日本の現代伝説』とありますね。現代伝説=都市伝説、と考えて、ほぼ間違いはありません。
 つまり、これは、都市伝説の本です。

 二〇一一年現在からすると、「ちょっと昔」の都市伝説を取り上げています。一九九〇年代の都市伝説ですね。
 とはいえ、二〇一一年現在でも、「これ、最近、聞いたなあ」という話もあります。
 もちろん、二〇一一年現在では、あり得な

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地方発 明治妖怪ニュース

地方発 明治妖怪ニュース

地方発 明治妖怪ニュース

 同じ編者―湯本豪一【ゆもと こういち】さん―の『明治妖怪新聞』の続刊に当たる本です。
 明治時代の、怪しい事件の新聞記事を集めています。妖怪やら、幽霊やら、人を化かす狐や狸やらのニュース(!)が集められています。

 ぜひ、『明治妖怪新聞』と合わせて読んで下さい。楽しさ倍増です(^^)
 『東スポ』の血脈は、明治時代から続いているんだな、とわかります(笑)

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日本怪談集 (幽霊篇 下巻)

日本怪談集 (幽霊篇 下巻)

日本怪談集(幽霊篇 下巻)

 日本の怪談を集めた本です。主に、幽霊の登場する話です。中には、幽霊というより、「妖怪」と呼ぶほうがふさわしいものの話もあります。

 この本は、上下巻のうちの下巻です。上巻と合わせて読んだほうが、怖さも、面白さも、倍増します。
 上下巻ともども、日本の幽霊や妖怪に興味がある人には、必読の書です。

 妖怪がお好きなら、同じ著者の『日本怪談集 妖怪篇(上・下)』

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日本怪談集 (幽霊篇 上巻)

日本怪談集 (幽霊篇 上巻)

日本怪談集 幽霊篇 上巻

 これは、題名どおり、日本の怪談集です。主に、幽霊の登場する話を集めています。
 日本の幽霊に興味がある方は、必読でしょう。基本文献の一つだと思います。

 ただし、幽霊というよりは、「妖怪」と呼ぶほうがふさわしいものも、取り上げられています。日本の妖怪に興味がある方も、基本文献の一つとして、必読です。

 妖怪のほうが好きな方は、同じ著者の『日本怪談集 妖怪篇(

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赤ちゃん列車が行く

赤ちゃん列車が行く

赤ちゃん列車が行く

 何度でも言います。
 ブルンヴァン(の著作)を読まずして、都市伝説を語ることなかれ!

 この本の著者、ジャン・ハロルド・ブルンヴァンJan Harold Brunvand氏は、都市伝説研究の第一人者です。
 都市伝説を語る場合、彼の著作を読んでいるか、いないかで、発言の重みが違ってきます。
 もし、真剣に都市伝説を語るのに、「彼の著作を読んでいない」というなら、ま

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