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摂食障害の事
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#摂食障害

回復期の比較、意味はない。

回復期の比較、意味はない。

今回は頂いた素敵な言葉をリマインドさせて頂きたく、お言葉を借りて私の考える「回復期の比較」についてシェアしたいと思います。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

比較と距離を置く

質問者様の言葉をお借りして「自分の体や心は自分だけのもの」という考えをシェアしたいなと思います。

比較して、良い効果なら構わないのです。例えば、足の速い子に比べて足が遅い事を「悔しい」と感じて、

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回復期のメモリアル02

回復期のメモリアル02

今回は頂いた質問に答えながら私の「回復期」についてシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

回復期の食べ進め方

以前書いたコラムに私の回復期のステップを載せています。参考に読んでくださると分かりやすいかと思います。

私は"拒食症+過食嘔吐"の神経やせ症を患っておりました。体重は27キロからのスタートです。

回復の最初は「拒食症」の治療として「なんで

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回復期のメモリアル

回復期のメモリアル

今回は頂いた質問に答えるnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。(大分長いので、目次を活用してゆっくり読んで下さい)

はじめに

言葉にする事はとても難しいです。言葉の汲み取り方・解釈って、人それぞれだから。傷付いたり、悲しんでしまう人がいたら嫌だなと思うので、言葉の選び方や表現の仕方は、慎重にしています。

摂食障害さんは、自分が思う以上に他人に敏感で繊細なので

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感覚を身に付ける練習(認知療法)

感覚を身に付ける練習(認知療法)

今回は頂いた質問に答えながら「摂食障害の回復」についてシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

感覚を掴む練習

認知=知っている事(知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解)を指すのですが、これって「感覚」でもあるなって、私は考えています。(医者ではないので参考程度に読んで下さい)

例えば、言語理解の部分。発達の段階、赤ちゃんの時に「毎日聞いてい

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摂食障害の思考を紐解く02

摂食障害の思考を紐解く02

今回は摂食障害の当事者だった私が「思考」にフォーカスして、摂食障害についてシェアしていくnoteです。

ぐるぐる思考

摂食障害の発症の要因の一つに「心理的要因」があります。心の問題について、私は「悩み方の問題」だと捉えています。

悩みは誰にでもあるのです。心病んだり、精神疾患の発症の有無はどんな違いか?と考えると、悩みに対して巡らせる思考の姿勢や方向性、悩み方が正常な判断を鈍らせたりするので

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摂食障害の思考を紐解く03

摂食障害の思考を紐解く03

今回は摂食障害の当事者だった私が「思考」にフォーカスして、摂食障害についてシェアしていくnoteです。

脳の萎縮と心理的要因

前々回から、発症の要因として「心理的要因」の悩み方の問題について書いてきました。思考を紐解いて、日常の中で感じる事・悩み方・ストレスが「病気になってしまう程の生き辛さ」に変わる事を書きました。

今回は摂食障害の渦中の事。実際に発症した後に「心の問題」がどう機能してしま

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摂食障害の思考を紐解く01

摂食障害の思考を紐解く01

今回は摂食障害の当事者だった私が「思考」にフォーカスして、摂食障害についてシェアしていくnoteです。

はじめに

摂食障害は主に、拒食症(神経性やせ症)、過食症(神経性過食症)、過食性障害に分けられます。

それぞれの症状・思考・原因に違いがあります。更に紐解くと本人の「心の問題」や「思考」の違いがあります。好き嫌い・得意不得意が皆んな違うのと同じです。摂食障害を一概に、一括りには語れません。

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過食症と回復過食期の違い

過食症と回復過食期の違い

今回は沢山の質問や相談を頂く「過食症」と「回復過食期」の違い(差)について書くnoteです。

過食症

過食症は「食事」のコントロール(自制)ができない事で心が苦しい事や生活の優先順位の変化も含まれます。

食事量や頻度は人によって異なりますが、皆さんの想像する「食べ過ぎ」には当てはまらない量を食べる事が病気の症状です。

文献では「大量」「むちゃぐい」と表現される為、自分の基準で判断すれば「(

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回復期のステップ } 04

回復期のステップ } 04

前回に引き続き、摂食障害の「回復期のステップ」について書くnoteです。

回復過食期の終わり

過食期で体が元気になってきたら、次第に食欲に波のようなムラがやってきます。これが過食期の終わりのサインなのかと思います。

過食期も終わり「自分の健康のリズム」が掴める(定着)ようになっていきます。これが回復を指すものだと捉えます。

体が元気なのに、見た目は健康的なのに「食欲が収まらない」「たくさん

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回復期のステップ } 03

回復期のステップ } 03

前回に引き続き摂食障害の「回復のステップ」についてシェアしていきます。

回復中期:回復過食期

今回は回復期で訪れる「回復過食期」についてフォーカスして書いていきます。

回復過食期って何?という疑問を解消してほしい。納得が心の支えになるはず。

摂食障害の回復のステップで「必ず踏むステップ」なので過食期を乗り越えなければなりません。

(注: 回復過食期がないと感じる方もいます、それは捉え方や

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回復期のステップ } 01

回復期のステップ } 01

今回は摂食障害の回復期について書くnoteです。これまでに書いてきた内容と重なってしまいますが、回復期のステップ(段階)・治療の選択・心のケア・考え方まで私が実践していた事をシェアします。

回復の理由

まずは「回復の理由」の話からシェアさせて下さい。何故ならイメージした"意識"や回復の"目的"が回復期で「大事な心の支え」になったと私は思うからです。

摂食障害の渦中で思う「このままではいけない

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回復期のステップ } 02

回復期のステップ } 02

前回に引き続き「回復期のステップ」ついてシェアしていこうと思います。

回復期の食事:初期

今回は「回復期初期」の食事にフォーカスして書いていこうと思います。この時期は「食べる」という動きに慣れるための時間だと思います。最初から今まで避けてきた事を取り入れるのは困難です。「練習」していけばいいのです。

食べる「物の質」や「量」などは回復期に関係ありません。バランスも規則性も健康的か?どうか?も

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摂食障害:食事量の比較Q&A

摂食障害:食事量の比較Q&A

今回は頂いた質問に答えるnoteです。摂食障害の回復期では多くの方が「悩み」や「不安」を抱いて体や心の変化に戸惑いを持って治療しています。私の経験談と重ねて、考え方の選択肢の一つにしてもらえたらと思います。

Ameba blog @konpaichan ではこれまでのQ&Aのpostを載せているので合わせて読んで下さると嬉しいです。

食事量の比較

摂食障害の渦中や回復期は、自分の食事だけでな

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摂食障害と家族

摂食障害と家族

摂食障害になって過ごした4年間と回復期の中で当事者である私が「家族」に感じた事や関係性の変化について書くnoteです。

家庭の空気感や親子の相性なんてバラバラ。精神疾患もそれぞれに心の違いがあって、お手本はありません。複雑で難しい精神疾患と親子の関係ですが私が個人的に「こうしてよかった」と思うことを書いていこうと思います。

会話する

これは親子関係だけでなく対人関係の基本として大切にしている

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