松井稜弥

コピーライター/ファシリテーター/週2で先生/ビール🍺とアーセナル⚽

松井稜弥

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マガジン

記事一覧

ほこりって、なんで溜まるんだろう。

ほこりって、なんで溜まるんだろう。 「よし、ばっちり掃除できたぞ〜」 と思っても1週間も経てば、ちゃんとほこりは帰ってくる。 まるでそこが定位置かのように、本当に…

松井稜弥
5か月前
7

草ぶねのようにまちを歩く

「君の膵臓を食べたい」に登場する主人公の男子高校生は何度も、 “僕は草ぶね” と心のなかでつぶやく。 天真爛漫なヒロインに振り回されてばっかりの自分を揶揄しての表…

松井稜弥
5か月前
3

壁打ち企画 「いい壁」 はじめました。

先月末くらいから、個人的な企画をはじめました。 企画名は「いい壁」。 僕が、壁打ち相手になるすごくシンプルな企画です、笑 1on1からアイディア出しまで。 仕事に関す…

松井稜弥
10か月前
2

コピーっぽいものを書きたくなる衝動

コピーを書いていると かっこいい表現や工夫したフレーズを使いたくなる。そうやって必死で考えて満足したコピーでも、提出したあとは急に陳腐なものに見えて、あとでバツ…

松井稜弥
1年前
4

個性とはを考えたら、すこし生きやすくなった。

本当に同じ景色を見ていることなんてあるのだろうか。 景色に限った話ではないけど。 たとえば、浜辺ですぐ隣にいる友人に、 「海が綺麗だね」 って言ったとして、 「うん…

松井稜弥
2年前
13

Vol.2 やさしい広告。

僕は、お酒が大好きです。 毎晩、晩酌は欠かさないほど。 そんな酒好きが紹介する今回の写コピは、このコロナ禍で生まれた広告コピーです。 飲食店は、 この二年ほど、多…

松井稜弥
2年前
8

vol.1 コピーとポエムの境界線にて。

コピーライターになって、気づいたことがあります。 それは、キャッチコピーを書くだけの仕事なんて、存在しないということです。 長いインタビュー記事を書くこともあれ…

松井稜弥
2年前
3

2021.12.29 今日、会社を去る人の雑記。

「社会人1年目の会社は、心のふるさとだと思う。」 こんなコピーをどこかで見た。 社会人1年目どころか、 学生時代からお世話になっている僕にとって、 この居場所は、ま…

松井稜弥
2年前
30

人が変わるとか変わらないとか、そういう類のはなし。

ふと思った。 人は変わらないと思う。 変わるんじゃなくて、新しい自分を付け足していくのだと。 変えたいと思っていた過去の自分は、 決して無くなったわけではなくて…

松井稜弥
2年前
4

荷物を抱えた女の子。

仕事で、大学時代を過ごした広島に帰ってきた。 ほんの少し冬の訪れを感じさせる夕暮れが、 僕にとって苦い思い出をよみがえらす。 2019年10月12日。 酒まつり。 酒都「…

松井稜弥
2年前
7

敬老の日をはじめて贈った話。

豊ばあから電話がきた。 電話で話すのなんて何年ぶりだろう。 理由はなんとなくわかっていた。 僕が今所属している会社で実施した敬老の日企画。 敬老の日に、あたたか…

松井稜弥
2年前
15

いつもより、1mmだけやさしくする。

バスでの通勤が少し苦手だ。 人がたくさんいるし、なんかどよーんとしていて、 別に嫌なことがあったわけでも無いのに、気持ちが勝手に塞ぎ込む。 雨の日は特にそうだ。 …

松井稜弥
3年前
9

宝探しをするように、紡ぐ

どんな志を持ってコピーライターになろうと思ったのか。 言葉を生業とする方々の話を聞くなかで、僕がとても興味のある部分の一つだ。 コピーライターになるというのは手…

松井稜弥
3年前
5

今週もがんばった

今週もよくがんばった。 3日間しかないから、全力ではしった。 今日飲むビールは最高にうまかった。 ビールってなんでこんなにおいしいのだろう。 コロナが落ち着いたら…

松井稜弥
3年前
4

アルバムの温度感

アルバムと聞いて何がうかぶ? LINE?それともアーティストの楽曲? 僕はもっぱら、現像された写真が入っている写真帳を思い出す。 アルバムの語源は、ラテン語で”石灰…

松井稜弥
3年前
7

3日坊主にならないための日記

3日坊主にならないためにどうしたらよいか。 答えは簡単だ。 4日続ければいい。 僕の好きなコピーライターさんがそう教えてくれた。 今の今まで、僕は力つきていた。 …

松井稜弥
3年前
4
ほこりって、なんで溜まるんだろう。

ほこりって、なんで溜まるんだろう。

ほこりって、なんで溜まるんだろう。

「よし、ばっちり掃除できたぞ〜」
と思っても1週間も経てば、ちゃんとほこりは帰ってくる。
まるでそこが定位置かのように、本当にちゃんと帰ってくる。
解せない。
とはいえ、あいつらの成長速度と正確さには、ちょっとだけ感心する。

そもそも、”ほこり”って一体なんなんだ。
例えば、ガスコンロ周りに燃えカスが残ったり、焦げがついたりするのは理解できる。
だって、食材

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草ぶねのようにまちを歩く

草ぶねのようにまちを歩く

「君の膵臓を食べたい」に登場する主人公の男子高校生は何度も、
“僕は草ぶね”
と心のなかでつぶやく。
天真爛漫なヒロインに振り回されてばっかりの自分を揶揄しての表現かもしれないが、僕には、それが楽しそうに思えた。
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去年の11月に、3泊4日で玉野市は宇野に行っていた。
宇野に行くということだけ決めて宿をとり、それ以外はノープラン。
行き当たりばったりの一人旅だった。

僕が頼りに

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壁打ち企画 「いい壁」 はじめました。

壁打ち企画 「いい壁」 はじめました。

先月末くらいから、個人的な企画をはじめました。

企画名は「いい壁」。

僕が、壁打ち相手になるすごくシンプルな企画です、笑
1on1からアイディア出しまで。
仕事に関することから人生相談まで。
話題や分野は問いません。

早速、先週、いつもお世話になっている先輩の壁打ちをしたのですが、
これがなかなか気づきが多くて面白かった。
これから、壁打ちをして感じたことや学んだことをちょこちょこnoteに

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コピーっぽいものを書きたくなる衝動

コピーを書いていると
かっこいい表現や工夫したフレーズを使いたくなる。そうやって必死で考えて満足したコピーでも、提出したあとは急に陳腐なものに見えて、あとでバツの悪い思いをすることもある。

そんな気持ちになるときは、きっとコピーではなく、コピーっぽいものを書いているぞというアラートなのだと思う。

コピーっぽいとはつまり、見た目だけを気にしたかっこつけな言葉ということだ。
届けたいよりも、言いた

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個性とはを考えたら、すこし生きやすくなった。

個性とはを考えたら、すこし生きやすくなった。

本当に同じ景色を見ていることなんてあるのだろうか。
景色に限った話ではないけど。

たとえば、浜辺ですぐ隣にいる友人に、
「海が綺麗だね」
って言ったとして、
「うん、そうだね」
と答えがかえってきたとして。
そしたら、
きっと相手も同じことを思っていたんだなあって。

でも海のどこを綺麗に感じたかなんてわかんないはずなのに。
海の色か、波の起こり方か、水平線か、はたまた砂浜と海の境界線なのか。

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Vol.2 やさしい広告。

Vol.2 やさしい広告。

僕は、お酒が大好きです。
毎晩、晩酌は欠かさないほど。

そんな酒好きが紹介する今回の写コピは、このコロナ禍で生まれた広告コピーです。

飲食店は、
この二年ほど、多くの人にとって、
やむを得ず遠くなっていた場所でした。

けれどそのぶん、
かつて当たり前だったあの場所が
いかに大切だったかが
改めてわかったように思うのです。

飲食店は、
ただ食事をしたり、
お酒を飲む場ではなかった。

そこは

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vol.1 コピーとポエムの境界線にて。

コピーライターになって、気づいたことがあります。
それは、キャッチコピーを書くだけの仕事なんて、存在しないということです。

長いインタビュー記事を書くこともあれば、
社名やコンセプトづくりに携わることもあります。
もちろん、企画書ひとつとっても、言葉の意図や文章の緻密さを求められる。

これが、コピーライターという肩書きか、と。

そんな心地よいプレッシャーを感じながら、僕は思いました。

「も

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2021.12.29 今日、会社を去る人の雑記。

「社会人1年目の会社は、心のふるさとだと思う。」

こんなコピーをどこかで見た。

社会人1年目どころか、
学生時代からお世話になっている僕にとって、
この居場所は、まさに学校であり、
ふるさとだったと思う。

ビジネスレザーファクトリー株式会社。

2021年12月29日。
ふるさとを卒業する。

大学の先輩から、
「国際協力をビジネスで行う会社があるよ」
と広島空港店オープンのアルバイトを紹介

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人が変わるとか変わらないとか、そういう類のはなし。

人が変わるとか変わらないとか、そういう類のはなし。

ふと思った。

人は変わらないと思う。

変わるんじゃなくて、新しい自分を付け足していくのだと。

変えたいと思っていた過去の自分は、
決して無くなったわけではなくて、
ちゃんと今の自分をつくってくれている一員なんだと。

変わるというと、
今までの自分が乗っていたレールとは、
もう1本別のレールに乗り換えて走っていくみたいで
なんかしっくりこなかったんだよな。

え、今までの自分は?って。

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荷物を抱えた女の子。

荷物を抱えた女の子。

仕事で、大学時代を過ごした広島に帰ってきた。

ほんの少し冬の訪れを感じさせる夕暮れが、
僕にとって苦い思い出をよみがえらす。

2019年10月12日。
酒まつり。

酒都「西条」の秋の風物詩。

ほろ酔いの帰り道、僕の前を歩くとても小さな姿があった。

大きなリュックを背負い、
パンパンのレジ袋をぶら下げた空のベビーカーを押す女の子。

たぶん、6歳くらいだった。

その女の子のだいぶ前には、

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敬老の日をはじめて贈った話。

敬老の日をはじめて贈った話。

豊ばあから電話がきた。
電話で話すのなんて何年ぶりだろう。

理由はなんとなくわかっていた。

僕が今所属している会社で実施した敬老の日企画。

敬老の日に、あたたかい瞬間がたくさん起こったらいいなと
願いを込めて実施したこの企画。
こんな動画もつくったりして。

企画を考えながら、
そういえば、僕も敬老の日にプレゼントを贈ったことなんて無かったなあと思い、

がらにもなく、じいばあに贈ってみた。

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いつもより、1mmだけやさしくする。

バスでの通勤が少し苦手だ。

人がたくさんいるし、なんかどよーんとしていて、
別に嫌なことがあったわけでも無いのに、気持ちが勝手に塞ぎ込む。

雨の日は特にそうだ。

少し暗い車内とじめじめが、陰鬱な気分に一層の拍車をかける。

雨が続いた8月3週目、
そんな事を考えながらバスに乗っていた少し沈んだ僕を、
明るいところへ引っ張りあげてくれる出来事があった。

「いってらっしゃい」

バスの運転手さ

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宝探しをするように、紡ぐ

宝探しをするように、紡ぐ

どんな志を持ってコピーライターになろうと思ったのか。

言葉を生業とする方々の話を聞くなかで、僕がとても興味のある部分の一つだ。

コピーライターになるというのは手段だ。

それぞれ、「こんなことを成し遂げたい!」というビジョンを掲げていて、
それを達成する方法としてコピーライターという職業を選んだということに過ぎないと思う。

アウトプットを見ているとそうした志や思想の根っこの部分が見え隠れする

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今週もがんばった

今週もよくがんばった。

3日間しかないから、全力ではしった。

今日飲むビールは最高にうまかった。
ビールってなんでこんなにおいしいのだろう。

コロナが落ち着いたら、また福岡のおいしいお店を飲み歩きたいなあ
などと思う。

今日から1週間くらいは雨が続くらしい。
出歩かないから関係ないか。

蝉、大丈夫かな。

雨の日は、恋人探しもできないよね、蝉。

太陽を見ないまま、去っていく蝉もいるのだ

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アルバムの温度感

アルバムの温度感

アルバムと聞いて何がうかぶ?

LINE?それともアーティストの楽曲?

僕はもっぱら、現像された写真が入っている写真帳を思い出す。

アルバムの語源は、ラテン語で”石灰”を意味するらしい。
そこから”白い掲示板”をさすようになり、
掲示板の意味から、”大切なものを貼る場所”と転じ、
今日の写真帳といった意味になったということらしい。

へえ。しらなんだ。

お盆を理由に実家に帰省している訳なんだ

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3日坊主にならないための日記

3日坊主にならないための日記

3日坊主にならないためにどうしたらよいか。

答えは簡単だ。

4日続ければいい。

僕の好きなコピーライターさんがそう教えてくれた。

今の今まで、僕は力つきていた。

まだ、仕事は終わっていない。

2つ残っているけれども、今夜の自分と明日の朝の自分を十分に信頼しているからきっと大丈夫だ。
それに頭の中では、完璧に完成図が見えているから後はカタチにするだけだ。

そんなこんなで、

意地でも僕

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