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Vol.2 やさしい広告。

僕は、お酒が大好きです。
毎晩、晩酌は欠かさないほど。

そんな酒好きが紹介する今回の写コピは、このコロナ禍で生まれた広告コピーです。


飲食店は、
この二年ほど、多くの人にとって、
やむを得ず遠くなっていた場所でした。

けれどそのぶん、
かつて当たり前だったあの場所が
いかに大切だったかが
改めてわかったように思うのです。

飲食店は、
ただ食事をしたり、
お酒を飲む場ではなかった。

そこは私たちにとって、
仲間をねぎらい、
大切な人を祝い、
時には弱音も言える場所でした。

いつもより素直になって、
言葉を超えたもので
つながることのできる場所でした。

サントリーはこれからも、
あの賑やかで、温度があって、
たくさんの人が笑っている
愛すべき風景を支え、
ともに生きていきたいと思います。

人生には、
飲食店がいる。
SUNTORY


コロナ禍で飲食店がかわいそうだ!とか
ただ飲食店を応援しよう!とかではなくて、
日本中の人の中に、少なくとも1つはある飲食店での思い出を呼び起こし、
共感を誘うやさしい語り口。

馴染みのお店があった人からすれば、
「ああ、あの大将元気かな」
なんて思う内容かもしれません。

嘘じゃない、とことん身近でリアルな内容だからこそ、
スッと心に入ってくるのだと思います。

企画にあたって見つめ直したであろう飲食店の価値。
そして、世の中の情勢に合わせたメッセージの温度感。
とても誠実で丁寧な企画であり、広告だと思いました。

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