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個性とはを考えたら、すこし生きやすくなった。

本当に同じ景色を見ていることなんてあるのだろうか。
景色に限った話ではないけど。

たとえば、浜辺ですぐ隣にいる友人に、
「海が綺麗だね」
って言ったとして、
「うん、そうだね」
と答えがかえってきたとして。
そしたら、
きっと相手も同じことを思っていたんだなあって。

でも海のどこを綺麗に感じたかなんてわかんないはずなのに。
海の色か、波の起こり方か、水平線か、はたまた砂浜と海の境界線なのか。

同じものを見ているようで、厳密には見ていないのかもしれない。
だからといって、
「ねえねえ、海のどこの部分を綺麗だと思ったの!?」
なんて聞き始めたら、相当面倒臭いやつになる、笑
まあいいけど、笑

今まさに見えているもの自体がその人で、
個性なのかもしれない。
そう思うと、個性って、
その人の世界そのもののことを言っているのかもな。

個性がないなんてことは、ありえないことで、
個性が伝わらないとか、個性が表現されていない
という方が、あっているのかもしれない。

経験も一緒で。
現象として全く同じ経験をしたとしても、感じ方は違うはずで。
だから、本当の意味で人の気持ちなんてわかりっこないと僕は思う。

でも僕たちは、みんな同じものを見て、同じことを感じて、同じように考えていると思ってしまう。
だから、
「誰も私の気持ちをわかってくれない」とか「なんで〇〇しなかったの!?」
みたいなことになる。
なんと傲慢で、怠慢なんだろう。

反省、反省。


ここでひとつ気がついたことがある。

「期待しない」とは、というはなし。

「他人に期待しないことが人生を気持ちよく過ごすコツ」
だと聞いた時に、
僕は、とても寂しいと思った。
冷めたような感じがしたからだ。

でも、本質を理解していなかったことに気づいた。

そうか!!

「期待しない」というのは、
自分の個性で相手を見ないということなんだな!

だいぶ安心した。
別に冷たい生き方をすすめていたわけではなかったんだ。

にしてもさ、
「他人に期待しないことが人生を気持ちよく過ごすコツ」
だなんてちょっと乱暴すぎやしないか、笑

でも、この言葉の方が多くの人に届くという判断のもとなんだろう。
戦略だ。

なるほど、言葉を額面通り受け取るのってけっこう危ういのかもしれない。

俺ってけっこう面倒臭いやつなのかもしれない。


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