記事一覧
よもやま話:【鬼滅の刃】と人を動かす力(変革力)についての考察
こんにちは。ヒトラボジェイピーの村上です。
今日のテーマは、2020年12月現在、絶賛ヒット中の「鬼滅の刃(吾峠呼世晴氏 著)」です。
鬼滅の刃のキャラクターに焦点を当てて、●●のリーダーシップが素晴らしいとか、●●のコミュニケーション力が参考になるとか、そんな話は全く書きませんので、そういうモノが読みたい方のご期待には沿えないかもしれません。
この空前絶後の鬼滅の刃のヒットに際して、きっと
哲学の話:ハイパフォーマーが持つ「真・仮説思考」
弊社のスタッフは長年のコンサルタント業務を通じて、多くの優秀な社員、つまり「ハイパフォーマー」を見てきた。ハイパフォーマーになれる人はどういう人だろうか。
それには多くの側面があるので、簡単には語り切れないが、その中でも、ハイパフォーマーと呼ばれる人が持つ共通の特長がある。本稿ではそのうちの一つを紹介したい。
それは「真・仮説思考」のできる人だ。仮説思考については一般的なロジカルシンキングの本
育ちのヒント:オンラインワークでプレゼン力が上がる話
こんにちは。ヒトラボジェイピーの村上です。
どこもかしこもオンラインワークで、ZoomやTeamsでのプレゼンも珍しいものではなくなってきました。
私は仕事柄、経営者の方へのプレゼンテーションやマネージャーの方への研修、ワークショップのファシリテーションなど、いわゆるプレゼンテーション・コミュニケーションの機会が多い方です。
今でも忘れられないのは、20年ほど前に受けたリーダーシップ研修でし
心理学の話:ハイパフォーマーになるための秘訣
いまよりももっと仕事ができるようになるためには、どうしたらいいだろうか。
これは人事でも、もっとも重要でもっとも難しい課題のひとつだが、誰もが興味を持つ課題でもある。メディアでも毎日のように「デキる人が実践する5つのルーティン」や「予約の入れ方でわかる一流と三流」などといった見出しを流しているし、仕事術の本も山のように出版されている。
これだけたくさんあると、いったいどの方法が本当に仕事力を伸
社会学と経済学の話:人事評価における差別がなくならない理由
以前の稿で、人事評価における差別(正確には統計的差別)がなくならない心理学的な理由を書いた。そして、その差別は心がけを変えようとしても避けられるものでないことも述べた。
ところが人事評価における差別の問題はもっともっと根深い。この差別にほとんどの人が気づいていながら、抜け出せないメカニズムが存在する。
この記事では、差別を放っておくと取り返しのつかないことになってしまうそのメカニズムを、社会学
開発の現場から: 担当者の手抜き事件が開発ヒントになった話
こんにちは。ヒトラボジェイピーの村上です。Note初投稿になります。
よろしくお願いします。
弊社では、私は主にソリューションの開発・実装を手掛けています。
いわゆるプログラミングやAIの実装ですね。
じゃあSEやプログラマーかと言われると微妙なところでして、人事・人材マネジメントに関するコンサルティングやリーダーシップ・マネジメント研修など、タレントマネジメントや採用コンサルティング、人材ア
心理学の話:人事評価における差別がなくならない理由
差別の問題は、長く議論されてきた根の深い問題であることは皆さんご存じだろう。
ある程度教育を受けた人ならば、「差別はいけない」という言葉には誰でも賛同する態度を見せる一方、現実の差別は一向になくならない。
そしてこれは人事評価にも常についてまわる問題だ。学歴や性別による差別は、「正確かつ公正な人事アセスメント」の障害となる。だが、なかなかそこから脱することはできない。
それはなぜだろうか。