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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児…
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#対話

言語化のプロになろう!

言語化のプロになろう!

こんにちは。Saka.先生です。

3月25日にnoteを始めたので、もうすぐ(私の)note1ヵ月記念日となります。
当日には、これまで記事を読んでくださった方・スキをしてくれた方・フォローをしてくれた方・記事を紹介してくださった方への感謝を綴るとともに、これからの決意も表明していきたいと思います。
いつも皆様には感謝しております。ありがとうございます。

感謝を言葉にするのは大切なことです。

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大相撲の立ち合いとビジネス対話の共通性

大相撲の立ち合いとビジネス対話の共通性

 本日、大相撲に大きな記録が生まれた。新入幕で11連勝を飾った尊富士という力士である。「巨人、大鵬、卵焼き」という、昔の流行語にも登場した大鵬の大記録に並ぶ、64年ぶりの快挙である。

 ふと思ったことだが、大相撲の勝敗は立ち合いでほぼ決まると言っても良いが、各力士の立ち合いを見ていると、素人目で見ていても、威風堂々と「受けて立つ」という重厚さに魅力を感じるのである。

 立ち合いから張り手で相手

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会話の欠如が招く孤独への道

会話の欠如が招く孤独への道

 最近、色々と考えさせられることが多い中で、どうしても「目の前の壁を突破できない人」が周囲に何人かいる。

 実際に肉声で話しても、リアクションが悪かったり、次の期待する言葉が出なかったり、また、メッセージに至っては義務的に1、2行の返事が届くくらいで、自発的な提案や相談など全くない人がいる。

 何故、日を追うごとにその人たちのボルテージが上がらないのかを考えてみると、日頃から胸がすきっとするよ

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日本人は「心」と「事実」を分けられない

日本人は「心」と「事実」を分けられない

コミュニケーションが難しい人って
居るものだよなぁ…と
常々思っています。らるです。

今日は、「心」と「事実」の話。

本当は合理的だとわかっているけど
心としては受け入れられないことって
ありませんでしょうか?

例えば…

友人づきあいをしていて
一緒に居ても自分に損なことしから
関係を切るのが合理的…
…と、わかっていても
友人だから、関係を切れない 

みたいなことです。

ここまでハー

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#219 面談のあり方も変化する

#219 面談のあり方も変化する

 従業員との対話が大切だと言い続けていますが、対話をするための1対1の面談のあり方や頻度もかなり変わってきました。今回はその変化についてお話しします。

 2012年までのパプアニューギニア海産は普通の会社と同じようにシフトを組んでいたし、嫌いな仕事もやらせていたし、なんなら監視カメラまでつけたガチガチの管理体制でした。

脱!部下に嫌われる話し方《効率アップ×部下に好かれる話し方の基本》

脱!部下に嫌われる話し方《効率アップ×部下に好かれる話し方の基本》

「会議で自分が話したあとの(部下の)リアクションがイマイチに感じる…」

「リーダーになったばかりで、チームメンバーに言いたいことがうまく伝えられていない気がする…」

一人でも部下のいる人なら、一度は感じたことがある悩みですよね。

ちなみに、部下に嫌われる上司の代表といえば「話の長い上司」

上司に限らず、営業・事務と職種に限らず、話が長すぎる人が好かれることは滅多にないですよね。

話が長い

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本当は、誰かと一緒に、話をしたい

本当は、誰かと一緒に、話をしたい

誰かと、なにか話をしたい。今日も一日、誰とも話さなかった。単身の人が増えて、誰かと人と話をする日常が減って、スマホが増えて誰かと対面で話をすることが減って、テレワークが増えて、オンラインミーティングでパソコン越しに話をしても対面で会社の人と会話することが減って、外に出ることが減って、誰かと話をすることが、格段と減った。今日も1日、誰とも話をしなかった

誰かと、なにかを、話をしたかった

1.散髪

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あなたのコトバはあの人のコトバと同じじゃない

あなたのコトバはあの人のコトバと同じじゃない

学びなおす JDギャル、ゆうです。
このフレーズは、哲う兎こと、りなるちゃんからいただきました。
そのりなるちゃんが、寝ても醒めても深淵な思索の旅路にいる。

このバトンを受けようとした世界さんは、脳がキャパオーバー起こして発火しちゃったらしいので、あたしが最近学んだことを書くわね。

前回の記事で見出し画像にのっけたオッサンのことだけど。

ソシュールは、20世紀の構造主義や記号論に影響を与え

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部下を巻き込むために上司が知るべき絶対法則!

部下を巻き込むために上司が知るべき絶対法則!

こんにちは!対話の専門家 田口淳之介です。

リーダーシップ・プログラムでは日々、部下との対話や関わりについて、経営者・幹部の方々とディスカッションしています。

そんな中でよくテーマにあがるのが「部下の巻き込み方」です。

部下をもつ方なら一度は「どう部下を巻き込んでいけばいいのか?」悩んだことがあると思います。また「若手リーダーに、もっと部下を巻き込んで欲しい」と感じている方もいらっしゃること

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対話と効率

対話と効率

すでにビールを飲んで、歯を磨いて、眠る準備を万端に整えて、いち度はベッドに入ったのだけれど、言葉が頭のなかでクルクルと回りだしてどうしても眠れなくなってしまったので、日記でも書こうと思った。

日記はいつもnoteに書いているのだけど、今日は気分を変えてツイッターで、日記を書いてみるといろいろと気づきがある。

ツイッターで、その日あったことをツイートするときには、言葉に対象が生まれやすくなる。つ

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コミュニケーション力は培うことができるのか

コミュニケーション力は培うことができるのか

今までに多くの人と対話を重ねてきた。

人それぞれ、コミュニケーションのスタイルは異なる。会った瞬間、空気がぱっと華やぎ、楽しく話せる人。相手が自然体でいられるように、見えない心遣いの厚い人。当然、人と話すことがあまり得意でない人もいる。そこに良い悪いはない。わたしは、その人の“そのまま”を受け取るだけだ。

コミュニケーションの上手な人は、大きく先天性と後天性の二つのタイプがいる。割合としては後

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想像力に敬意を払え

想像力に敬意を払え

すべて説明したくなる浅ましさ。

話し過ぎることは、書き過ぎることと似ている。ことばに尽くすことが最善ではない。それは、相手の想像力を侮辱していることでもある。聴き手(読み手)を信じていない。

難しい点は、「受け手を盲信しても良いのか」という問い。この辺りが繊細で、それは“自己愛”に似ている。対話の観点から言えば、自分のことしか考えていない状態。そう、相手のことを考えているようで、関心の矢印は内

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コミュニケーション能力が高いひとの特徴

コミュニケーション能力が高いひとの特徴

20年くらい前、求人誌の募集要項をクライアントからヒアリングして、ライティングするお仕事をしていました。

その時に、よく使っていた(今もよく見かけますが)のが、「コミュニケーション能力が高いひと募集!」です。

当時は、ストレートに書いてしまうと、求人誌の掲載規定にひっかかってしまうので、試行錯誤して表現を工夫して伝えていましたが、今は普通に使えるんですかね?

この、「コミュニケーション能力が

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対話について

対話について

対話とは、「一対一の関係性を築く行為」です。

“わたし”と“あなた”の物語を紡ぐこと。
それは、人に限りません。
たとえば、テーブルの上に置かれた器。

わたしがその器をどのように扱うかで、“わたし”と“器”の関係性が見えてきます。大切なことは、関係性の築き方。ぞんざいに扱うのか、丁寧に扱うのかで、互いが共に編み上げる物語は変わってきます。

“あなた”を尊重して、受け入れること。否定も肯定もし

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