見出し画像

日本人は「心」と「事実」を分けられない

コミュニケーションが難しい人って
居るものだよなぁ…と
常々思っています。らるです。

今日は、「心」と「事実」の話。

本当は合理的だとわかっているけど
心としては受け入れられないことって
ありませんでしょうか?

例えば…

友人づきあいをしていて
一緒に居ても自分に損なことしから
関係を切るのが合理的…
…と、わかっていても
友人だから、関係を切れない
 

みたいなことです。

ここまでハードな話でなくても

相手の話していることに対して
合理的だけど
 自分の気持ちとしては受け入れたくない
あるいは逆に
気持ちとしてはわからなくもないけど
 合理的じゃないな
ということくらいはあるでしょう。

そういうときに、普段は
どう返しているでしょうか?

気持ちを優先して
「そんなの受け入れられないわ!」
とか、逆に
「そんなの全然合理的じゃないよ!」
とか

心、または、事実≒合理性の
どちらかに偏った回答を
してしまってはいないでしょうか?


心は受け止めて、事実は冷静に告げる

日本人は、この
「心」と「事実」を揃えたがる癖が
あるそうです。

ですが、これでは
気持ち または 合理性 の
どちらかが犠牲になってしまいます。

そこで必要になるのが
心を受け止めて、事実を冷静に告げる対話です。

 対話は、「心」と「事実」の二重通信線だ。日本人の多くが「心」と「事実」を揃えようとする癖があるが、国際社会では、二重通信線は当たり前。 

黒川 伊保子. 女女問題のトリセツ イラつく女への7つの対処法 (SB新書) (p.102). SBクリエイティブ株式会社. Kindle 版.

国際社会では当たり前に
行われている対話法なんですね。

たとえば、英語のビジネストークはこんな感じ。
「それは合理的ね。けど、私には、クールすぎるように感じる」
「斬新なアイデアだね。でも、僕には実現可能性が低いように思える」
「あなたのファイトは買うわ。でも、私は心配なの」
「きみの気持ちはよくわかる。けど、僕には別の見方があるんだ。聞いてくれる?」

 この話法のコツは、相手の気持ちは「いいね」か「わかる」で受けて、反論は主語をつけて言うこと。心は必ず受け止めて、ことの是非は、きちんと論じる。多種多様な民族が混在する欧米社会では、こんな成熟した対話スタイルが使われている。

黒川 伊保子. 女女問題のトリセツ イラつく女への7つの対処法 (SB新書) (p.102). SBクリエイティブ株式会社. Kindle 版.

相手の気持ちは
いいね、わかる で受けて
事実を告げるときには
「私は~」と主語をハッキリさせる

これが、心も事実も犠牲にしない対話法なんですね。


心 と 事実
どちらかに偏った回答をしがちな人
今回のポイントである

まず「いいね」「わかる」で受け止める

そのあとに

「私は~と思う」で事実を告げる

という方法を試してみると
よりコミュニケーションが円滑
いくようになるかもしれませんよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?