嶋津

ダイアログ・デザイナー / Dialogue designer / 仕事は文章・インタ…

嶋津

ダイアログ・デザイナー / Dialogue designer / 仕事は文章・インタビュー・場づくり。コンセプトは『対話で、暮らしを、芸術に。』。エレガントな“あいづち”を探究し、軽やかに対話をデザインします。

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「エチュード」とは、音楽では練習曲、絵画では下絵という意味。「話すこと、聴くこと、書くこと、読むこと」を通して、人生を豊かにする習作を。対話的なアプローチで表現やコミュニケーションについて考えます。オンラインミーティングでの交流でも、互いに学び合い、理解と親交を深めています。対話のある生活を。

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    「繭が風を手に入れ、シルクとなった」 文章のこと、仕事のこと、考えるということ。

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    毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間である。ほろ苦いコーヒーには、甘い哲学。

  • 『ロバート・ツルッパゲとの対話』

    • 104本

    写真家ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』の感想を編んだマガジンです。 『ロバートとベートーヴェンとの対話』を運営するサークルがピックアップしております。担当は曽根瑞穂です。

  • Night Songs コンテスト*Muse*

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    Night Songs コンテスト*Muse*の応募作品です。 Instagram→ https://instagram.com/naight_songs_muse?igshid=168sioai0b9t8

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18歳差の恋愛において、大切なこと

ぼくの妻は18歳年上です。 出会った時から大切な人で、それは14年経った今も変わりません。むしろ、日を重ねるごとにその想いは強くなっていきます。彼女と出会って、ぼくは大きく変わりました。彼女が好きだった美術や陶磁器、花が大好きになりました。生きる姿勢、人への思いやり、想像力と共感力、誠実であるということ。 彼女の存在抜きに今のぼくは説明できません。彼女のことを誰よりも尊敬し、誰よりも愛おしく想っています。つよさも、よわさも、すべて含めて。 先日、「いい夫婦の日」に二人の

    • カメラは、撮る人を写しているんだ。

      写真家のワタナベアニさんの『カメラは、撮る人を写しているんだ。』を読みました。シルキーな文体が心地良く、とろこどころスパイシーな笑いが散りばめられていて、滋味と滋養と含蓄の詰まった一冊です。 あの本を読んで、自分が今までに撮ってきた大切なものたちの写真を見直してみました。一枚一枚眺めていると、今までにそこには“わたし”は写っていないと思っていたのに、そのすべてに“わたし”がいました。 義母が亡くなり、数年前にひとりで暮らすお義父さんの近くに越してきました。たまに妻と義父と

      • 生きがい

        さまざまな命の在り方を見てきて、あらためて“生きがい”の大切さに気付かされました。 数年前の流行病、断続的に起こる地震、繰り返される紛争、著名人の訃報、身近な人の逝去、自ら命を絶つ者、老後2000万円問題、介護現場の現状……あたりまえのように生活をする中で「生きるとは何か」を見つめ直す機会が度々あります。 しあわせとは何でしょうか。大事にしたいことは何でしょうか。限りある命をどのように使うのか。どのような時間を過ごしたいのか。死ぬとは何か。そして、生きるとは何でしょうか。

        • 恋愛は、マナーはあるけどルールがない

          「恋愛は、マナーはあるけどルールがない」とか言うでしょう。 あれは恋愛に限ったことではなく、“競技”と呼ばれるもの以外では仕事や人間関係すべてに言えますよね。一応“ルール”っぽいものはあるけど、結局、そのルールかから粋にはみ出せたり、新しいルールを提案したりできた人が評価される。わたしたちは小さい頃から“ルール”しか学んできませんでした。だから「ルールは守るもの」という認識が刷り込まれています。“ルール”からはみ出すことを学んでないから、その発想さえ浮かばない。でも、社会は

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        • 対話によって、融合するわたし、進化するわたし

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          生きがい

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          さまざまな命の在り方を見てきて、あらためて“生きがい”の大切さに気付かされました。 数年前の流行病、断続的に起こる地震、繰り返される紛争、著名人の訃報、身近な人の逝去、自ら命を絶つ者、老後2000万円問題、介護現場の現状……あたりまえのように生活をする中で「生きるとは何か」を見つめ直す機会が度々あります。 しあわせとは何でしょうか。大事にしたいことは何でしょうか。限りある命をどのように使うのか。どのような時間を過ごしたいのか。死ぬとは何か。そして、生きるとは何でしょうか。

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          対話のある生活を*【オンラインCafeBarDonna vol.107、108】

          「教養のエチュード」に参加すると最後まで読めます

          メンバーのみなさま、お久しぶりです。 三月のオンラインCafeBarDonnaの予定です。 * みなさま、お元気でしょうか? わたくしはというと、インタビューに専門学校をリリースの準備と大阪、金沢、東京とあちこち巡りバタついていてなかなか店の看板をあげることができませんでした。 久々にCafeBarDonnaオープンです。 「オリジナリティは無駄から生まれる」という思想で日々を過ごしています。何でもない中から、何かを発見できるといいな。発見できなくとも、それはそれで

          対話のある生活を*【オンラインCafeBarDonna vol.107、108】

          大変な人

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          今年に入ってから、XのSpacesでほぼ毎日「対話パーティ」をひらいています。 過去のパーティをアーカイブとして残るようにしたことで、後で聴いた人から感想が届くこともあります。うれしいですね。 * 深掘りするインタビューは仕事やYouTubeの『ダイアログ・ジャーニー』でやっていますので、「対話パーティ」ではカジュアルな雑談を心がけています。 基本的には、「話したことのない人をお迎えしたい」という想いではあったのですが、どうしても何度か話したことのある人やお馴染みさん

          大変な人

          余地はまだある

          「教養のエチュード」に参加すると最後まで読めます

          コミュニケーションは二人の間で生まれるものです。 自分の考えや想いが相手に伝わらない、届かないことはよくあります。それを相手の責任に押し付けることは簡単ですが、それではいつまで経っても“伝える力”は育ちません。「わかってもらえない」と憤る前に、どれだけ「わかってもらおう」と工夫したのだろうかと自分に問うてみる。「まだまだできることはあったはずだ」と省みることができたならば、成長できる余地は残っています。 伝えるために何ができるのか。 相手に求めるだけでなく、自分にできる

          余地はまだある

          世界と呼応する

          「教養のエチュード」に参加すると最後まで読めます

          他人のやさしさに触れると自分の中のやさしさが呼応する。 知性に触れると「知」に対する好奇心が反応する。魅力的なものに触れると、内側が良い方向へ拡張しようとする。そういうこと。

          世界と呼応する

          正義について考える

          「教養のエチュード」に参加すると最後まで読めます

          争いごとは正義と正義の衝突によって起こります。 お互いが自分の思想や行動が「正しい」と信じ込んでいるから譲ることができません。自分の主張ばかりが前のめりとなり、聴く耳を持たなくなる。争いは、対話の放棄によって起こります。 負い目を感じているなら、どこかで妥協できるかもしれません。ただ、「正しい」と盲信すると、どこまでもエスカレートしていきます。 「わかり合える」という幻想は、少なくとも「違いを共有し合える」という土台の上にしか成立しません。一方の正義でねじ伏せようとした

          正義について考える

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          対話のある生活を*【オンラインCafeBarDonna vol.107、108】

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          大変な人

          今年に入ってから、XのSpacesでほぼ毎日「対話パーティ」をひらいています。 過去のパーティをアーカイブとして残るようにしたことで、後で聴いた人から感想が届くこともあります。うれしいですね。 * 深掘りするインタビューは仕事やYouTubeの『ダイアログ・ジャーニー』でやっていますので、「対話パーティ」ではカジュアルな雑談を心がけています。 基本的には、「話したことのない人をお迎えしたい」という想いではあったのですが、どうしても何度か話したことのある人やお馴染みさん

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          コミュニケーションは二人の間で生まれるものです。 自分の考えや想いが相手に伝わらない、届かないことはよくあります。それを相手の責任に押し付けることは簡単ですが、それではいつまで経っても“伝える力”は育ちません。「わかってもらえない」と憤る前に、どれだけ「わかってもらおう」と工夫したのだろうかと自分に問うてみる。「まだまだできることはあったはずだ」と省みることができたならば、成長できる余地は残っています。 伝えるために何ができるのか。 相手に求めるだけでなく、自分にできる

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          自信はなくとも、勇気は出せる

          手に持ったゴミを捨てたい時のことを思い浮かべてください。 目の前には川が流れています。清掃されたきれいな川よりも、ゴミであふれた汚い川のほうが、人は「ここに捨ててもいいか」と思いやすい。それは、ことばも同じです。汚いことばがたくさん投げられているのを見かけるとと、人は「ここだったら投げ捨てても構わない」と思ってしまいます。そうならないためにも、一歩目として自分が自分を貶めるようなことばを使わないことが大事です。 “自分”をゴミ溜めにしないこと。埃や塵が出る度にきちんと掃除

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          世界と呼応する

          他人のやさしさに触れると自分の中のやさしさが呼応する。 知性に触れると「知」に対する好奇心が反応する。魅力的なものに触れると、内側が良い方向へ拡張しようとする。そういうこと。

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          受取り方の違いへのスタンス

          詐欺広告や迷惑メール。 目にした時に「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、実際に騙される人もいるのですから、人によって物事の受け取り方は全く違うことがよくわかります。一見フラットに見えるので錯覚しますが、SNSで議論が難しいのは見ている世界が違う人たちが混在していて、それぞれが主張し合うからなのだと思います。 * 以前、「コーヒーがほんとに好きな人しか来なくなるコピーを書いてくれ」と依頼されたことがあります。求道的にコーヒーを表現しているオーナーさんで、自分の感

          受取り方の違いへのスタンス

          敬意の裏地には、謙虚がある

          豊かなコミュニケーションは、ただ“声をかける”だけのものではありません。 「対等な関係性」について考えた時、理想的な在り方に想いを巡らせます。相手から何かを受け取るだけでなく、こちらが何を貢献できるか。そして、その先に何が生まれるのか。豊かなコミュニケーションに役立つ方法は、道具や知識の扱い方を磨くこと。それを仕事や趣味と呼ぶのかもしれません。その人が磨いてきた技術、積み重ねてきた経験が信用や信頼となります。 自分が「この人と話してみたい」と思った理由について、いちいち考

          敬意の裏地には、謙虚がある

          正義について考える

          争いごとは正義と正義の衝突によって起こります。 お互いが自分の思想や行動が「正しい」と信じ込んでいるから譲ることができません。自分の主張ばかりが前のめりとなり、聴く耳を持たなくなる。争いは、対話の放棄によって起こります。 負い目を感じているなら、どこかで妥協できるかもしれません。ただ、「正しい」と盲信すると、どこまでもエスカレートしていきます。 「わかり合える」という幻想は、少なくとも「違いを共有し合える」という土台の上にしか成立しません。一方の正義でねじ伏せようとした

          正義について考える

          アルゴリズムとサイコパス

          AIのアルゴリズムは、サイコパスの発想に近い気がする。 同時に、サイコパスはアルゴリズムに似た動きをする。両者の共通点は、どこまでも効率的で、合理的な判断ができてしまうところ。正義ではなく、成果主義。いや、成果こそが正義なのだと思います。 そこで浮かび上がるのは「人間味とは何だろう?」という問いです。 今回は、少し偏った考えを書いてみます。注意してお読みください。

          アルゴリズムとサイコパス

          定義付けしない強さを

          常識とは、思考の怠惰である。 “あたりまえ”をあたりまえに受け取っていると、人は物事を考えなくなります。それは「便利」とも言えますが、光の当て方を変えれば「怠慢」とも言えるでしょう。考えないと判断の回数が減ってラクですから。 考えるために必要なのは、問いを立てること。 “あたりまえ”に「なぜ?」を立てる力。 それは、答えを一つに決めないこととも言い換えることができます。

          定義付けしない強さを

          リスペクトとは愛である

          対話とは、一対一の関係性を築く行為である。 わたしは、対話をこのように定義付けしてきました。つまり、“わたし”と“あなた”の関係性を構築するための方法です。対話的な姿勢があれば、コミュニケーションはなめらかになります。 今回は、豊かな関係性を築ける人の特徴について書いてみようと思います。

          リスペクトとは愛である

          愛する力を信じる人へ

          昨晩、妻から「あなたが夫でよかった」と言われた。また、あらたまってどうしたのだろう。その安堵した表情から、悲しい告白ではないようだ。 二年ほど前、妻はわたしに「大事な話があるので聴いてほしい」と言った。普段からよく会話をする夫婦なので、あらためてそう言われるのは珍しいことだった。わたしが姿勢を正すと、妻は続けた。 「これからあなたにたくさん迷惑をかけると思う。きっと傷つけることばも口にしてしまう。でも、それは本当の気持ちじゃないからわかってほしい。自分ではどうにもならない

          愛する力を信じる人へ