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哲学ドルチェ

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毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間であ…
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記事一覧

「楽しむ」は技術

「楽しむ」は技術。 何ごとも楽しんで取り組むことができれば、苦労は軽くなります。努力が努…

坂口恭平さんのキョーラジ

坂口恭平さんのキョーラジがおもしろい。 「キョーラジ」というのは、Xのスペースで開く恭平…

「聡明さ」とは【#言語化れんしゅう】

聡明な人について考えてみました。 これは、わたしの考える「聡明さ」の印象。他の人はどうい…

ジュリア、18才

ジュリア、18才。 安らかに眠りました。 最後までいっしょうけんめい生きてくれました。 ジ…

さんぽ部

さんぽ部を立ち上げました。 「さんぽ部」とは、さんぽしながらスペースで対話(おしゃべり)…

幸福の音楽

孫が生まれてひと月が経ちました。 会う度に一回りずつ大きくなってゆくふっくらした命は、確…

カメラは、撮る人を写しているんだ。

写真家のワタナベアニさんの『カメラは、撮る人を写しているんだ。』を読みました。シルキーな文体が心地良く、とろこどころスパイシーな笑いが散りばめられていて、滋味と滋養と含蓄の詰まった一冊です。 あの本を読んで、自分が今までに撮ってきた大切なものたちの写真を見直してみました。一枚一枚眺めていると、今までにそこには“わたし”は写っていないと思っていたのに、そのすべてに“わたし”がいました。 義母が亡くなり、数年前にひとりで暮らすお義父さんの近くに越してきました。たまに妻と義父と

恋愛は、マナーはあるけどルールがない

「恋愛は、マナーはあるけどルールがない」とか言うでしょう。 あれは恋愛に限ったことではな…

自信はなくとも、勇気は出せる

手に持ったゴミを捨てたい時のことを思い浮かべてください。 目の前には川が流れています。清…

受取り方の違いへのスタンス

詐欺広告や迷惑メール。 目にした時に「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、実際に…

敬意の裏地には、謙虚がある

豊かなコミュニケーションは、ただ“声をかける”だけのものではありません。 「対等な関係性…

愛する力を信じる人へ

昨晩、妻から「あなたが夫でよかった」と言われた。また、あらたまってどうしたのだろう。その…

ゆるす

新年、お祝い申し上げます。 昨年は『ダイアログ・ジャーニー』でいろんな人と出会い、対話の…

嫌われ者への賛歌

大人を何年か経験すると、どんなことをすれば人に嫌われるか大体わかってくる。 だから、ぼくたちはできるだけ人を不快にさせないように、本音をオブラートに包んだり、建前でやり過ごしたり、いろいろと工夫を凝らす。肚にある感情や思考を、緩衝材でくるんで、包装紙できれいにつつみ、リボンまでつけて相手に届ける。それが、社会でうまくやるために大事なことだから。 そういうことを学びながら、だんだん人は丸みを帯びていく。にもかかわらず、嫌われる人がいる。わかっているのに、我関せずと嫌われる。