嶋津
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カメラは、撮る人を写しているんだ。
写真家のワタナベアニさんの『カメラは、撮る人を写しているんだ。』を読みました。シルキーな文体が心地良く、とろこどころスパイシーな笑いが散りばめられていて、滋味と滋養と含蓄の詰まった一冊です。
あの本を読んで、自分が今までに撮ってきた大切なものたちの写真を見直してみました。一枚一枚眺めていると、今までにそこには“わたし”は写っていないと思っていたのに、そのすべてに“わたし”がいました。
義母が亡
恋愛は、マナーはあるけどルールがない
「恋愛は、マナーはあるけどルールがない」とか言うでしょう。
あれは恋愛に限ったことではなく、“競技”と呼ばれるもの以外では仕事や人間関係すべてに言えますよね。一応“ルール”っぽいものはあるけど、結局、そのルールかから粋にはみ出せたり、新しいルールを提案したりできた人が評価される。わたしたちは小さい頃から“ルール”しか学んできませんでした。だから「ルールは守るもの」という認識が刷り込まれています。
対話のある生活を*【オンラインCafeBarDonna vol.107、108】
メンバーのみなさま、お久しぶりです。
三月のオンラインCafeBarDonnaの予定です。
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みなさま、お元気でしょうか?
わたくしはというと、インタビューに専門学校をリリースの準備と大阪、金沢、東京とあちこち巡りバタついていてなかなか店の看板をあげることができませんでした。
久々にCafeBarDonnaオープンです。
「オリジナリティは無駄から生まれる」という思想で日々を過ごしてい
自信はなくとも、勇気は出せる
手に持ったゴミを捨てたい時のことを思い浮かべてください。
目の前には川が流れています。清掃されたきれいな川よりも、ゴミであふれた汚い川のほうが、人は「ここに捨ててもいいか」と思いやすい。それは、ことばも同じです。汚いことばがたくさん投げられているのを見かけるとと、人は「ここだったら投げ捨てても構わない」と思ってしまいます。そうならないためにも、一歩目として自分が自分を貶めるようなことばを使わない
受取り方の違いへのスタンス
詐欺広告や迷惑メール。
目にした時に「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、実際に騙される人もいるのですから、人によって物事の受け取り方は全く違うことがよくわかります。一見フラットに見えるので錯覚しますが、SNSで議論が難しいのは見ている世界が違う人たちが混在していて、それぞれが主張し合うからなのだと思います。
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以前、「コーヒーがほんとに好きな人しか来なくなるコピーを書いてくれ」と
敬意の裏地には、謙虚がある
豊かなコミュニケーションは、ただ“声をかける”だけのものではありません。
「対等な関係性」について考えた時、理想的な在り方に想いを巡らせます。相手から何かを受け取るだけでなく、こちらが何を貢献できるか。そして、その先に何が生まれるのか。豊かなコミュニケーションに役立つ方法は、道具や知識の扱い方を磨くこと。それを仕事や趣味と呼ぶのかもしれません。その人が磨いてきた技術、積み重ねてきた経験が信用や信