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コミュニケーション力は培うことができるのか

今までに多くの人と対話を重ねてきた。

人それぞれ、コミュニケーションのスタイルは異なる。会った瞬間、空気がぱっと華やぎ、楽しく話せる人。相手が自然体でいられるように、見えない心遣いの厚い人。当然、人と話すことがあまり得意でない人もいる。そこに良い悪いはない。わたしは、その人の“そのまま”を受け取るだけだ。

コミュニケーションの上手な人は、大きく先天性と後天性の二つのタイプがいる。割合としては後天性の方が多い印象がある。その多くは“学習”というよりも、“環境”によって獲得した傾向がある。ここから導かれる希望は、この技術は後天的に獲得ができること。効果的な方法は、コミュニケーションが求められる環境に身を置くこと。「習う」よりも、全身で体験する。

もう一つ言えることは、コミュニケーションがあまり上手ではない人でも魅力的な人はたくさんいる。何か一つでも“技”(特技)があれば、それがコミュニケーションとして機能する。人と話すことが苦手な人でも、“技”によって豊かなコミュニケーションを生んでゆく。

社会と接続するためには、コミュニケーションの技術を磨くのか、コミュニケーションに繋がる技術を磨くのか。そこに優劣はない。当然、「接続しない」という選択肢もある。ただ、複数の選択肢を提示することには価値があると、わたしはそう思っている。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。