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対話について

対話とは、「一対一の関係性を築く行為」です。

“わたし”と“あなた”の物語を紡ぐこと。
それは、人に限りません。
たとえば、テーブルの上に置かれた器。

わたしがその器をどのように扱うかで、“わたし”と“器”の関係性が見えてきます。大切なことは、関係性の築き方。ぞんざいに扱うのか、丁寧に扱うのかで、互いが共に編み上げる物語は変わってきます。

“あなた”を尊重して、受け入れること。否定も肯定もしなくていい。ありのままを受け入れる。忘れてはいけないことは、“わたし”のことも尊重すること。

対話は、“わたし”の世界を広げてくれます。
拡張のベクトルは、外側と内側の両方へ向かって進みます。
“あなた”の声を聴くことは、同時に“わたし”の声を聴くことで。
“あなた”へ向けた問いは、同時に“わたし”に向かって返ってきます。

問いを重ねるほどに、“あなた”の価値観を知り、同時に“わたし”の価値観が明確になってゆく。“わたし”という存在を触媒にして、相手を引き出しながらも、同時に“あなた”という存在を触媒にして、自分を引き出してもらっている。異なる価値観を受け入れることは、“わたし”を薄める行為ではなく、より濃度の高い“わたし”をつくる行為となる。

対話という方法は、世界を知ると同時に、自分への理解を深めること。
築き上げる関係性、紡がれる物語、そこから見える景色。

日々、わたしが考えていること。


「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。