マガジンのカバー画像

ドタバタ介護体験

32
10年続いた認知症の舅の介護、姑は怪我のあと鬱になり、その後終末期の緩和ケアをしていました。介護って想像より大変だと知りました。(ToT)
運営しているクリエイター

#いま私にできること

介護と看取りのリアル体験談を話します!知識を得て安心のお手伝い

介護と看取りのリアル体験談を話します!知識を得て安心のお手伝い


親の介護に不安はないですか?
高齢のなった親が心配
介護のことを考えると不安

そんな人に朗報です♡!
気になる方、是非読んでください。

★「親が自力で生活できなくなったら?」想像すると不安

★母一人で父の介護をしているが(老々介護)限界がきている

★夫が高齢の義両親を家に引き取ると言ってきた

★実家が遠方。介護のために転職してでも帰るべきか?

★「シモの世話」ができるのか不安

★余

もっとみる
おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて


おばあちゃん(姑)の夢
「おばあちゃん、その紫のワンピースええね、似合ってるよ。」
「あれ?おばあちゃん、元気になったんやね~!」

嬉しくて思わず姑に抱きついた。
姑はもとのふくよかな体になっていた。

...夢だった。

最高に穏やかな最期
その日の午後、私の疲れは限界を超えていたように思う。睡眠不足でちょっとフラフラだった。

姑はその時、すでに何も食べたり飲んだりできなくなっていたが、

もっとみる
介護を通して発達障害の息子が変わった!いや、私が変わったのかも知れないという話

介護を通して発達障害の息子が変わった!いや、私が変わったのかも知れないという話

思いがけない言葉先日昼ご飯の後、私は下の画像のように寝てしまっていました。私の様子を見て息子が言いました。
「お母さん、ちゃんと寝て!」

「ベッドで寝て!呼び出しチャイムの受信機は持って行かなくてもいいからね。おばあちゃんが呼んだら僕が行くから。」

ビックリしました。
小さな事でも一つ一つ私に聞いてばかりだった息子。
今回は聞いてくるどころか、自分で判断し、私を寝室へと誘導する言葉を投げかけて

もっとみる
初めておばあちゃんの介護が嫌になった日

初めておばあちゃんの介護が嫌になった日

夫は知っていた
在宅緩和ケア中のおばあちゃん(姑)の命は残りわずかだと思う。

「人に言えない悪いこともしてきたけど、たおたおは私のすべてを許してくれる、そんな人や...」

人に言えない悪いこと?
聞かないでおこうと決めていたのに、突然夫が電話で私に...

夫はウスウスわかっていたそうだ。
おばあちゃんと出会う前の、もう40年以上も前のことだったが、
思いもかけない内容にショックを受けた。もち

もっとみる
誕生日の朝、介護ベットの上でつぶやく姑の言葉に涙...在宅緩和ケアの日々

誕生日の朝、介護ベットの上でつぶやく姑の言葉に涙...在宅緩和ケアの日々

(迎えることは無理かと思われた)姑の誕生日の早朝、お腹が痛むというので、飲み薬を梅ジュースに入れて飲ませた。

医師の指示のもと、既に2種類の医療麻薬を使用している。

痛みが治まってきた姑は、布団をかけ直している私の顔を見つめて静かに言った。

「あんたなぁ、私が死んだら、この布団を見ても、泣くやろな...」

...胸がつまった。
想像しただけでも打ちひしがれるような思いになる。

毎日が緊張

もっとみる
容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

一般病院は「病気を治療するところ」昨年の10月、血糖値が800を超え(正常値は80~110未満)緊急入院となった姑。一時は死の淵をさまよいましたが、治療の甲斐あって、退院できました。

姑は入院の数日前、癌の末期とわかり、余命宣告も受けたところでした。
退院前に担当医師から話がありました。

「異常に高くなっていた血糖値は、正常とまでは言えませんが、何とか(死なない程度まで)下げることができました

もっとみる
コロナ禍で入院事情が大きく変わったことを実感した一日

コロナ禍で入院事情が大きく変わったことを実感した一日

お騒がせしました(;^ω^)今朝は親せきの突然の入院について、
おとな気もなく心配をさそうような書き方をしてしまっていました。
お恥ずかしいです…

思っていたほど大変ではありませんでした。
スミマセンでした。

私たちしか身寄りがない姑の姉姑の姉(85歳認知症)が近所の施設におります。

以前警察から突然の電話を受け、認知症だということがわかりました。
少しの間うちでお世話をしたり入院したりした

もっとみる
姑が転んだ!人は何月何日に亡くなるかわからない!だから良くて、だから緊張すると感じた話

姑が転んだ!人は何月何日に亡くなるかわからない!だから良くて、だから緊張すると感じた話

82歳要介護のおばあちゃんが、家の中で転倒!一昨日の夜のことです。2階でパソコンに向かっていると、

バ~ン!!
下のおばあちゃんの部屋から大きな音が聞こえました。私は慌てて見に行きました。
ベッドの横の畳の上でこんな感じになっていました!

いろんなことが一瞬のうちに頭をよぎったおばあちゃんはピクリとも動いていませんでした(;^ω^)

私は7年前を思い出しました。
おばあちゃんが以前住んでいた

もっとみる
発達障害の状態の一つ「過集中」になりながら息子が撮った、紅葉写真

発達障害の状態の一つ「過集中」になりながら息子が撮った、紅葉写真

先日、姑の車椅子を押しながら「好古園」(こうこえん)という姫路城の隣の公園へ行きました。ライトアップされた紅葉を観ました。

姑はトイレに何回も行きたがりましたが、「楽しい!」と喜んでいました。息子は夢中になって100枚以上写真を撮っていました。

↑姫路城が左上に見えています。

↓撮った本人はライトアップされたものよりも、近所の公園で昼間に撮った紅葉の写真のほうが好きだそうです(^_^;)

もっとみる
自宅で家族が亡くなったらどうすればいいの?救急車?警察?

自宅で家族が亡くなったらどうすればいいの?救急車?警察?

私の周囲はみな病院で亡くなっている。
私は舅(認知症で10年間介護)と、一人暮らしの親戚の看取りをした後、葬式を出した経験はあります。(実家の両親も亡くなっていますが、死に目には会えませんでした。)

上記の全員が病院で最期を迎えました。
ですので、担当医師からすぐに死亡診断書を書いていただき、なんの問題もなく葬式の準備にとりかかることができました。

気になる同居の82歳の義母のこと現在は要介護

もっとみる

大音量のラジオ体操の音楽!

義母は毎朝6:30になると、
椅子に座りながらラジオ体操をする。

「今朝も元気やな!ベッドから落ちたり、夜中のトイレで転んだりしていない。」

安心する私。
聞けなくなる日が来るのが辛い。が、そのテンションにならず、今日も明るく過ごしたい!

突然ふりかかってきたW介護(2)

突然ふりかかってきたW介護(2)

7年前の突然の出来事から始まります。

外階段の1番上から転落してしまった同居の義母。(当時75歳)
救急車で病院へ。

病院到着後、義母は慌ただしく検査室に運ばれていきました。

医師から出た言葉は、思いもよらないものでした。

「両腕両足、相当の範囲で骨折しています。大腿骨も折れています。」

「重傷です。特に左腕はひどい粉砕骨折で、手の施しようがありません。」

「手術できませんので、今後左

もっとみる
突然ふりかかってきたW介護(1)

突然ふりかかってきたW介護(1)

7年近く前のことです。

ある日から私は思いがけない事に、
同居中の義父母二人を介護しなくてはならなくなりました。

夫は一人っ子で、しかも中国に単身赴任中(現在も)、他に頼れる人はいません。

その日は以下のような展開でした。

私:「あれ、おばあちゃんは?」

息子:「知らんで~。」

朝6時過ぎでした。義母が家のどこにもいません。

「もしかして、離れかな?」玄関を出てすぐ目の前に小さな離れ

もっとみる
拒絶の日々…孤立していった私

拒絶の日々…孤立していった私

今から6、7年前の話です。

同居の義父(認知症)の介護が次第にきつくなっていき、
最終的に介護だけの毎日になっていました。

そんな時に、数人の友人から時おり連絡がきました。

「資格を取って、仕事の幅が広がりました。」

「本社に栄転になりました。夫はそのまま家に残り、私は進学した息子と東京で暮らします。」

「もうすぐ起業します。」

みんなすごいなぁ!それに比べて私は……

「たおたおは、

もっとみる