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#エッセイ

だって明日死ぬかもしれへんやん。

だって明日死ぬかもしれへんやん。

結局のところこれだなって思う。とは言え毎日毎日
「明日死ぬように生きる」は難しい。ならせめて
我慢ばかりも誤魔化しばかりもせずにいたいな。

何もかも全てに正直になんて無理だとしても、
でも、せめて自分自身にだけはいつも正直にいられたらいい。

それでは今日はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとう。

また気が向いたら、来てくださいね。

自分だけの特別なもの

自分だけの特別なもの

数日前のこと
車で出かけている時に
隣を通り過ぎて斜め前に出た車のナンバーが
私の誕生日の数字だった。

例えば今日が誕生日だとしたら626というナンバー。

自分の誕生日の数字は、それだけが光って見えてるかのように
浮き上がって私の目に飛び込んでくる。

ゾロ目でもないし、私以外の人にとっては、ただの数字が並んでるだけの、何の意味もないナンバーだ。

家でもデジタルの時計が誕生日の数字になるのを

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樹が年輪を刻んで生きるように。

樹が年輪を刻んで生きるように。

世の中には「おじさん/おばさん構文」だとか
「カジュアルおばさん」だとかいう言葉たちが
のさばってるけれど、みんないずれそうなるのにな

という3行日記を書くつもりだった。
いつも通りその後の写真のキャプションに
この3行日記に書き加えたいことを
短い文章で書いて更新するつもりだった…

けれど短い文章に収まらなかった。笑

だから少しだけ、書きたいと思う。

誰もがおじさんおばさんになり、
おじ

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君も正しい。俺も正しい。

君も正しい。俺も正しい。

ある日の朝
朝ドラ『虎に翼』を観ていて
大きく頷いた。

食卓を挟んだ向かい側でも同時に頷くひとが。

その通り!
と。

俺が正しい!
いや、私が!
と、おそらくお互い心の中で叫びながらであろう小競り合いも時々ある我が家ですけども。笑

でも、
「君も正しい。俺も正しい。」
でいいんじゃないかと思うんです。

みんな、見てる立ち位置が違うのだから。
その人から見れば、それが正解で。
その正解を違

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「あなたと出逢えてよかった。」と言うのだと思う。

「あなたと出逢えてよかった。」と言うのだと思う。

「生きていてよかったなぁ。」と、思う瞬間があった。

先日。よく行くバーの20周年の記念で歌を歌わせてもらった。
実は、2年くらい前からお話を頂いていた。

普段は、バー営業をしているその店で
スピーカーからギターの音を鳴らし歌う不思議。

リハーサルを終えて
カウンターでビールをいただきながら
マスターがこの店をオープンするまでの
紆余曲折を、聞いていた。

あの時こんな失敗があったから
この道

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君の好きな花

君の好きな花

君の好きな映画は、なんですか?

詳しい事はよくわからないけど

その趣味や趣向がマッチするかどうかは、わからないけど。

好きな映画があるって
なんか素敵だよね。

君の好きな映画は、なんですか?

君の事を知りたいっていう告白。 

いつか君のその時間がこの時間に溶け込んでいけばいいな。

そんな告白。

映画の事なんか語らずに
余韻を分け合っていたい。

それが向き合うんじゃなく付き合う事の

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友人が私にくれた誕生日プレゼントは、唯一の「あの世へ持って行けるもの」だった。

友人が私にくれた誕生日プレゼントは、唯一の「あの世へ持って行けるもの」だった。

今日書くのは12月から1月末にかけての出来事。

1月末からずーっと書こうと思っていた。

けれど、
ただのお出かけ記事のようにはしたくなくて
じゃあどう書く?どんなふうに書く?
と、少しばかり迷っていたのです。

綺麗な場所へ行き、
美味しいものを沢山食べた1日ではあったし、
写真も沢山撮ったものの、
当日の様子に加え、行った場所食べたもの、
写真全部!盛りだくさん!だと、いつもの
ただのお出か

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【随筆】雨は降っていない

【随筆】雨は降っていない

 今朝、目が覚めたのは、起きなければならない時間より1時間経っていた。 

 散歩の時間に起きれなかった。Apple WatchとiPhoneと連携させて、目覚ましを設定させているのに。Apple Watchの振動とiPhoneの目覚まし音、わからなかった。

 過眠。抗うつ薬のせいで起きれなかったんだと思う。それから、『明日は朝から雨』という昨夜の天気予報に私の心から『起きなくていい』という呼び

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ラベンダー畑の約束【ショートショート】

ラベンダー畑の約束【ショートショート】

ラベンダー畑と一緒に見た夢がある。夏の日差しが降り注ぐ、何もない平原。遠くまで続くラベンダー畑が広がっている。

風が吹くとラベンダーの香りが全体を包む。瞬きする度に香りが増してくる。風が吹くと香りが強くなるのだ。

僕たちはそこで約束を交わした。二人だけの秘密の約束。一緒に畑を歩く約束。約束は簡単だけど、心は深い。

彼女が笑うと、全てが明るくなる。その笑顔が、僕の世界を照らす。何かを失った時、

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無題

無題

やっぱり、ペンを持つってことは恐ろしいことだ。

身の回りのことを書いている以上、批判めいたことも出てくるし。そりゃぁ自分の意見を正当化しようとすると、相反するものごとを否定して意見の先端を尖らせることだって出てくるでしょ。
やっぱりだめか。いついかなる時でも批判してはダメ、否定してはダメか。そんな綺麗な文章がぼくに書けるのだろうか。

ただひとつだけ言えることは。自分の吐いた言葉がすべて自分に返

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かまいたち

かまいたち

「かまいたち」っていると思う?
違う!芸人のかまいたちじゃなくて、妖怪のかまいたち。
芸人のかまいたちが居ない世界線も気になるけども。最近、世界線って言っておけばいいみたいな風潮、どう思う?

これね。イメージが湧かないなら「かまいたち 妖怪」で画像検索してくれ。いっちゃん怖い絵のやつね。

ぼくね、こないだ「かまいたち」に切り付けられたんよ。っていうか、今まで、かなり切り付けられていたみたい。

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積んでは崩すのくりかえし

積んでは崩すのくりかえし

2024年5月12日(日)朝の6:00になりました。

スクラップ&ビルドで、この国はのし上がってきた。

どうも、高倉大希です。

今の自分の上に、積み重ねていく。

わたしたちは、学ぶことに対してこのようなイメージを抱きがちです。

知識を増やしたり、スキルを身につけたり。

足し算のように、積み重なっていくイメージです。

しかし実際のところは、そうでない場合がほとんどです。

積み重ねたも

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誰かのために書こうだなんて微塵も思っていない

誰かのために書こうだなんて微塵も思っていない

2024年4月9日(火)朝の6:00になりました。

目的や理由のざわめきからはみ出した、名付けようのない時間の場所に。

どうも、高倉大希です。

誰かに必要とされたい。

わたしたちは、このような願望をもっています。

誰かが必要としてくれれば、自分の存在意義を実感することができるからです。

言い換えるなら、「そこにいてもよい」という承認を他者にもらいたいわけです。

そうでもしないと、不安

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たんぽぽの綿毛が飛ぶように

たんぽぽの綿毛が飛ぶように

 深夜、居間に一人でテレビを観ていると、祖母が入ってきた。

「親方は? ねぇ、親方は?」

 祖母の口から親方なんて聞いたことがなかった。思い当たる人もいない。何のことを言っているのかわからない。
 こんなとき、どうすればいいのだろうか。
 返答に窮する間に、祖母の注意は切り替わる。少しバランスの悪い歩き方で、暗い廊下を歩き、玄関の方へ向かっていった。
 
「親方はここにいないよ」

 慌てて祖

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