夜ノ帳

問いクリエイター〜問い、それは無限♾️へと続く道〜  無意識に自分を制限🚫してませんか?…

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問いクリエイター〜問い、それは無限♾️へと続く道〜  無意識に自分を制限🚫してませんか? 潜在意識を♾️%発揮するお手伝い。生きてるみたいに生きていけ。

記事一覧

何かをせずにはいられない私たち

1日の中で、何もしていない時間が一体どれだけあるだろう? ほとんどの人が、1日のうち大半を何かをすることに費やしているのではないか。普段は仕事や学業などの”やるべ…

夜ノ帳
2か月前

“自立“

私は今大学生で、20歳を過ぎても未だに経済的に自立できていない。そんな自分を未熟だと思うとともに、両親に対してどこか負い目や申し訳なさを感じていた。沢山バイトをし…

夜ノ帳
3か月前
4

①「今日もいい一日だった!」そう思えればそれでいい、はずなのに…

「思いっきり生き抜いたー!」 そう叫びながら死ねるような、充実した人生を送りたい。 そんな人生を送るためには、一体どうすればいいんだろう? このふとした疑問が全…

夜ノ帳
3か月前
2

“unlimited”と“infinite”

名付けるとは、世界を分節し形を与えるということ。つまり、それまでひとまとめだった物事を分けるということである。「言語の違い」=「分節の仕方の違い」なので、新しい…

夜ノ帳
4か月前
2

そろそろ、肩の力を抜いてはどうか?

今まで“優秀で完璧な自分“を目指して必死に頑張ってきた。周囲から認められたかったし、そうなれば自信が手に入り、自分でも自分のことを認められるようになれると思い込…

夜ノ帳
4か月前
4

過程の方が大事、そんなこと頭ではわかってる

「結果を追い求めることで得られるのは、束の間の快楽に過ぎない。真に幸福になるためには、結果に至る過程にフォーカスすることが大切だ。」なんて話はよく聞くのではない…

夜ノ帳
5か月前
1

社会のものさし≠自分に合ったものさし

ここ最近、焦りすぎていたように思う。 約5年間勉強して、それでも東大に手が届かなかった。二浪までして唯一合格できたのは同志社大学。同志社を馬鹿にしているわけでは…

夜ノ帳
5か月前
7

何者でもない時間

今の社会では、みんな何者かである事を強いられる。職業は何か、やりたいことは何か。自分は何者か、白黒はっきりと答えなきゃいけない。グレーであることは許されないのだ…

夜ノ帳
1年前
12

「選択」と「決断」

「選択」と「決断」 私たちは普段、この二つの言葉を意識的に使い分けない。しかし、これらは似て非なる言葉だ。 「選択」とは、確かな正解がある中で、それを選ぶこと。…

夜ノ帳
1年前
1

失敗の許されないこの世界で

この世界では失敗は許されない。結果が全てであり、どれだけ努力しようと、失敗すれば評価されない。1点差だろうと、負けは負け。 誰も失敗した者の意見には耳を傾けない…

夜ノ帳
1年前
22

生きてる間にしかできない事

8月23日、私はカナダへ旅立つ。 その日は私にとって、ある種の「死」だ。家族や友人とはしばらく会えなくなり、全く新しい人生が始まる。あと11日。思ったより時間は残さ…

夜ノ帳
1年前
6

“有意義な“時間の使い方とは?②

簡単に前回のおさらいをしておく。 私たちが時間を“有意義に“使うと言うとき、それは大抵、生産的、効率的である事を意味する。言い換えると、短い時間でより多くの資本…

夜ノ帳
1年前
6

"有意義な"時間の使い方とは?①

「有意義に時間を使わなければ。」いつも、そんな考えが頭をよぎる。 何もしていないことに耐えられない。あるいは、何かしていたとしても、時間を無駄遣いすると、罪悪感…

夜ノ帳
1年前
4

どうしてこんなにも虚しいのだろう?

やりたいからやったはずで、実際、やっている最中は楽しい。なのに、終わった後には、どういうわけか虚しさに襲われる。そんな体験をしたことはないだろうか? 例えば、Yo…

夜ノ帳
1年前
7

「正しさなんかない」というのは正しい

世の中には沢山の“正しさ“がある。そして、それがさも絶対的な真実のように扱われている。子供は学校に行くべきだとか。怠けることは悪だとか。みんな“正しく“あること…

夜ノ帳
1年前
7

なぜ「体に悪いもの」は美味しいか?

体にいい食事は味気なく、物足りないことが多い。逆に体に悪いものは、しばしば満足感をもたらしてくれる。だから、体に悪いとわかっていても、つい食べたくなってしまう。…

夜ノ帳
1年前
8
何かをせずにはいられない私たち

何かをせずにはいられない私たち

1日の中で、何もしていない時間が一体どれだけあるだろう?

ほとんどの人が、1日のうち大半を何かをすることに費やしているのではないか。普段は仕事や学業などの”やるべきこと”に追われ、暇ができればスマホをいじったり、お菓子を食べたりと暇つぶしをする。一見何もしていないように見える時ですら、頭の中は考え事でいっぱいだ。

スキマ時間にビジネス系Youtubeを見たり、読書をしたりしている人たちは「私を

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“自立“

“自立“

私は今大学生で、20歳を過ぎても未だに経済的に自立できていない。そんな自分を未熟だと思うとともに、両親に対してどこか負い目や申し訳なさを感じていた。沢山バイトをして何とかやりくりしている友人を見ると、「自分は恵まれているんだな」と実感する。しかしその一方で、経済的に自立している彼らを羨ましく思う自分もいた。

私は、親に言われたことではなく、自分の価値観に従って行動しているし、掃除・洗濯など身の回

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①「今日もいい一日だった!」そう思えればそれでいい、はずなのに…

①「今日もいい一日だった!」そう思えればそれでいい、はずなのに…

「思いっきり生き抜いたー!」
そう叫びながら死ねるような、充実した人生を送りたい。

そんな人生を送るためには、一体どうすればいいんだろう?

このふとした疑問が全ての始まりだった。

人生は1日の積み重ねで、1日は一瞬の積み重ね。言い換えると、充実した人生を過ごすとは、充実した今を過ごし続けること。

ということは、1日の終わりに「いい1日だった。」と思えれば、あるいは日々のふとした瞬間に「幸せ

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“unlimited”と“infinite”

“unlimited”と“infinite”

名付けるとは、世界を分節し形を与えるということ。つまり、それまでひとまとめだった物事を分けるということである。「言語の違い」=「分節の仕方の違い」なので、新しい言語を学ぶことは、時として新たな世界の見方を教えてくれる。そのおかげで、母語だけでは見えなかった景色が見えてくるのだ。今回はそんな事例を一つ。

私にとって、生き生きと人生を送る上で大切な考え方として次の二つがある。

考え方①「私たちは無

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そろそろ、肩の力を抜いてはどうか?

そろそろ、肩の力を抜いてはどうか?

今まで“優秀で完璧な自分“を目指して必死に頑張ってきた。周囲から認められたかったし、そうなれば自信が手に入り、自分でも自分のことを認められるようになれると思い込んでいたからだ。「今の自分では足りない。もっと成長しなきゃ。」と自分を追い込んでいた。自己成長のために努力することは、一見良いことであるかのように見える。私自身、“高尚“なことをしていると思っていたし、周りも賞賛してくれた。だから、私は努力

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過程の方が大事、そんなこと頭ではわかってる

過程の方が大事、そんなこと頭ではわかってる

「結果を追い求めることで得られるのは、束の間の快楽に過ぎない。真に幸福になるためには、結果に至る過程にフォーカスすることが大切だ。」なんて話はよく聞くのではないだろうか?

そんなこと、頭ではわかってる。それでも無意識に結果を求めてしまう。結果を出せないまま過程の大切さを主張しても、負け犬の遠吠えにしか聞こえない。そうなると結局、やっぱり結果の方が大事なんじゃないか、という風に思えてくる。

だか

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社会のものさし≠自分に合ったものさし

社会のものさし≠自分に合ったものさし

ここ最近、焦りすぎていたように思う。

約5年間勉強して、それでも東大に手が届かなかった。二浪までして唯一合格できたのは同志社大学。同志社を馬鹿にしているわけではない。けど、これ以上ないくらい努力しても、第一志望に手が届かなかったことが悔しくてたまらない。惨めでたまらない。応援してくれた家族や恩師に合わす顔がなかった。何よりも、自分の能力の無さが嫌になった。

だから、「汚名を返上せねば」と焦って

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何者でもない時間

何者でもない時間

今の社会では、みんな何者かである事を強いられる。職業は何か、やりたいことは何か。自分は何者か、白黒はっきりと答えなきゃいけない。グレーであることは許されないのだ。

何者でもない者に居場所はない。自分自身でさえも、何者でもない自分に価値はないと思えてしまう。何者かである人が眩しくて仕方がない。

かつて私もそうだった。何者でもない自分が嫌だったし、ずっと何者かになることに憧れていた。

学校を辞め

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「選択」と「決断」

「選択」と「決断」

「選択」と「決断」

私たちは普段、この二つの言葉を意識的に使い分けない。しかし、これらは似て非なる言葉だ。

「選択」とは、確かな正解がある中で、それを選ぶこと。
「決断」とは、確かな正解がない中で、それでも何かを選ぶこと。

例えば、テストで4択から正解を選ぶとする。そういう場合なら「選択」と言えるだろう。一方で、今日の夕飯は焼肉か、それとも寿司かといった問いに正解はない。こういう場合は「決断

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失敗の許されないこの世界で

失敗の許されないこの世界で

この世界では失敗は許されない。結果が全てであり、どれだけ努力しようと、失敗すれば評価されない。1点差だろうと、負けは負け。

誰も失敗した者の意見には耳を傾けない。失敗者が何を言おうと、負け犬の遠吠えだと言われる。成功者こそが絶対的な正義であるかのように。

だが、本当にそんな世界でいいのか?

失敗が許されない世界では、皆が失敗を恐れ、チャレンジをしなくなる。でもそれでは、全く成長がなく、新しい

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生きてる間にしかできない事

生きてる間にしかできない事

8月23日、私はカナダへ旅立つ。

その日は私にとって、ある種の「死」だ。家族や友人とはしばらく会えなくなり、全く新しい人生が始まる。あと11日。思ったより時間は残されていない。

それまでに、私は何をやっておきたいだろうか?

無論、日本にいる間にしかできないことだ。つまり、残された日本での時間を思いっきり楽しむこと。美味しいご飯を食べたり、家族や友人と時間を共にしたり。

言われてみると当たり

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“有意義な“時間の使い方とは?②

“有意義な“時間の使い方とは?②

簡単に前回のおさらいをしておく。

私たちが時間を“有意義に“使うと言うとき、それは大抵、生産的、効率的である事を意味する。言い換えると、短い時間でより多くの資本を生み出す時間の使い方ということだ。

こういった考え方は、私たちを物質的には豊かにすれど、精神的には貧しくさせる。時間を“うまく“使おうと必死になるあまり、焦りが生じたり、一つのことをじっくり味わえなかったりする。

そして、この認識の

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"有意義な"時間の使い方とは?①

"有意義な"時間の使い方とは?①

「有意義に時間を使わなければ。」いつも、そんな考えが頭をよぎる。

何もしていないことに耐えられない。あるいは、何かしていたとしても、時間を無駄遣いすると、罪悪感に駆られる。

「限られた時間を有効に使え」という声が、私を焦らせる。

常に先のことを考えてしまい、今をじっくり味わえない。ぼーっとしようとしても、すぐに色んな考えが頭に浮かぶ。

日々はますます色褪せていき、心はすり減っていくばかり。

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どうしてこんなにも虚しいのだろう?

どうしてこんなにも虚しいのだろう?

やりたいからやったはずで、実際、やっている最中は楽しい。なのに、終わった後には、どういうわけか虚しさに襲われる。そんな体験をしたことはないだろうか?

例えば、Youtubeで動画を見たとしよう。動画を見たいから見ていたはずで、確かに動画は面白かった。けど、最後には正体不明の虚しさだけが残る。時間を無駄にしてしまったという気持ちもあるだろう。だけど、それだけではない。それ以外のもっと大きな、ぼんや

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「正しさなんかない」というのは正しい

「正しさなんかない」というのは正しい

世の中には沢山の“正しさ“がある。そして、それがさも絶対的な真実のように扱われている。子供は学校に行くべきだとか。怠けることは悪だとか。みんな“正しく“あることを強制され、他人に“正しく“あることを強制する。“正しくない“者は非難され、グループから排除される。時には本人ですら、「みんなと違う私はダメだ」と自分を非難する。

だが、その“正しさ“は本当に絶対的なのか?皆がそれに従わねばならないものな

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なぜ「体に悪いもの」は美味しいか?

なぜ「体に悪いもの」は美味しいか?

体にいい食事は味気なく、物足りないことが多い。逆に体に悪いものは、しばしば満足感をもたらしてくれる。だから、体に悪いとわかっていても、つい食べたくなってしまう。似たようなことは他の様々なことにも言える。悪いとわかっていても、ついやってしまった経験をあなたもお持ちだろう。

では、なぜ「体に悪いもの」の方が満足感をもたらすのだろうか?色んな視点からこの問いに答えられるが、ここでは「目的」の有無という

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