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2018年6月の記事一覧

デザインを言葉で説明するの難しい問題 - 分解、検証、翻訳

デザインを言葉で説明するの難しい問題 - 分解、検証、翻訳

フェンリルのプランナーの柴田です。

デザイナーではない人にとって、デザインの良し悪しを判断するのは難しいものですよね。「なんとなく良い」「ピンとこない」まではわかるのですが、「なぜ良いのか」「なぜピンとこないのか」を言葉にするのは、それなりの経験と知識が必要となります。
しかし、そこをきちんと言葉にできないとデザイナーへのフィードバックは難しく、適当な指示で無駄な作業をお願いすることになります。

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誰かの評価のためじゃなく。

誰かの評価のためじゃなく。

20代ラストのころ、文章を書くことにいろいろな葛藤をかかえていた。

当時のわたしは、ライティングまわりのことを広く仕事としはじめて数年が経っていた。それぞれ期間は短いけれど、フリーペーパー編集部内でのライター、ベンチャー企業内でのライター、その後紆余曲折を経てフリーランスとなり、とりあえず毎日何かしら「書いて」はいた。

けれど、なんだかいつも、心のなかには空虚感があった。

毎日ぎりぎりの状態

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「言葉にしない」も武器になる

「言葉にしない」も武器になる

去年のいまごろ、「インプットしたことを言語化しない」と決め、しばらく実践していた。
映画を観るとき。絵画を鑑賞するとき。音楽を聴くとき。
いずれもただ、「好き」「よい〜」「フィットしないなあ」といった感覚に委ねきる。わかったようなこと、こむずかしいこと、評論家のようなことを考えず、ただ没頭する。

言葉を仕事にしているくせに? 
でも、そういう仕事だからこそ、だれかに伝えること、つまり「再構成」を

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思考の論理展開を可視化する!ビジュアルシンカーのためのiPad Proの使い方

思考の論理展開を可視化する!ビジュアルシンカーのためのiPad Proの使い方

ビジュアルシンキングをしている人のためのiPad Proの使い方をまとめました。思考の論理展開を可視化することで、紙とペンで考えるよりも高度で直感的にアイディアを創っていきます。

・アイディアを考えているときに、なんとなく最後まで考えきれない
・頭の中がごちゃごちゃしてしまう
・あれもこれもとアイディアは出てくるけど、うまく整理できてない
などビジュアルシンカーのための脳みそを最後まで使い切るメ

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万人受けは死んだ個性なのかもしれない

万人受けは死んだ個性なのかもしれない

6/23-24と開催していた、初めての個展が無事に終了した。

「3~4時間程度あれば大丈夫だろう」と気軽に考えていた搬入が、ぶっ続けの10時間作業となり…終電を逃してタクシーで帰宅したり。展示後の写真の数に圧倒されて「これは数の暴力では…?」と不安になってみたりと、予想外のことも色々あったけれど。

多くの方にご来場いただけたこと。これだけの数なのに、じっくり目を通していただけたこと。持って帰る

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CQ[創造性知数]向上の鍵は、『思考過程』のスキルアップにある

CQ[創造性知数]向上の鍵は、『思考過程』のスキルアップにある

前回『CQ[創造性知数]はIQ,EQの先をいく』の続きです。まだお読みでない方は、ぜひコチラからどうぞ。IQ,EQ,CQについての整理と、CQとはそもそも何なのだ、についてまとめてあります。

さて前回、CQは①人間性(性格)、②創造する能力(思考過程)、③創造したものの価値(思考結果)の3つの要素で構成されていること、
その中でも①人間性と③創造したものの価値は、評価することも難しいし、訓練する

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CQ[創造性知数]はIQ,EQの先をいく

CQ[創造性知数]はIQ,EQの先をいく

CQ [Creativity Quotient]という創造性を測定する尺度があります。
「ん、待て待て。創造性って測定できるの??」
と感じるところではあるけれど、CQを構成する要素の定義と、その測定方法はそれぞれ論文もあります。
ありますが、しかし、
「それってどうなの?数値化できたとして、果たしてそれって意味あるの?」
と、少しばかり疑問でもあります。それに定義があると言っても、論文によってま

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【連載】第1回 うまいだけの絵に欠けているモノ(話し手:チカツタケオ)

【連載】第1回 うまいだけの絵に欠けているモノ(話し手:チカツタケオ)

村上春樹さんの『騎士団長殺し(新潮社)』をはじめ、湊かなえさんや東野圭吾さんなど著名な作家の装画(表紙の絵)、雑誌・文芸誌の挿絵など、数多くの素晴らしい作品を手がけるフリーランス・イラストレーター、デザイナーのチカツタケオさん。今回はチカツさんのお仕事のこと、ご自身が描きたい絵のこと、ピンチの切り抜け方、今の若いクリエイターたちに伝えたいことなど、たっぷりとお話を訊いてきました。

> チカツタケ

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西洋の古典から学ぼう part1

西洋の古典から学ぼう part1

東洋史専攻なので中国の古典を中心に紹介しましたが、当然日本史における古典や西洋もあります。今回はその西洋編。

せっかくなので?先ずはアスリートでよく言われる「ストイック」に関わるところから紹介しましょう!

★有名なのが・・・マルクス・アウレリウスの『自省録』。まさに「ストイック」と言える内容で、実際にここまでストイックな人はそうそう居ないと思います。アスリートのストイックはまあ可愛いものですよ

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受験算数を解くために必要な力

受験算数を解くために必要な力

先日、全国各地の学習塾で実施される小学生テストに全力塾の小学生コースの塾生も何人か受験をしてくれました。

よく聞かれる感想は、

「難しかった…」

というもの。

この「難しい」とはどういうことなのでしょう。

小学6年生の算数に次のような問題がありました。

まず、問題文が長い。
そして、算数の文章題で考えることは、

これが「たし算」、「ひき算」、「かけ算」、「わり算」なのか…。

では、

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花と浴衣とDJ

花と浴衣とDJ

こんにちわわ
スカイチアーズDj Hantaiです。
自由ってなんなんでしょう

どれだけ時間とお金があっても、叶わない自由もあればどんなに拘束されていてもそこに美しい海や星があるだけで心は自由を感じます。

身分の差で会話すらできない時代には
恋人たちにとって和歌の世界だけが自由でした。

本日は、浴衣イベントでDJをしてきました。

浴衣を着て、DJをすると、いろんな発見がありました。
歩幅は

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発信力を鍛えるために、ブランディングやマーケティングはいらん。

発信力を鍛えるために、ブランディングやマーケティングはいらん。

自分を仕事にする生き方。

SNSのフォロワー数が多くて、影響力のある人。つまり発信力のある人はまさに、「自分を仕事にする生き方」を実現できている。俗にいうインフルエンサーだ。

だいたいの相場として、Twitterのフォロワー数が1万人いれば、それだけでもうお金に困ることはない。何かのプロジェクトを遂行したくなればクラウドファンディングで資金を集めることができるし、どこかで旅をしていても「暇な人

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人が「言葉を選ぶ」時間が好きだ

「うーん」

目の前に、さっきからずっと唸っている人がいる。

金欠を理由に入った渋谷の鳥貴族、なぜかハイペースでお酒を飲み、だいぶ酔いが回った。そんな僕の目の前で唸る彼女はいま「言葉を選んでいる」。

***

数分前、彼女は「早川さんの文章が好きです」と言った。

「僕の文章ってどういう文章だと感じます?」と返した。

彼女は「うーん」と考えこみながらも、慎重に、そして少しずつ言葉を紡ぎはじめ

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