セネカ

「超人」病?

20歳になってから三年間、自分の棚卸しを実施した。「自己」とはどういう存在か?哲学者や思想家がやってきた格好よいことをやり遂げようと。自分の中に確たるものを見つけようと。自己分析を徹底的に行った。 結果。私はタマネギでした。 むいてもむいても何にもない。 これはある意味、仕方のないこと。たとえば「鉄」とは何か、を理解しようとする場合、どうなるか。 磁石にくっつく。潮風に当てるとさびる。妊婦に必須の栄養素。刀や包丁になる。はかりに載せると重い。銀色に輝く。熱すると赤く光る。

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死にたい人が読む本①

※おかげさまで、「あなたは再び立ち上がれる」シリーズを書き終えることができました。 この記事も電子書籍にしたいと思います。 これからも、よろしくお願いいたします。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【序章 私たちの人生の目的は‥‥】 突然ですが質問です。 1. 永遠に生き続ける 2. 10秒後に死ぬ もしこの2択を強いられたら、どちらを選びますか? どちらも最悪に感じるはずですが、「1」の方がより最悪ではありませんか? 私たちの本音は、 「死」よりも「

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今日の花…11.16 クリスマスローズ 花言葉 私の不安をやわらげて・慰め・中傷 およそ惨めなものは将来のことを不安に思って不幸にならない前に不幸になっている心です 赤いサザンカ 花言葉 謙譲・あなたがもっとも美しい 人生は謙譲という永い教訓である

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現代人にこそ刺さる哲学書。「人生の短さについて」の感想。

◆ 基本情報・作品名  人生の短さについて 他2編 ・作者   セネカ/中澤務(翻訳) ・出版   古典新訳文庫 ・出版年  2017年3月9日 ・ジャンル 哲学 ※ 表題の「心の安定について」以外に「母ヘルウィアへのなぐさめ」「心の安定について」の2編が収録されている。」 ◆ 内容 人生は浪費すれば短いが、過ごし方しだいで長くなると説く表題作。逆境にある息子の不運を嘆き悲しむ母親を、みずからなぐさめ励ます「母ヘルウィアへのなぐさめ」。仕事や友人、財産とのつき合い方をアドヴ

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仕事について①

こんばんは、 (私にとって)熱い11月も、1週間がたちました。 なんだか最近は、気疲れというか、何もしたくねえっていう状態にあるんだけど、 きっとそれは、大きなイベントの前に精神カロリーを浪費しないようにセーブしてるのかなと思ってる。 筋トレなり、勉強なり、あまりやる気が起こらない日々。 でも、その分”芸術の秋”を堪能している。さいこーだな。秋。 さて、本題に移ろう。 とは言ったものの、何が語れるだろうか。 まだ、仕事の「し」の字も知らないわけだが。 逆に言

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今できることに注力すべき理由

『人生は、三つの時に分けられる。過去と、現在と、未来だ。これらのうち、われわれが過ごしている現在は短く、過ごすであろう未来は不確かであり、過ごしてきた過去は確かである。過去が確かであるのは、そこには運命の力が及ばず、だれの自由にもできないからだ。』 『過去というわれわれの時間の部分は、神聖で特別なものだ。それは、人間世界のあらゆる偶然性を超越し、運命の支配がおよばない。』 『それ以外の未来のことは、運命の思いどおりにさせてやればよい。すでに彼の人生は安全なのだ。そのような

自分のなかの“出遅れている感”と、過去を丁寧に観ることの尊さ

あぁ、時間がない時間がない。1日が48時間あればいいのに… そんな思いを毎日抱えながら、気がついたらまるで取りこぼしてしまった過去を回収しようとでもするかのように、意識を先へ先へ持って生きている自分がいた。 「わたしはすでに出遅れている。」 「これまでの人生をムダにしてきてしまった。」 「だからもっと急いで、もっと自分に正直に生きていればホントウは今頃なっていたであろう自分に早く追いつかなければ…」 そんな感覚がどこまでも自分を追い詰めていた、そんな時に、2000年近く

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セネカに学ぶ★忙しいが口癖になっていないだろうか?

お題の通り、いつも「忙しい、忙しい!」と時間に追われていないだろうか? 現代人の多くは、そんな人が多いのではないかと思う。 書いて字のごとく、忙しいとは心を亡くすこと。 ちょっと厳しいことを言うようだが、忙しさに流されている間に、命を生きることなくご臨終になってしまう。 古代の賢者も、大昔から教えてくれていた。古代ローマ、ストア派の哲学者セネカをご存じだろうか? セネカも、彼自身の著書「生の短さについて」の中で時間の使い方の重要性を教えてくれている。 この本は、約

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「海が走るエンドロール」に学ぶ、年寄りに心惹かれる私達と正しい時間の過ごし方

今年で94歳となった祖父は多趣味だ。 電器店を経営していたという背景もあってか、昔は飛行機やヘリコプターのラジコンを自作し、よく公園で走らせていた。コーヒーを豆から挽いたり、ビリヤード(本人は玉突きと言っていたが)を楽しんだりと、若いなぁと思う趣味も多い。 過去には芸者遊びも嗜んでいたらしい。朝帰りが祖母にバレないよう、電柱に登って自宅の二階から帰宅した話は、近所でも語り草となっている。祖母には、あっさりバレたそうだが。 色々な趣味の中でも、特に写真を撮ることへの情熱は

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幸福によって暴かれるもの~セネカ~

平和自体も新たな心配事をもたらす。 安全な状況に置かれても、ひとたび心が動転すれば、安全とは思えなくなる。 なんにでもおびえる習慣が身につけば、心の平安を守ることはできない。 本当に危険を避けるのではなく、逃げ出すだけだからだ。 ところが危険に背を向ければ、ますます大きな危険にさらされる ~セネカ『倫理書簡集』~ 黒後家蜘蛛の会のコーヒーブレイク ゴンザロはたばこの煙にむせながら言った。 「幸福によってもたらされる新たな心配事とはね、 一番わかりやすいのは家族だよ。 どれ