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2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法

2000年の知恵が現代を救う!

「怒り」と上手に付き合うための必読書。

「もう、ムカつく!」

日常生活で突然の出来事が起こり、怒りに襲われることはありませんか?

古代の哲人が教える、怒りとの向き合い方

約2000年前に書かれたセネカの「怒りについて」は、現代社会にも通じる普遍的な知恵が詰まった名著です。

皇帝の怒りに翻弄され、命を落としたセネカだからこそ語れる、怒りへの対処法を、ソクラテスやカトーなど歴史上の人物たちのエピソードを交えながら、わかりやすく解説します。



要約

私たちが怒りっぽいのは、無知か、傲慢のせいだ。
怒りは一種の狂気だ。
なんの価値もないことに、膨大な代償を払っているのだから。
さらに、生きていないものに怒るのは狂人の証だ。

「それなら、どうだ。目の前で家族が殺されても、よい人は怒らないのか?」
私の答えはこうだ。
よい人はただ自分の義務を遂行する。
恐れることなく、動揺することもなく。
よい人にふさわしい行動をとり、ふさわしくないことはしないだろう。
家族が殺されそうなら、家族を守るだろう。
家族が殺されたら、仇をとるだろう。
それが正しいことだから、そうするのだ。
怒りよって、そうするのではない。
家族のために怒るのは弱い心であって、家族に対する忠実さではない。
怒りの感情に突き動かされてではなく、自ら望んで、懸命に、将来への展望をもって、そうすることだ。
怒りは全ての欲望と同様に、軽率で不注意だ。
だから、目的に向かって焦るあまり、自らの妨げとなってしまう。


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