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月【杖を作る理由】27/53

毎週月曜日は、杖を作る活動についてです。

5月は 全体を通して
note 記事の個人的なテーマが

「組み直し」です。

杖を作る理由に関しても、
書いていく中で感じた部分を整理していければと思っています。

月曜日は、
「森」と「廃棄」という部分で時折
調べた内容などを織り交ぜて書いていきたいなと思っています。

来週はきっと「廃棄」に関して調べるぞ、と思っております。

5月も終わりです。
早い。

して、

今日はたまたま
100分de名著で「たしかに」と思う内容を過去アーカイブから見たので
その話題に触れます。

https://www.toshiroinaba.com/single-post/若松英輔「100分de災害を考える」nhk出版-2021-2-22

この

「100分de災害を考える」第3回
セネカ『生の短さについて』という本なのですが。

ルキウス・アンナエウス・セネカ という人は、
紀元前1年ことに生まれた哲学者で、
第5代ローマ皇帝ネロの家庭教師でブレーンという方です。
最後はネロに自殺を命じられています。

Wikipedia:
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルキウス・アンナエウス・セネカ

『生の短さについて』という本 というか
100分de名著 の内容をすごい要約すると、

1:「時間」 と 「時」 は全く違う

2:
「時間」は、 
無感動でいやいや何かをやっている時、無気力に生きている感覚をあらわす状態

「時」は、
人生の中で本当に大切なものに触れている瞬間、人生の中で真に生きている状態

3:
「時間」は量的に表され、人は放蕩や怠惰によって時間を浪費する。

「時」は質的に表され、時間的な長さとは無関係である。
「時」は深めることができ、人生の財産と呼べるものを与え、それが厚みとなる。

ということを語っています。

これは、
そうだなー

と思いました。

まほうの杖を作る理由は、

死を前にした時に
自分が「時」を生きていたと言えたかどうかは
とても大切なことだと思います。

https://ja.wikipedia.org/wiki/バートランド・ラッセル


私は、

バートランド・ラッセル という方の
「幸福論」が好きなのですが、

要するに
幸せとは「バランス」だと言っています。

人によって「時」のあり方は千差万別です。

その中で
私の場合には

まほうの杖を作ることを通じて

大切な人から教えてもらったことを思い出す機会を得、
あなたらしいという後押しを受け、
子どもが杖を作る様子を見て楽しみ学びます。

作り出すことは、
発見するためでもあり、思い出すためでもあります。


日常の中に研究があり

創作は、創作として生活と一緒の「環(わ)」の中で
まわることで

何か「時」を感じるために役に立つと
やってみる中では感じています。

研究は、
それぞれの探究のあり方は
ひとの中の在り方を如実に表します。

「時」は単にこのことを行えばいいとかではなく、

心の中の好きなことを見つめることや
自分の中の大切なことを感じることで

人生の研究に近づいていくのだと思います。

人それぞれの活動は、
過去の先人の生きた足跡を感じる時に

自分はどうかと顧みる受け皿になる

ような気がするなと感じた
という話しでした。

では、また。

サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。