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歴史と自然と古典と書物への愛があり、「本と人生という大学から生涯学ぶ」 古本日記や書評…

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歴史と自然と古典と書物への愛があり、「本と人生という大学から生涯学ぶ」 古本日記や書評など、「知的生活」について総合的に綴ります。ベーコンの「知は力なり」について思案することがある。 ゆっくり読む人。©️本アカウントの創作はすべて@Kazuに既得します.

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  • 思索メモ

    私自身が思索した痕跡をアウトプットする「思索メモ」という創作をまとめています。

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    @Kazuがお届けする、読書の楽しさを共有したり、再認識できることを目的としたエッセイをまとめています。読書が好きな人にも、そうでない人にも、読書について、発見があることを目的にしています。

  • 読書記録

    @Kazuが執筆する、複線的読書記録。私自身が出会い、魅了された本の数々と読書にまつわる記事

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    @Kazu 筆の古本日記をまとめています。

  • 自己批評の記事まとめ

    私自身が執筆した自己批評の習慣を持つことの意義についての記事をまとめました。

最近の記事

ジョン・トッド著『自分を鍛える!』三笠書房はいい本だった。その本のあるエピソードを記します。ジャンリース夫人は、王妃のお相手をする夕食までの15分を毎回活用して2冊の本を書き上げた。1分でも15分でも、スキマ時間を活用し尽くせば、大きなことを成し遂げられる。塵も積もれば山となる。

    • 人間は生まれの親を選べない。だが、真の意味での親は選べる。それは、歴史上の古今東西、世界中の偉大な哲学者や思想家や科学者だ。そうした人々を父母とし、育ちの親とすれば、私たちの誰もが、知識や経験上の恩恵を受けられる。図書館に通えば、無料でできる。親への愛がそれで薄れるわけではない。

      • 心をよい状態に保つ方法。自然散策、読書、運動、音楽を聴くこと、良き友人などとの対話、自然観察、瞑想、書くこと、休息、良質で適度な睡眠、歴史上の思想家や哲学者や詩人の言葉を糧にすること、不健全な情報源を避けること、旅行、哲学を学び、糧にすること、良き知識人の言葉に傾聴すること。

        • 頭の良さを根本から変えるのは難しいかもしれない。しかし改善することはできる。知性とは改善できるものであり、改善し磨き続けるほど、よりよくなるのだ。それに人間の知性は単体としてはそれほど出来のいいものではない。だからこそ、我々は集団的に知性を改善する方法も必要としている。

        ジョン・トッド著『自分を鍛える!』三笠書房はいい本だった。その本のあるエピソードを記します。ジャンリース夫人は、王妃のお相手をする夕食までの15分を毎回活用して2冊の本を書き上げた。1分でも15分でも、スキマ時間を活用し尽くせば、大きなことを成し遂げられる。塵も積もれば山となる。

        • 人間は生まれの親を選べない。だが、真の意味での親は選べる。それは、歴史上の古今東西、世界中の偉大な哲学者や思想家や科学者だ。そうした人々を父母とし、育ちの親とすれば、私たちの誰もが、知識や経験上の恩恵を受けられる。図書館に通えば、無料でできる。親への愛がそれで薄れるわけではない。

        • 心をよい状態に保つ方法。自然散策、読書、運動、音楽を聴くこと、良き友人などとの対話、自然観察、瞑想、書くこと、休息、良質で適度な睡眠、歴史上の思想家や哲学者や詩人の言葉を糧にすること、不健全な情報源を避けること、旅行、哲学を学び、糧にすること、良き知識人の言葉に傾聴すること。

        • 頭の良さを根本から変えるのは難しいかもしれない。しかし改善することはできる。知性とは改善できるものであり、改善し磨き続けるほど、よりよくなるのだ。それに人間の知性は単体としてはそれほど出来のいいものではない。だからこそ、我々は集団的に知性を改善する方法も必要としている。

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        記事

          自分を宇宙・自然・ミクロ・時のスケールの中で適正サイズにすることの意味

          自分を重要視しないことは、よりよい人生を送るための基本だ。 この考えにふれたのは、ロルフ・ドべリの『Think Clearly』においてだった。 その真意を私なりに少し考えてみたい。 広大にして無慈悲なる大宇宙は、私たち人間の存亡になど、ちっとも気にかけていないとするならば。 人類の文明があと数百年で終わるとするならば。 人類の文明が、あと数千年後には、全く別の何かになるとするならば。 一人の人間の一生なんて、過去から現在、そして未来へと続く全永遠のうちの、時の流

          自分を宇宙・自然・ミクロ・時のスケールの中で適正サイズにすることの意味

          一人です。こんにちは・たんぽぽ。

          一人です。こんにちは・たんぽぽ。

          凛と佇むサギ。去年の10月。秋。

          凛と佇むサギ。去年の10月。秋。

          冬空で青空の紅葉の樹々。

          冬空で青空の紅葉の樹々。

          急速に変化する世界において、物事をスローで考え、理解することに読書の役割があるのだとふと思う。速さに対して、遅さをもって物事の深みに達しようとすること。 最近、テレビの時事ニュースを見て、理解が難しいと感じた。世界の速度に対し、自分の内側の速度で対峙する。スローメディアの役割だ。

          急速に変化する世界において、物事をスローで考え、理解することに読書の役割があるのだとふと思う。速さに対して、遅さをもって物事の深みに達しようとすること。 最近、テレビの時事ニュースを見て、理解が難しいと感じた。世界の速度に対し、自分の内側の速度で対峙する。スローメディアの役割だ。

          去年の12月の朝の一コマ。樹々は紅葉を残している。

          去年の12月の朝の一コマ。樹々は紅葉を残している。

          季節の野草

          季節の野草

          平静書の役割、最も親しい書物との交際について(読書論エッセイ)

          読書を続けていると、積読本、ある程度付き合いのある書物、付き合いは多いが、そこまで親しくない書物、ある程度親しい書物、付き合いが深く親しい交際のある書物(そして、この最後の書物が、愛読書となる場合がある)に自分の読む本が大別できることに気づく。 書物にも読者との相性があり、読書をする時間の長短や再読の頻度、愛着の度合い、興味の程度、出会いのきっかけなどによって、その書物との関係性の強弱がうまれ、親しさの度合いが違ってくるということである。 言い換えれば、書物にも人間と同じ

          平静書の役割、最も親しい書物との交際について(読書論エッセイ)

          「乾いた光が最上である」とは、ヘラクレイトスの至言。友人がくれる忠告や助言や警告は、自分の感情や習慣による吐息がかかっておらず、濡れていない。だからこそ、利害関係などが絡まない友人の誠意のこもった言葉は、自分ではわからない自分がおかれた状況や自分の姿を高解像度でみせてくれる。

          「乾いた光が最上である」とは、ヘラクレイトスの至言。友人がくれる忠告や助言や警告は、自分の感情や習慣による吐息がかかっておらず、濡れていない。だからこそ、利害関係などが絡まない友人の誠意のこもった言葉は、自分ではわからない自分がおかれた状況や自分の姿を高解像度でみせてくれる。

          私たちが見たり、読んだり、聴いたり、そこにいたりするもの。それらすべてが私たち自身をつくっている。読むものは、私たちの心の栄養になる。観る映像も同じ。だから、心に招き寄せるものは慎重に選ぶ必要がある。毒を含まず、自分の人間性を低めてしまわないようなものを選ぶ必要がある。

          私たちが見たり、読んだり、聴いたり、そこにいたりするもの。それらすべてが私たち自身をつくっている。読むものは、私たちの心の栄養になる。観る映像も同じ。だから、心に招き寄せるものは慎重に選ぶ必要がある。毒を含まず、自分の人間性を低めてしまわないようなものを選ぶ必要がある。

          グローバル化や情報革命もあり、つながりすぎた世界。世界が狭くなってしまったように感じていた。しかし、最近こんなことに気が付いた。やはり世界の広さを感じる瞬間はあるし、体験や経験をしてはじめてわかる世界もある。きっと私たちが感じる世界の広さには伸縮性や深みの程度があるのだろう。

          グローバル化や情報革命もあり、つながりすぎた世界。世界が狭くなってしまったように感じていた。しかし、最近こんなことに気が付いた。やはり世界の広さを感じる瞬間はあるし、体験や経験をしてはじめてわかる世界もある。きっと私たちが感じる世界の広さには伸縮性や深みの程度があるのだろう。

          重要な本の備忘録・読書日記

          しっかりしたレビューではない。最近読んでいるある本と以前図書館で貸し出した本が頭の中でリンクした。 その二冊をご紹介をかねてメモしておきたい。後々ちゃんと感想を書けたらいいなあと思う。 この一冊は最近読んでいる。女性自然科学者を顕彰する猿橋賞の創設者で、自然科学者の猿橋勝子さんの自伝的エッセイ。学ぶこと、生きることの意味を私もあらためて考えたくて読み始めた。 この本は表紙のデザインが素敵であった。そして分厚い。 興味のあるところだけ摘まんで読み、図書館で貸し出した。 2割

          重要な本の備忘録・読書日記