座右に置いている知の巨人の書物3選・(読書論エッセイ)
今回は私自身が人生を通して、手元においておきたいと感じている書物、3冊を精選し、その魅力や出会ったきっかけを語ってみたい。
これら3冊に共通しているのは、著者が非常に聡明な人たちであるという点であり、手にすることで、強力な味方となってくれる点にある。
知の巨人の書物(海外篇)
まず、この一冊から。
エマニュエル・トッドはフランスの歴史人口学者であり、ケンブリッジ歴史学博士。日本では、地政学的な予測で知られている。
本書で明かされるのは、一言で言うなら、トッド博士がこれ