宇都宮秀男

赤坂にある映像制作・ライブ配信会社ナチュパラ代表のコラム。ちょっと一息つきたい時にクス…

宇都宮秀男

赤坂にある映像制作・ライブ配信会社ナチュパラ代表のコラム。ちょっと一息つきたい時にクスッと笑えるものを目指しています。時に1mmも面白くない回もございます。そんな時は作者の苦悩を察して、みんなで「いいね」を押して励ましましょう。

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自己紹介

はじめまして! 宇都宮秀男(うつのみやひでお)と申します。 私は赤坂にある映像制作・ライブ配信会社ナチュラルパラドクス(通称ナチュパラ)の代表をしています。2022年で10周年を迎えます。 脱サラして好きなことで起業したので、当時の独立奮闘記とその後10年続けられた理由を、友人のライター永妻優一氏が物語にしてくれました。Amazon電子書籍で発売したところ、Amazonランキング13部門で1位を獲得し、たくさんの人に好評をいただいています。 1. なぜ好きなことで起業し

    • ポートランドを散策してみた

      朝起きて近くの森林公園に向かう。 朝露の匂いが香る森。自然と呼吸が深くなる。 街と森との距離の近さに驚く。 まるで高尾山のふもとに渋谷があるようなイメージだ。 朝からトレイルランをしている人たちがいる。しかもペットと一緒に走る人も多い。みんな気さくに挨拶をかわす。 散策のつもりが思わず自分もつられてトレイルランを始めてしまう。山をくだってホテルまで走り終えると地元の人が通いそうなカフェに入った。 自然の中での運動を終えて、街の中で食べるモーニングは健康的だ。 そして

      • ポートランド旅行記

        ポートランド。 そこは僕がずっと行ってみたかった場所だ。 アメリカ西海岸、オレゴン州にある町。 人口わずか63万の小さな町だが、全米で「最も住みたい町ランキング1位」にも選ばれたりしている。 「ポートランドって何があるの?」と思うかもしれない。 実際、特筆すべき観光名所はない。ゴールデンゲートブリッジもなければ、ハリウッドサインも見えない。 一言で言えば「緑豊かでスローライフな町」と言えるかもしれない。 おしゃれで小さなお店がたくさんあり、 町のいたるところに緑

        • アメリカに行きそびれた僕は、韓国でそうめんを食べた

          アメリカへの出張旅行。 直前まで仕事に追われていたので、出発当日になって慌てて準備を始めた。 帝国ホテル発成田空港行きのバスを、壁面の綺麗なホテルのカフェで1杯のコーヒーを飲みながら待つ。 わずかばかりの優雅な一時を終え、会計を済ませようとしたら、まさかの2,000円を超える請求をされた。 思わず「欧米か?」とお笑い芸人のようにツッコミそうになった。もちろん欧米ではないし、円安の影響でもない。帝国ホテルにいたことを改めて実感し大人しく支払った。 リムジムバスに揺られ

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          はじめてのクラファンで目標未達のまま残り1日を迎えた男の話

          はじめてのクラファンを仲間とともに挑んで、 ついに残り1日を迎えた。目標は達成していない。 今日は、今の正直な心境を語りたいと思います。 クラファンに取り組んだこの3週間、なかなか思うように支援を集められず、自分の未熟さを痛感する日々でした。 それでも、みなさんの応援が本当に励みになりました。このnote(東京夜時)の読者の方も支援してくれたり、SNSでシェアしてくれてる姿を見て本当に泣きそうなくらい嬉しかったです。ありがとうございます!   もともと、このクラファンを

          はじめてのクラファンで目標未達のまま残り1日を迎えた男の話

          No スベり、No クラファン。

          みなさんはクラファンをやったことはありますか?「一度くらいなら支援したことはあるよ」という人も多いのではないでしょうか。 僕もその1人でした。クラファンに挑戦している人をみると「あぁ、頑張ってるなぁ、すごいなぁ」というくらいの印象でした。 よほど興味があるリターン品があれば支援するか、知り合いが頑張っているなら気持ちばかり応援したいな、というくらいの人間でした。 そんな僕も先日、ついに「クラファン挑戦中の人間」になってしまいました。 現在、クラファン終了まで残り6日間

          No スベり、No クラファン。

          誤字だらけなのになぜか読めしてまうnote

          こんちには! みなさん、おげきんですか? あれ!?ちょっと変な感じがましす? でも誤字らだけなのになぜか読めてますかね? 実はこれ「タイポグリセミア」って言うらしでいす。 文章の「最初と最後の文字以外の順番が入れ替わっても正しく読めしてまう」現象のようです。脳内で勝手に補正されるのかもしまれせんね。 この文章を読むコツは一字一句を丁寧に読み込むのはでなく、サラッと流し読みするくらいがオススメすでね! 先日、喫茶店にある新聞を読んでいたら、この「タイポグリセミア」とい

          誤字だらけなのになぜか読めしてまうnote

          人見知りの僕がなぜ「りんごちゃん」として熊谷マラソンに出場したのか

          世の中には2種類のランナーがいる。 コスプレするランナーとコスプレしないランナーだ。 大半が後者だ。人見知りの僕はもちろん後者だ。 コスプレして走る人のメンタルが信じられない。 そして、昨日、『第34回熊谷さくらマラソン大会』が開催された。そこで僕は「りんご」のかぶり物をかぶって出場したのである・・。 レース前夜、六本木の街に繰り出した 話は正月にさかのぼる。箱根駅伝を見ながら「今年は自分も走ってみようかな」と熊谷のマラソン大会10km部門にエントリーした。 ジムの

          人見知りの僕がなぜ「りんごちゃん」として熊谷マラソンに出場したのか

          大丈夫、SNSは本気で向き合う場所じゃない

          TBSドラマ『不適切にもほどがある』が面白い。 令和の常識についていけない昭和からタイムスリップした主人公・小川さん(阿部サダヲ)の奮闘ぶりに時に笑い、時に考えさせられる。 第4回の終盤ではこんなミュージカル調の歌が流れた。 言いにくいけどある種真実味があることを、ミュージカルに乗せて言いきってしまう痛快さがある。 先日、僕自身、このミュージカルに救われることがあった。 ドラマの録画を見て何かしら刺激を受けたのかFacebookを開いてみた。自分のプロフィール写真が

          大丈夫、SNSは本気で向き合う場所じゃない

          40代男性がABCクッキングスタジオに通ってわかったこと

          昨年から料理をすることが好きになった。 オープンキッチンになったことでテレビを見ながら料理できるようになったことが一番の要因だ。ながら料理が楽しいのだ。 iPhoneの写真アルバムには「俺の料理」という誰に見せるでもない自分の料理記録を延々と溜めるフォルダがある。 ある時、料理の基礎を習いたいと思ってABCクッキングスタジオの体験レッスンに申し込んだ。肉じゃがをつくりたかったのだ。 550円で料理を学べて一食分のランチ代も賄えると思えば安い。しかし安さには理由がある。

          40代男性がABCクッキングスタジオに通ってわかったこと

          仕事道具を磨き上げるということ

          「恋を何年、休んでますか。」 かつて伊勢丹にこんな広告のコピーがあった。 2月は3連休が多い。 軽井沢にスキーにでも出かけようかと思ったが、 それより仕事道具を磨きたいと思った。 仕事道具を磨き上げる行為を僕は何年休んでいただろう。 ナチュパラでも長年お世話になっている、カメラマンの各務真司さんに機材メンテナンスをお願いした。 「宇都宮さん、今日、帰れないですよ、覚悟しておいてください」 軽い気持ちで依頼したわけではなかったが、オフィスにやってきた彼の開口一番に思わ

          仕事道具を磨き上げるということ

          そういえば「東京国立博物館」って何があるんだっけ?

          身近にありすぎて逆に行かない、というものがある。 「いつでも行ける」と分かっていると、いつまでも行かないような場所。僕にとって、その1つが東京国立博物館だった。 そういえば「東京国立博物館」って何があるんだっけ? 上野公園内の他の美術館より、心理的にも物理的にも心なしか少し距離を感じるような重厚さを感じていた。 公園内には、こんなポスターがあった。 BUMP OF CHICKENもびっくりするような垢抜けたコピーは、ある種の重々しさを、いい意味で崩してくれた。 本

          そういえば「東京国立博物館」って何があるんだっけ?

          「書」っていいな

          「書」っていいな。 昨年末、八戸市美術館に行った時、展示されていた作品たちを見ながら改めてふとそう思った。 とくに僕が一番気に入ったのは下のこれだ。 小野寺美奈代さんという方が書いたものらしい。 力強く、潔く、それでいて突き抜けたような明るさがある。 初めて遠くから見た時「ララ」に見えた。 でも、これは「一つ一つ」だ。 どんなことも一つ一つを積み重ねていくことで、 ラララと音楽のように明るい気持ちになっていく。 そんなメッセージがあるのかなと想像を楽しむ。 相田み

          「書」っていいな

          雷門の提灯、下から見るか?横から見るか?

          2月3日、節分。浅草を訪れる。 「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」なんて映画が昔あったけど、雷門の大提灯だって、その問いを立てる価値はある。 横からみれば言わずと知れたこの姿。 下から見ると、辰年にふさわしいこの姿。 節分ならではだろうか、福豆も売っていた。 「豆まき」なんて小さい頃以来やってなかったが、 あれは鬼の来る夜にやるのだと初めて知った。 冬晴れの気持ちのいい日で、もう一度、正月を迎えた気分だった。浅草もんじゃ「かのや はなれ」でもんじゃを食

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          別府市長は大谷翔平グローブを飾りたかったし、僕も大谷翔平トレカを飾りたかった

          先日、Yahoo!ニュースを開いてみたら1つの見出しが飛び込んできた。 「物議 大谷グローブを市役所に展示」 あらま。なんとも滑稽な役所があるなと思って開いてみたら、まさかの地元、別府市の話だった。吹き出しそうになった。 コメント欄には「市長の私物じゃないか」「飾るのは本来の趣旨ではない」など批判コメントで溢れかえっている。 別府市長はこれまで、かなりの「やり手市長」として地元でもわりと評判が良かった。事情はあるにせよ、まさか地元の市長がこんな展示をするなんて思わなか

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          限りある人生の「時間」について考えたい時おすすめしたい3冊の本について

          「もう1月も半分が過ぎたんだよ、信じられないよね」 と笑いながら友人が言った。 周りにいた人たちも一様に頷いていた。 「光陰矢の如し」といわれるくらい時間は早く過ぎ去る。 日常生活のなかで矢が飛んでいる光景を見かけないので実感が持てないですよね、なんて屁理屈を言っている間に3秒が過ぎ去る。 映画監督、小津安二郎はいつも肌身離さずストップウォッチを持ち歩いていた。カットにかける秒数を計測していたのはもちろん、限りある時間への繊細な心配りが表れているようだ。 僕も昨年、

          限りある人生の「時間」について考えたい時おすすめしたい3冊の本について