全力塾

新潟県上越市と十日町市にある自立学習塾「全力塾」のnoteです。 https://ze…

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新潟県上越市と十日町市にある自立学習塾「全力塾」のnoteです。 https://zenryokujukujoetsu.amebaownd.com/ ℡025-512-7569

最近の記事

高校入試の空間図形の応用問題あるある言いたい

今年の1月に書いたブログがよく読まれているので、noteでも公開します。 昨年から塾以外にオンライン家庭教師としても指導をしていて、その指導の中でとりあげた問題です。 オンライン家庭教師の経験は塾の運営によい影響を与えていると思います。

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    • 抽象化した知識を転用する

      全力塾での学習指導では、ノートの取り方をこのように行っています。 今までは、「抽象化」を中心に説明してきました。 「抽象化」のゾーンには、 「共通点」・「違い」・「因果関係」・「具体例」 を書くようにしています。 では、一番右の「転用」のゾーンでは何を書くのか? 具体的に中2数学の「合同の証明」で説明していきたいと思います。 今週のウォーミングアップテストでは、 このような問題を出題しました。 合同の証明を「抽象化」してみると ただ、この問題のポイントは

      • 理解度を抽象化する

        勉強が作業のようになってしまう人がいます。 ただ、実際に勉強には「作業」のような部分もあります。 僕は、塾生の理解度を「点数」などの数値以外の把握をするようにしています。 このような2元的な図を考えています。 勉強の「作業」のような部分というのが、このゾーン。 具体的な問題だと「計算」や「長さ」、「角度」、「面積」、「体積」を求めたり、関数の式を求める問題。 これらの問題は、意味がわからなくても、手順に従ったり、公式を覚えていたら解けてしまう。 そう、「解けてし

        • 決める

          塾で指導していて、成績や学力が急に伸びる塾生が現れるのですが、(事実) そういう人の共通点は何なのか考えてみました。(抽象) それは、 今まで言われてから行動していた人が、 言われないでも行動できるようになった瞬間がある ことでした。 逆を言うと、 言われてから行動している人は、伸びない。 ということです。 具体的な行動だと、 僕がいつも言うことって10個くらいしかないのですが、 ・宿題の提出日を守りなさい。 ・字を丁寧に書きなさい。 ・英語の色分けをしな

        高校入試の空間図形の応用問題あるある言いたい

        ¥500

          学力の構造

          前回のブログ「釣り」では、 伸びる子どもと伸びない子どもの差は何か、ということについてお伝えしました。 そして、前々回のブログ「決める、って」では、 「言語化」・「抽象化」をするために必要なことをお伝えしました。 そして、ある「仮説」に行きつきました。 それは、「学力の構造」です。 先に言いますが、 このブログは長いです。 ただ、塾生のほとんどが納得してくれました。 「覚醒した!」という塾生もいました。 それでは、しばらくの間お付き合いください。 最近、学

          学力の構造

          決める、って

          先日、新しい手帳を買いました。 もう10年くらい同じ手帳を使っています。 その手帳はちょっと変わっていて、 自分で1年の「日付」を書き込むタイプのものです。 365日の日付を書き込むことは一見めんどくさいですが、 1年間の予定をざっくりと把握することができます。 そして、使い始めた日から1年間使えるという利点もあります。 書くことによって、決まることが多い。 あ、「決める」って「書く」ことだ。 ん?「書く」から「決まる」のか? 今までのブログで、 言語化

          決める、って

          抽象

          学力を上げるために大切な力として、 言いかえる力 仮説を立てる力 見方を変える力 を紹介してきました。 最近は、それを意識して指導をしてきましたが、 この3つの力には、「抽象化」することが大切なのではないかということに行きつきました。 「抽象」とは、 個個の事実や事象から、それらの範囲の全部のものに共通な要素を抜き出し、 「およそ、…と言われるものは、このようなものである」 と頭の中でまとめあげること。【新明解 国語辞典より】 ちょっとわかりにくいですね

          言語化

          前回のブログ「自転車」で、 「陳述記憶」という「言語化できる」記憶が学習で重要だということをお伝えしました。 2学期の学習内容は、この「言語化できる」ことが重要になってきます。 例えば、1次関数。 中学2年生の数学の定期テスト範囲になっている学校がほとんどだと思います。 やはり、1次関数を利用した応用問題は難しい…。 この、「難しい」というのは、どの部分なのでしょうか? 具体的な問題で見ていきましょう。 もう、この文章とグラフを見ただけで、拒絶反応が出てしまう

          自転車

          勉強を作業のように取り組んでしまう、という人がいます。 それが良いか悪いか、ということは言い切ることができませんが、 ある一定の成果は得られますが、それ以上の成果に結びつかない という印象があります。 先日、脳に関する記事を読んでいて、 あれ?もしかして、これか? という仮説を立ててみました。 記憶力は大きく分けると 「短期記憶」、「中期記憶」、「長期記憶」 にわけることができます。 勉強の「記憶力」に関するものは「長期記憶」です。 その長期記憶も、「陳

          楽しむためには

          「楽しむためには準備が必要」 が我が家の合言葉です。 息子も来年の春から中学生。 さて、どんな息子かはさておき、 中学に向けて、これはできた方がいいことを紹介していきます。 算数は数学へ… まず、四則演算を完璧にすること。 四則演算とは、 たし算、ひき算、かけ算、わり算 整数だけでなく、小数・分数でも。 数学が苦手になる原因の1つに「計算力」がないことがあります。 そして、「量感」を鍛えておくことです。 計器を使わずにある量の大きさの見当をつけたり,あ

          楽しむためには

          効率の良い勉強方法

          よく、「効率の良い勉強方法」を聞かれるのですが、 「効率の良い」という意味が、 「楽して」、という意味なのか? 「すごく成績が上がる」、という意味なのか? 「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。 時間が経つにつれ覚えたことを忘れてしまうものを数値化したもの、と言われています。 この曲線と100%の差が「完全に記憶するまでの負担」と捉えたほうが良さそうです。 ですから、短時間の場合には反復的な学習を行い、 次の授業までに授業のノートの確認をして、

          効率の良い勉強方法

          言いかえる

          全力塾では、中3受験生を対象に、「英語日記」という課題を出しています。 その名の通り、 「英語で日記を書く」 よく言われるのが、 「そんなに毎日書くことなんかない」 ということですが、 どういうわけか学力が高い人というのは毎日書くことがあります。 1日を「書くことがある」ように捉えているから。 結局は捉え方次第。 捉え方の選択肢が多い人が、学力が高くなるのだと思います。 そして、英語日記は「言いかえる力」が伸びます。 以前のブログ、「学力を上げるために大

          言いかえる

          座標

          1学期の頃は、決めたことを続けることも難しいと感じていた塾生も、 夏期講習でそれを乗り越え、 回を重ねるごとに、宿題である全力プリント、授業前のウォーミングアップテストの正答率が上昇しています。 よし。 そうすると、次の課題が見つかってきます。 それは、 「同じ間違いを繰り返してしまう」 ということ。 これは勉強以外でも言えることもあるかもしれません。 なんとなく、その原因がわかってきました。 それは、「自己把握」ができていないこと。 この「自己把握」と

          学力を上げるために大切な力3

          今まで、「学力を上げるために大切な力」として、 「言いかえる力」 「仮説を立てる力」 を紹介してきました。 今回は、「見方を変える力」です。 高校入試問題の数学では、難易度の高い空間図形の問題が出題されます。 この「難易度が高い」とは、どういうことか? それは、「気付く難易度が高い」ということ。 気付くために必要なのは、 「見方を変える」ということ。 様々な立体の見方を変えると、見え方が変わります。 それを利用して、問題を解く。 そして、以前のブログ「

          学力を上げるために大切な力3

          学力を上げるために大切な力2

          学力を上げるために大切な力はいろいろあります。 その中の一つが 「仮説を立てる力」 前回は、「言いかえる力」を紹介しました。 中学生・高校生の数学の学習は計算を中心に学習しました。 中学3年生や高校1年生の数学の学習に出てくる、「因数分解」はこの「仮説を立てる力」が大切です。 中学3年生には少し難しいかもしれませんが、こちらの因数分解。 数学が得意な人はすぐわかるかもしれませんが、 問題を見た瞬間に、「どこから因数分解できるか」を考えているはずです。 そして

          学力を上げるために大切な力2

          この感覚…

          今までのブログで、英語をどのように指導しているかを伝えてきました。 この指導法が正解! とは思っていませんが、 自分が考えている英文法は、なんとなく「あれ」に似ていることに気づきました。 それは、 将棋です。 子どものころはそんなに好きでもなかったのですが、アニメを観たり本を読むうちにハマりました(^^;) ただ、弱いです(^^;) 将棋の駒には、「動き方」が決まっています。 そして、その「動き方」から攻守の「役割」が決まってきます。 そして、それを理解し

          この感覚…