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頭の整理、備忘録

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猫を棄てる|村上春樹

猫を棄てる|村上春樹

普段、本を読んだら感想をA4ノートにまとめる癖がある。
こればかりは簡単に感想をかけないと思った文章を読んだので、なにかの記念だと思い、これを気にnoteに書いてみようと思った。



追い求めるものや行動する理由がないときに、ふと訪れる、なぜ生きているのかという、ひどく不思議な感覚。

誰もが感じたことがある、だけど誰かと深く話し込んだこともないだろうそんな感情に、すごく寄り添ってくれる本だっ

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本当に読書をしたいのか。

本当に読書をしたいのか。

読書が、好き。本が好き。
よく言うけども、本当にそうなのかわからなくなってきた。



今の世の中は、とっても住みやすくて生きやすいのだろうと、四半世紀くらいしか経験がないながらも、多方面の状況を見聞きしていてしみじみ思う。

どうすれば健康になれるのか。
どうすれば幸せを感じることができるのか。
どうすれば経済的に裕福になれるのか。

何を食べず何を食べれば健康的に長生きできるのか
どういう行

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具体と抽象:自分とスタバ

具体と抽象:自分とスタバ

僕はよく、スターバックスにいそうな見た目をしていると言われる。そういうと、たいてい「あー確かにいそう」などと言われるもんだから、確かめてやろうと、先日駅前のスターバックスに足を運んでみた。

お誂え向きに、ガラス張りのフロントにカウンター席が並んでおり、そこにパソコンを従えた人たちがびっしり並んでいたので、ひとりひとりじっくりどんな人っぽいか観察してみた。

残念ながら、並ぶ人たちは、みな人間とい

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緩やかな挫折2022年、夏

緩やかな挫折2022年、夏

2022年7月、人生ではじめてのビジネス社会の移住を経験した訳ですが、まだ新しい環境に馴染むことができていません。

転職から1ヶ月あまり、希望や喜びを含みながらも、まだ解決できない心のもやもやをそのままに記しておきたいと思います。

理想へのステップアップ半年前、まだ荒れくる激流に揉まれていた僕は、当時の状況と自分が理想としていた状況をノートに並べ、転職することを決意しました。

当時描いた理想

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インストールされた言葉と意味、癖

インストールされた言葉と意味、癖

「いや、」

否定的な文章でもなく、文脈からおよそ反対の意見を言うわけでもない場合でも、開口一番この言葉を選んでいる人を多く見かける。

選んでいる、というのは語弊があるかもしれない。
もうその言葉で始めることが板についてしまっていて、言葉を選ぶという選択肢すら存在していない可能性が高い。

すでに自分の頭や口にインストールされたシステムによって、「いや、」ということがデフォルトになっているといっ

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お金を使うときの頭の中

お金を使うときの頭の中

眩しすぎない曇りのない青空と、薄く水がひいてあるような澄み渡った地面がある、透明な広い空間。そこに、不自然に宙に浮いた大きな網袋にお金が入っていて、下のところに透明なチューブが伸び、先に蛇口が付いている。

コンビニやスーパーに入って買うものを決めると、その蛇口が緩んで、下にある犬の餌を入れる容器みたいなものに、お金がほろほろ落ちて溜まる。

レジでカードを切ると同時に、その容器を、近くの神妙な雰

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やらない習慣、イノベーション

やらない習慣、イノベーション

僕は、SNSもあまりやらなければ、LINEやメールの通知は基本的にOFFにしています。

10年も前の、高校生のときは、時代の最先端をゆく若者らしく、instagramにTwitter、Facebookなどなどフル装備して張り付いていました。
大学に入ってから、海外の友達も多くできたので、SnapchatやWechatなど、本当に多くのSNSを駆使して、知人友人と繋がっていました。
それが人脈や、

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散歩が好きな理由。

散歩が好きな理由。

私は普段、仕事のない日は昼前後から外に出かけて、お買い物ついで、珈琲を外で飲むついでに、散歩をすることが多いです。

降りたことのない駅で降りて、なんとなく雰囲気のよさそうな珈琲屋さんを見つけられるまで、あたりをふらふらしてみたり、どこか目的地があるときには自宅から目的地まで、2時間くらい歩いて向かってみたりしています。

散歩をしていると、不思議と幸せな気持ちになることに、数年前から気づいていた

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肌の調子がよくなったら、毎日ちょっと楽しくなった

肌の調子がよくなったら、毎日ちょっと楽しくなった

昨年末、TOP画像に設定している「イスクラファージ」という美容液を購入しました。

目的は、大人ニキビを退治するため。
東京に出てきてから3年以上、水が合わなかったからか、働きだしてのストレスでかは知りませんが、ずっと首にニキビが恒常的に発生するようになり、非常に困っていました。

皮膚科にいって処方されたものでも治らず、とりあえずネットで調べて良いとされているようなシカクリームやらレチノールやら

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仕事と底なし沼とブロック

仕事と底なし沼とブロック

以前の記事では、自己啓発本を読むときの読み手の姿勢として、自分が気をつけていることを書いてみた。

答えがただ1つ決まっている訳ではない問について、その答えが書いてありそうな書籍を読む際には、主張が正しそうかどうかを判断する必要がある。

一方で、答えがただ1つ決まっていない問については、答え=主張の確かさが怪しいという前提に立つと、正しい答えをだそうと頑張るほどに問に対する答えも出せなくなってし

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自由になるには

自由になるには

幸せを考える時に、「自由」という言葉を使う人が多いように感じるが、自由であることがなぜ幸せに感じるかについて言及する人は少ないように思う。

旅行に行く自由
仕事を選べる自由
経済的不安からの自由
行動の選択肢を制限されない自由

粒度を変え表現を変え、様々な自由の形がある。

一方で、自由度に際限が無ければ、人は選択肢に溺れて動けなくなってしまう気もする。ビュリダンのロバみたいに、結局何にもあり

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自己啓発との付き合い方

自己啓発との付き合い方

僕は本を読むことが好きだ。
noteにいるような方であれば、共感いただける方も多いかもしれないが、友人を家に招くと、たいてい家にある本の量に驚かれる。

今日は、最近本を読んでいて、思ったことを書いてみる。
あまり進んで読むことはないのだが、タイトルにしている、自己啓発本を読んでいて思ったこと。

僕はこの類の書籍を読むときはとても注意しながら読んでいる。
なぜなら、その書籍の主張が、そのトピック

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「慇懃無礼」という四字熟語

「慇懃無礼」という四字熟語

「慇懃無礼って四字熟語が似合いますよね」

この前、会社の飲み会で後輩に言われた。

パっと言葉の意味は分からなかったものの、文脈からだいたいのことは想像できた。

意味を教えてくれ、どんなとき、誰に対してそうなっているのかを説明する後輩の言葉が胸に刺さるような思いだった。

感情的になることはあまりないものの、少し嫌な気持ちを意図的にさせてくる相手に対しては、言葉や態度で丁重にお返しをしているの

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正しい生き方と余暇_part2

正しい生き方と余暇_part2

僕には、僕にとっての正しい生き方があると思う。
それはきっと、読んでくださるあなたにとっても同じで、他の人と同じかもしれないし固有のものかもしれないが、自分自身の価値観で判断した正しい生き方があると思う。

正しい生き方、それはつまり、自分にとっての幸せを実現するために日々生きる、行動するということだと思う。

ということは、
自分にとっての幸せってなに?
幸せを感じる状態ってなに?
これらを分か

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