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散歩が好きな理由。

私は普段、仕事のない日は昼前後から外に出かけて、お買い物ついで、珈琲を外で飲むついでに、散歩をすることが多いです。

降りたことのない駅で降りて、なんとなく雰囲気のよさそうな珈琲屋さんを見つけられるまで、あたりをふらふらしてみたり、どこか目的地があるときには自宅から目的地まで、2時間くらい歩いて向かってみたりしています。

散歩をしていると、不思議と幸せな気持ちになることに、数年前から気づいていたのですが、それがなぜなのかは最近まで深く考えておりませんでした。

なぜ散歩が好きなのか。
ただ歩いているだけなのになぜ楽しいのか。

もともと人間は歩き回って狩猟する生き物だったから、とか、そういう生物的な何かがありそうな気もするし、セロトニンなど脳の分泌物の影響で幸せな気持ちになるのかもしれません。そういった内容の書籍をいくつか読んだこともありますし、それを疑うことも特にありません。

とりあえず、生物的ななにかを脇においてみて考えてみました。

そうすると、散歩のときはいつも、「普段気にかけないものに目を向けてみる」「そもそも行ったことのないところを歩いてみる」ということをなんとなくやっていることに気づきました。きっと、これが幸せに感じる要因なんだろうと思います。

歩いたことのない道を行先も決めずに進むには、目の前のことに目を向け、自分の好奇心に耳を傾ける必要があります。2つに分かれる道のどちらに行きたいのか、素敵なお店を通り過ぎようというときに足を止めるかどうか。すべて、自分で決めなければなりません。

散歩している間は、まさに、今に集中しているという状態な気がします。

散歩は、自分に集中できるし、思いがけない出会いがあって楽しいしワクワクする。そしてワクワクしている自分に気づける大切な行事みたいです。

通勤の道や、家から最寄りのスーパーまでの道など、普段の生活で機械的に通り過ぎる道では、あまり自分に集中できないかもしれません。頭や身体が歩き方や行く先を知っているから、勝手に自動運転モードになってしまうようです。

知らない道や街で、散歩をすることは、自分の自動運転モードを解除するための重要な趣味みたいです。


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