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政治経済、ビジネスのはなし。

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取っつきにくいテーマを噛み砕いて。几長な知識ではなく、ヒントとなる【視点】を提供します。
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営業の葛藤①(値上編)

営業の葛藤①(値上編)

事業部門に異動し、営業職として早1年。

「君には判断することを任せたいから。」と、9か月で国内営業統括になり、予算も任され、今月からは突発的な要因もあり、輸出業務も担当することになった。

お世話になった一部の国内顧客には交代挨拶も早々に、しかし何度目かの、恒例になりつつある価格改定の申し出を行う。昨年、名刺とともに、震える思いで初めて臨んだその作業も、この1年の激変する市場環境の所為で、過去の

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私たちは「実力派」を増やせるか。(2020年の振り返り等)

私たちは「実力派」を増やせるか。(2020年の振り返り等)

日付と同時に年も変わった、その数分後。毎年早々に済ませる「振り返り」をしていないことが急に気になり出す。遠足前夜の忘れ物チェックみたいなもので「まぁ、そんなにかからないだろう。」ともぞもぞディスプレイをタップしていく。眩い光。「寝る前のスマホはエスプレッソ2杯分」なんて言説が、数十分前に流し込んだ缶ビールの前にあえなく敗北した事実を、瞼の裏まで透ける朝の陽光で知るのだった。

…等というまどろっこ

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上司は先生ではない、と気付いた日。

入社二年目のある日。「そんなものかな」と、妙に腑に落ちた。職を変える・変えない以前の、大袈裟に言えば、キャリアにおける1つの転換点である。

驚きより、諦めに近かった。社会人を2, 30年経験しても「先生」にはなれないのかと空虚しい気持ちになりはしたが、良いきっかけでもあった。自分の先生は自分で創ろう。「Where there is a will, there is a way.」とSkypeのプ

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あの子に、選挙権を。

子供に選挙権があっても良いと思う。5年くらい前から、漠然とそんなことを考えている。

ここでいう「子供」とは、二十歳とか、18歳そこらではない。10歳とか5歳。いや、新生児を含んで良い。

「何をバカなことを。第一、″誰″にどうやって″投票″するというんだ。」

そう言う気持ちは、大変ごもっともである。「子供」は、判断力や身体能力に欠けるので、一票を投じることができない。そこに異論はない。

しか

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「明日、選挙でもやりますか?」

新型コロナウイルスに関する情報がネット上に溢れている。ウイルスの増殖に比例して、1月頃は楽観的な、2月頃は同情的な、3月に入り扇動的なものが目に見えて増えた。

いい迷惑だ。

デマや嘘や憶測を拡散する「デマクラスター」は、意図的かつ瞬時に拡散し、人の思考を奪う点でコロナウイルスのクラスターよりはるかに質が悪い。

マスクには効果がない、つけなくても大丈夫、日本人はBCG接種してるからどうの、外人

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コロナウィルスがもたらしたもの。安倍政権に足りなかったもの。

コロナウィルスがもたらしたもの。安倍政権に足りなかったもの。

「アベノマスク」や「現金30万円給付」への反応は、私にとって少々意外なものだった。

店頭で全く目にしないマスクを全世帯に一律配布したり、本当に困っている人(正確には”収入が急減する約1000万世帯”だが)に30万円という前例の無い現金給付を行ったりする施策は、税金の使い道として的外れではない。

けれど、それではだめなのだ。現代は、かつてないほど「心を求める時代」である。「モノやカネをどのように

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怒りは道具である、という話。

怒りは道具である、という話。

・怒りとは何か

怒りが発露することがある。言い換えれば、衝動的にばーっと言いたくなる時がある。言わなくても、書きたくなる時、書かなくても「代弁してくれる声」に賛同したくなることがある。

怒りが発露する時とはいつだろう。答えは相手をひれ伏せたい時ではないだろうか。「ええい、この分からずや!」と内心思いつつ、ボルテージを上げ、いよいよ融通が利かない時にどす黒い感情が渦巻く。

・道具としての怒り

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「さみしい」管理職に今こそ求められているもの。

「さみしい」管理職に今こそ求められているもの。

在宅勤務や日頃のコミュニケーションにおいて、動画アプリ「Zoom」の活躍が目覚ましい。1日の延べ利用者は3億人を突破。意思疎通のあり方を猛烈な勢いで再定義中だ。

同時に、自粛生活の中で「動画疲れ問題」が顕在化している。反応がコンマ数秒遅れる違和感、ずっと監視されている束縛感。知らず知らず心身を蝕む。より厳格な外出規制を敷く英国ではことさら深刻なのだろう。”Zoom fatigue(ズーム疲れ)”

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さらば、社会主義。

さらば、社会主義。

「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです。どうやってそういう社会のシステムを作り変えていくか、そういうことだというふうにお互いに理解が進んでいるので。」

4/19の報道と、その報道に対する率直かつ肯定的な「リアクション」に、私は二度驚いた。経団連という、”超”を3つ付けても差し支えのない伝統的大企業の抽象物が、終身雇用の放棄を検討している事実。それを「待ってました。」と

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もはや”電池”ではない~EV(電気自動車)普及を決定づける最後の”ピース”とは~

「電池というピースが埋まり、電動化への準備が整った」

12/18 トヨタ自動車の寺師茂樹副社長は、パナソニックとの提携を受け、こう強調した。(※1)
そして、この会見で改めて注目されたのが「全固体電池」だ。

断っておくが、もちろん、冒頭の"最後のピース"とは全固体電池ではない。
いや、電池ですらない。
EV普及の決め手が電池だった時代は過ぎ去った。その話の前に、まずは全固体電池について触れてお

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環境投資がお金になる時代に。

環境投資がお金になる時代に。

「"お金"を稼ぐ。」

お金という概念がこの世に誕生してから、どれくらい経つのだろう。その物体に内包される不思議な魔力に、人類はとりつかれてきた。

人類は、その叡智をより効率的なお金の返還手段としてフル活用し、結果として、迅速かつ確実に地球環境を破壊した。

転換点は、1960年代頃だろうか。日本で四大公害病が表面化し、海の向こうでレイチェル・カーソンが警鐘を鳴らす頃、お金の"前後"に少しずつス

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ハロー・リカード

ハロー・リカード

「限られた時間を『長所』と『短所』のいずれに振り向けるべきか」というテーマに関する結論は、一応得られていると言って差し支えないだろう。

その結論とは、無論「長所」である。詳述は控えるが、主張の最たる根拠は「ハロー効果」という認知バイアスを絡めた視点だ。

ハロー効果(ハローこうか、英語: halo effect)とは社会心理学の用語で、ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他

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月に1度、たった10分で日本経済を理解できる簡単な方法。

聞くところによれば、新聞を読まないというビジネスパーソンが増えているようだ。インターネットのニュースで十分だと、その気持ちも分からないではない。

私は、よほど仕事に追われない限り、ほぼ毎朝、専門紙を含め5紙の新聞を1時間程度でざっと読む。とはいえ、新聞の情報は紙面の都合上表層的になりがちで、その情報を消費して「こんなニュースがありましたな。」と話題にすることに、さしたる意味は無いと考えている。で

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