あの子に、選挙権を。

子供に選挙権があっても良いと思う。5年くらい前から、漠然とそんなことを考えている。

ここでいう「子供」とは、二十歳とか、18歳そこらではない。10歳とか5歳。いや、新生児を含んで良い。


「何をバカなことを。第一、″誰″にどうやって″投票″するというんだ。」


そう言う気持ちは、大変ごもっともである。「子供」は、判断力や身体能力に欠けるので、一票を投じることができない。そこに異論はない。


しかし、何も本人に、文字通り″這って″でも投票に行って欲しいと望んでいるわけではない。

代わりに親が行けば良い。

親が子供の未来のために一票を投じれば、それが良い。これから一番長く生きていかなければならない人のことを考えて、長い目で投票してくれれば、それが一番良い。

万一、親同士の意見が合わないなら、その票は半分に分けても良いと思う。子供の未来を願う数は、親の数だけあるはずだ。皆が真剣に考えて投じれば良い。


「成年後見制度」や何かと比較して、子供の選挙権に関する現実的な議論を呼び込みたいわけではない。

僕は、選挙や政治の専門家ではない。というか、素人だ。

ただ、そんな世界も良いなと思ったので、書き留めるだけである。

海の向こうの、そのまた先で「長い目で先を見据えよう」と世界が変わりつつあるようなので、選挙の形も変わって良いはずだと、そう思っただけである。

何かのお役に立ちましたなら幸いです。気が向きましたら、一杯の缶コーヒー代を。(let's nemutai 覚まし…!)