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ウクライナ戦争とトランプ大統領

「トランプは悪いところもあったけど戦争を起こさなかったのは良かったんじゃない?」とアメリカ人に言ったら「コロナを拡大して何万人も死んでるんだから戦争をしたのと一緒だ」みたいな事を言っていた。

トランプが良い大統領だったのか悪い大統領だったか私も分からない。ただ、いまの状況で何も行動しない事はなかったのではないか?バイデンは何もしない。

トランプが金正恩と握手したシーンは美しかった。プーチンと首脳会談で二人で笑顔の写真もある。ビジネスマンとして成功してきたトランプをプーチンは認め、プーチンの政治手腕をトランプも褒め称え、お互いに認める発言をしている。金正恩に対しても「若いのに大したリーダーだ」と認めていた。

以前のnoteに書いた通り、強力なカリスマ性を持ったジャイアンのようなトランプだからプーチン、金正恩、習近平と上手くバランスが取れているのでは?と書いた。高齢で病気の噂もあるバイデンでは曲者の3人と渡り合えないのでは?とも書いたが予想が早速適中した。

バイデンが大統領になってから1年足らずでウクライナで戦争が起きた。大統領がトランプのままだったらプーチンは戦争を起こしていないのではないか?

実際ドンバス問題は8年前から燻っていてトランプ在任時に戦争になっていてもおかしくなかったはずだ。それを防いでいたのはトランプのリーダーシップだと思う。

差別主義を煽り、「マスクはいらない」とコロナを蔓延させたり、パリ協定から離脱するなど荒くれ者な部分も多かったが、コロナは世界のどの国でも防ぐことができなかったしバイデンが大統領だったとしてもそれほど結果は変わってないだろう。

ウクライナ戦争が始まった今アメリカは9%近い物価上昇で国民は苦しんでいる。原油、ガス、食料の高騰で日本を含め世界中で経済が悪化している。

アメリカには戦争賛成派の議員がいるらしい。歴史的に軍事産業でこれまで儲けてきたエスタブリッシュ層だ。

そのエスタブリッシュ政治にうんざりしてアメリカ国民はトランプを選んだ。だがコロナの打撃があまりにも酷すぎて2020年に国民は感染対策第一のバイデンを選んだ。トランプはコロナがなければ再選は確実だったと言われている。タイミングが悪かった。

しかし、戦争が始まり軍需産業が儲かるアメリカでは「またエスタブリッシュの政治に戻っちまった」と嘆いているアメリカ人が多いのではないか?

バイデンも支援者の意向のせいかこの戦争を止める様子がまったく見られない。議会ではウクライナ支援の16兆円の追加軍事予算が通過した。戦争屋の思惑通りだ。

もし、大統領がトランプだったらおそらく何らかの行動を起こしているだろう。それがプーチンとの首脳会談かアメリカ軍の参戦(それが第三次世界大戦の勃発につながっている可能性もある)かは分からない。

ただ以前のnoteに書いたように家族を大切にするトランプが最終的に戦争を望むとは考えずらい。普段は破天荒でも、ここぞという場面では冷静に人間的な判断をする人物のように思えるからだ。おそらくプーチンとの直接交渉で停戦を試みるのではないか?三度の倒産をくぐり抜けた優秀なビジネスマンだ。アメリカ、世界の経済が悪くなるより、プーチンのプライドを上手く持ち上げ経済的な角度から解決した可能性もある。

いずれにしても次のアメリカ大統領に代わるのは2025年。それまで世界は持ち堪えることが出来るのか?高齢に達し、世界からの批判は当然覚悟して戦争をはじめたプーチンが簡単に引き下がるとは思えない。

2020年はクソな1年で、コロナが収束すると言われていた2021年もクソで終わった。ウクライナ戦争は2022年に収束し、はたして2023年は良い年になるのか?そうなる可能性は低そうだがコロナは収束に向かっているので明るい年になることを期待したい。




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