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サラリーマンの孤独と悲哀

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サラリーマンの孤独と生き様。 普通でいることが何か。 普通に生きることが難しいと感じているあなたに 読んで欲しい。
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#コラム

終わりを意識するから、今が愛おしくならないか

終わりを意識するから、今が愛おしくならないか

最近買った本の裏表紙。
書いてあった。

引用元はこちら。

世界が続くならば、
人はそれぞれの寿命を全うする。

世界があと少しで終わってしまうとなると、
どうするだろうか。

サウナに限らず、面白い問いだなと思う。

寿命もあるわけだから、いずれにせよ
終わりはくる。
そんな事実に目を背けているのか、
見ないフリをしているのか。

気がつかない体を装って
ぼくは生きている。

同じ日常が続くわ

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ビジネス書2冊分の記事を書いて、書くことは諦めることだと気づいた話

休日に文章を書きはじめて、約2年が経った。
ライティング・ゼミに通い始めたことによって、
書くことの習慣は身についた。

文章のクオリティーは置いておいて、
2,000字以上の記事を
200以上このブログに投稿してきた。

自分の趣味のサウナのことであったり、
英語学習の経験、
大学受験の挫折の経験、
今までのキャリアのことであったり。
おもむくままに1記事1テーマで書いてきた。

目を通していた

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フラペチーノが頼めなくて 春

フラペチーノが頼めなくて 春

「もう一度よろしいでしょうか」

緑のエプロンをまとい、満面の笑みで
彼女は私に問いかける。

透明なアクリル板ごしにその言葉を
投げかけられ、戦意を失う。

「ドリップ、ホット、トールで」

いつものブラックコーヒーを頼む
必須の3条件を少しテンションを落として伝える。
彼女は微笑みながらうなづくと、
その場ですぐにそれを出してくれた。

読者のみなさんはフラペチーノを
ご存知だろうか。

知ら

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上手にHPを削って生きられたなら

上手にHPを削って生きられたなら

いまさらながら旧友からの年賀状に気づく。

年の瀬から積み重ねられたデリバリーと
スーパーのチラシに紛れ込んでいたのだった。

今さら
これから送り返すというわけにもいかないので、
スマホからメッセージを送る。

「今年こそはみんなで一緒に
集まって飲みたいね」

そんなメッセを彼と何回お正月で
繰り返しただろう。

そして近年はこのご時世も
あり「落ち着いたら」という
枕詞がついたのだった。

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毎日がちょっぴりしんどいあなたへ~左奥歯の痛みが教えてくれた勇気~

辛抱強い性格だ。
そう思っていた。

野球部の練習のキツイしごきも、
社会人になってからの理不尽な
ハラスメントも全部含めて
いい意味で自分に耐えられるよう、
しのいできた。
ずっと。

少々のことではへこたれない。
そう思っていた。
いや思い込んでいたのかもしれない。

この数日、急激な左上奥歯の激痛に襲われた。

ただの虫歯である。

ヘルスケアビジネスに関わる
自分としては恥ずかしいことこの

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僕があきらめたのは「酸っぱいブドウ」だったのか

僕があきらめたのは「酸っぱいブドウ」だったのか

自分の思ったとおりに事は
うまく運ばない。

法曹になるため、
司法試験を目指し、
挫折しあきらめた背景を前回では書いた。

みなさんもそれなりに生きていれば、
あきらめたものがたくさんあるだろう。

行きたかった大学
取りたかった資格
大好きな人に想いを告げること

今日はそんなあきらめた事、
モノに対して、哲学的にちょっと
考えてみたというお話である。

あのころの未来に 
ぼくらは立っている

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4%の不安に怯えるものたち

4%の不安に怯えるものたち

ステイホームの連休が始まった。
過ごし方は人それぞれだ。

テレビのニュースをつけても、
ネガティブなものであふれている。
悪いニュースのほうがきっと
話題になりやすい、
広まりやすいのだろう。

「オリンピックはどうなってしまうんだろう」
「自分の会社の業績は大丈夫だろうか」
「自分はウィルスにかかっていないだろうか」

ネガティブなニュースは広まりやすく、
ポジティブな出来事は
あまりニュース

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「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「こんな時代だからこそ、
大手に入社したほうがいいに決まってるだろ」

「この資格をとっておけば、
就職で絶対有利だよ」

「この投資なら、デメリットもないし
絶対うまくいくよ」

若いときであればあるほど、
「正解っぽいもの」
が見えてくるとそこに
のめり込むのではないか。

かくいう私もそこで痛い目にあった一人だ。

あっけないほど残酷に
判断能力を失うものだ。

もしかしたら詐欺師に
だまさ

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ぼくは車の運転ができない

ぼくは車の運転ができない

ふと振り返ってみると、
他人が当たり前にできること
ができないことが多い。

自分が求めた「結果」にはことごとく
「失敗」を重ねてきたということ。

これからも失敗を続けるだろうし、
それでいいと開き直っている。
そのうちのひとつを今日は書きたい。

たとえば車の運転。
普通免許は取得したが、
絶望的にセンスがない。

隣に座った同乗者に
「死ぬかと思った」といわれたこと
は一度や二度ではない。

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緑茶ハイより愛せないものは通り過ぎろ

緑茶ハイより愛せないものは通り過ぎろ

「ホーリーさん、お久しぶりです。
聞いてくださいよー」

私が店に入るなり、
彼は緑茶ハイのグラスを
片手に近づいてきた。

そんな光景を目にし、
マスターも苦笑いで
私におしぼりを差し出した。

今日は所用が早く終わり、
カウンターだけの立ち飲み屋にやってきた。
7人入れば満席の小さな店である。

半年以上前に引っ越しをしてからは、
まったく来られなくなっていた。
久しぶりに夕方から、
こっそり

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「夢が見つからなかったおじさんの末路」~トレッキング型で前に進む~

「夢が見つからなかったおじさんの末路」~トレッキング型で前に進む~

「いや、聞きたいのはあなたの夢ですよ、
10年後とかどうなってたいんですか」

彼は少しいらだったのだろうか。

オンラインの画面越しに
言葉を投げかけてきた。

向こうの画面には、
あまり関心のない自分でも
分かるブランドものの時計が
視界に入った。

苦笑いを浮かべているのが
自分でもわかる。

違う価値観の人にふれることで
自分を成長させる機会を作りたい。

そう思って、ある交流会に参加して

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【しくじり】自分の営業スキルを勘違いしちゃった先生

【しくじり】自分の営業スキルを勘違いしちゃった先生

過去のしくじりを書く。

相当の勇気がいる。

今までは書きたいことだけ書いてきた。

ただ前回下記の記事を書いていて、
自身の戒めのためにも
急に書いておきたくなった。

ここ1週間で
「ありがとう」と
誰かに言葉にしていない人は、
必ず最後まで読んでほしい。

スマホをみんなが持ち始めたころの話ある法人営業部署に所属していた。

携帯電話やスマートフォン、
オフィス用のコピー機がメイン商材。

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君はまだ一発屋の花火の輝きを知らない

君はまだ一発屋の花火の輝きを知らない

お笑い芸人は世界の幸せを作っている。

そんなことを聞いたら、君は驚くだろうか。

私は健康経営コンサルタントとして仕事柄、
非常に健康に近い立ち位置で仕事をしている。
そのため、健康になることは
幸せになるための第一条件で
あると確信している。

そのために必要な習慣やノウハウを
人一倍探求している。

その中で笑いの効果は絶大だ。お金、
幸せ、健康いずれを求める人にとっても。

笑うと人間の体

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オレの焼肉を笑うな

オレの焼肉を笑うな

ひとりカフェ、
ひとりカラオケ、
ひとり映画。

ネットの記事で
よく見かけるようになった。
ひとりになりたい人は
増えているのだろうか。

「ぼっち飯」という言葉に
代表されるように、
「ひとりで出かけて何かを楽しむ」
ことは確実に広まりつつある。

最近は若い女性がひとりで、
ラーメン店や牛丼店に来店する
風景は珍しくなくなってきた。

2018年に行った株式会社ぐるなび
の調査によると、ひと

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