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終わりを意識するから、今が愛おしくならないか

最近買った本の裏表紙。
書いてあった。

一週間後に世界が終わるとしたら、
あなたは、どこのサウナにいきますか?
あなたにとっての最後の楽園=ラストパラダイス
はどこですか?

引用元はこちら。

世界が続くならば、
人はそれぞれの寿命を全うする。

世界があと少しで終わってしまうとなると、
どうするだろうか。

サウナに限らず、面白い問いだなと思う。

寿命もあるわけだから、いずれにせよ
終わりはくる。
そんな事実に目を背けているのか、
見ないフリをしているのか。

気がつかない体を装って
ぼくは生きている。

同じ日常が続くわけじゃない

年齢をへてくると、

日々の通勤、1週間の生活サイクル。

当たり前の日常が固定化されてきて、
新しい発見や新鮮味を感じることが
少なくなる。

ただその一方で日常は刻一刻と
変化している。

自分の身体も少しずつ確実に
年老いていくし、あなたの
街の風景も1年前と写真を
見て比べれば、びっくりする発見が
あったりするだろう。

子供の成長だってきっとそうだろう。

いつも同じことを繰り返しているだけ。
そんな日常はつまらない。

そう思い込んでいないだろうか。

些細な変化に気づくこと

たまたま寄ったスーパーで
買おうと思ったのが特売品だった。

電車の中吊り広告で読みたい本を見つけた。

ホームで前職の同僚に出くわした。

こんな感じで固定化されている、
繰り返されていると思っている
日常にもイベントは起こる。

それが大きなものであれ、
ささやかなものであれ。

そんな変化に喜びと感謝を見いだせるか。

尊敬する人や、活躍している人ほど
そんな縁を大事にしている。

感受性がどうしても落ちてくる中で、
意図的に気づきにいかないと、
時間はあっという間に経ってしまう。

人生の終わりはあっけなくやってくる
のではないか。健康寿命の折り返し地点に
入った僕は強く思うのだ。

両親に会える回数から知る

そのあっけなさを知った出来事がある。
親に会える日数の計算式というのは
ご存知だろうか?

NHKの「あさイチ!」で紹介された、
あと何日親と会えるかの計算式である。

その計算式は 、

(平均寿命−親の年齢)×(一年間に会える日数) 
=今から親と過ごせる残り日数

である。

僕も実際に計算してみる。
数値を見ると、本当に思っていたより
少なくてショッキングな結果。

当たり前、当たり前なんだけど
終わりがくることを「きちんと」知った。

もちろん正確ではなくても、
終わりであることを自覚するデータが
あると人のそれからの行動は確実に変わる。

がんの余命宣告を受ける人もきっと
同じであろう。

終わりは必ずやってくる。
そこのタイミングを自覚する前に
ささやかな日常に目を向ければ、
きっと前向きな何かが見つかる。

今日も何か面白いことないかな。
そんな気持ちを忘れずに
街に出歩いてみよう。

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