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【市営ジム閉鎖編】ダイエットその⑧ -また君は引きこもる...?【終近】

1人で市営ジムに通うようになり、自宅でもストレッチやトレーニングに励みだした2018年の画伯ちゃん👦🏻

食事は記録し、主食はオートミールに。
2017年11月から本格的に始めたダイエットで、体重は『115kg』からみるみるうちに落ちていった。

20kgほど減量した『95kg』程度では誰にも気づかれなかったが、それから先はいろんな人に『痩せた!?』と気づいてもらえるように🎉

それが、またモチベーションに繋がり
ジムや自宅トレ、食事管理を徹底するようになっていった౾✍


前回までのダイエット↓↓↓

ダイエットまとめ↓↓↓


イケメンジムスタッフ

時は流れ。
2019年春。

35kgほど痩せ、第一印象が明らかに変化していた。
何度か会わないと届かないであろう相手の心のドアに、初対面でも入っていける感じ。

それは入ってきてくれるとも同じ意味合い。


見た目のせいか、自信がついたせいか今でもハッキリとはわからないけど、明らかにコミュニケーションはスムーズになっていた。


こんなに変化できるまで続けてこれたのは、周りのチカラも大きい。

・1人目は、市営ジムに行くキッカケになった『障害者施設の友達』
・2人目は、画伯ちゃんが1人で通うようになっても、ジムに通い続ける気持ちにさせてくれた『20代男性社員』


本当に周りのおかげ。
恵まれていた。


その20代男性社員のスタッフさんと笑いながら話す姿を、
少し遠くで『20歳のイケメンバイト』が見ていた。

決してお互い近づこうとはしなかった。


そんなある日、彼が大学でバンドをしてると知って
「担当なにしてるのー?」と聞いたことがある。

「ギターですよ〜」


初めて話した。
それから痩せていくのと比例して、彼との会話量は増えていった。


ゲームやバイクが好きで、行動力にも溢れ、
何より女性の扱いに長けていた。

趣味や人柄が隠キャっぽい
だけど陽キャな彼との触れ合いは、とても新鮮だった。


週に1度、3時間のフル尺でトレーニングするのがルーティンになっていた画伯ちゃん。
その間、社員とイケメンのどちらかが横で話しかけてくれていた。

「他の人にも教えたり話してきぃや〜」

と言うても
「反応悪いんでええですわ〜」

と、
大学・アニメ・女性関係のことを話してくれていた。


そして2019年春。
新たに『21歳の爽やか社員』がやってきた。

その爽やかスタッフとも打ち解けて、みんなで話すようになっていく。

4人目のスタッフになれたような気分で不思議だった。


そう。画伯ちゃんは不思議だった。
30年間くらいうまく人と話せなかったのに。

なぜこの3人のスタッフさん達は楽しそうに話してくれるのか。

障害者だからなのか。
痩せたからなのか。
俺が変化してきたのか。

今までの人生、こう接してもらえていたことに気づいていなかったのか。


20代の彼らの

・バンド話
・女性遍歴
・アニメとJ-POP情報
・最新筋トレ情報

そういう話題を毎週2~3時間ほど聞いていた。

もう今日はええわ!と思う日もあったが、引きこもりにはすごいリハビリになっていたと思う。彼らから学ぶことは多くあった。

そして案外いけるもんだとも知ったな。
6年ほど引きこもって誰とも話せなかった画伯ちゃんでも、市営ジムに通うだけで『社会』や『日常』の一部になれるんだと。


21歳の爽やかイケメン


2019年の春にやってきた、爽やかイケメンの社員さん。
彼は筋トレオタクだった。

プロレベルのトレーニング知識を持っていて、
絶えず学び、鍛錬を積んでいた。

適当にトレーニングしていた、画伯ちゃんのフォームを修正してくれたおかげか、画伯ちゃんの筋力は急速に上がっていった。

大手ジムレベルのことを、マンツーマンで教えてくれていた。
他の利用者は何故手ほどきを受けないのかわからないし、必然的に画伯ちゃんが独り占めすることに。


彼は"たんぱく質"にもうるさかった。
トイレに行くフリをして、こっそりプロテインパウダーを飲むくらい。

自分での行為もほぼしない厳しさ。
とんでもないストイックなイケメンだった。


2020年の年始。

田舎から帰省したばかりの、爽やかイケメンは"じゃこ天"をプレゼントしてくれた。


タンパク質〜!!!

(愛媛のじゃこ天めっちゃ美味しかった!!!)

やっぱり、案外なんでもいけるもんだと知ったな。
健常者と話すのも。障害者と話すのも。痩せるのも。


いろんな事がうまくできるようになっていた。


それからのジム


2017年秋から通い始め『あぁ、あともう少しで体重、体脂肪率、筋肉量も見た目も理想的になる』という間際。

1番始めに仲良くなった20代社員男性が退職。
その数ヶ月後、2020年3月にジムが一時的に閉鎖された。

コロナだ。


仕方ないとはいえ、急激に生活リズムが狂いだす画伯ちゃん。
運動量も減少。

毎年
4~7月くらいに訪れる大きな鬱の時期と重なり、まともに身体を動かすこともできなくなってしまった。

2年絶っていたお菓子も食べるようになり始めた。



完璧な理想体型まで、あともう少しだったのに。
また太りだした。

ねぇ、画伯ちゃん。
この街で1番モテるために頑張るんじゃなかったの?


ダイエットを始める直前、
強くそう決意した想いはヒビ割れ始めていた。


あとがき


『今は休んでゆっくりしてね』
訪問看護や精神科医は、そんな言葉をかけてくれていた。

コロナという状況、躁状態から鬱傾向への変化、元カノとの急な別れ、バンドの活動停止。

また完全な引きこもりに戻った画伯ちゃん。
絶望した顔が見て取れたんだろうな。


"休まなきゃ"
と布団をギュッと掴み、不安が過ぎ去るのを待った。


でもそれは、お菓子を食べたり堕落した生活を送ることとは違うはず。
お菓子が止まらない。運動する気にもなれない。

モチベーションが無い。
ジムのホームページは更新さえ途絶えた。

話す人がいない。
誰もいない。
死にそう。
怖い。どうしよう。


動けるようになるまで食事制限を確実におこない、元気が出てきたらたくさん運動しよう。今は太らないようにできることを最大限にしておかなきゃ。

そう考えをまとめた画伯ちゃんの手には
ポテトチップス、生クリーム、アイス、米、パン、パスタ、ラーメン...


俺って何をしてるんだっけ?
何してたっけ?


あれ...
俺って"何者"だっけ?

2年半かけてわかったことが、
たった数ヶ月でわからなくなった。


2020年、夏の手前。
何が何かわからないまま、なんとか生きていた。


次回はまた過去に遡る。
"もっと痩せよう"と決心し、そういったマインドになるように人生を変えてくれた人との出会いについて記していく。 

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(2013~14年ごろの画伯ちゃん)

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