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#感謝
📖【詩216】おくれげ 824
容赦ない陽射し
額にはりつく前髪
先端から滴る雫
幼なげに見えたり
アオハルを感じたり
色気を漂わせたり
疲れが滲んだり
小汚く見せもする
幾つになっても
私は私
生きているだけ
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ヘッダー画像は丁髷アップで寛ぐ由美(仮名、長女)。
襟足の後れ毛を載せようとすると目が写ってしまうので、額の後れ毛だけ。
いつの間にやら、顔周りの髪も「後れ毛」って言うのね。
例
📖【詩215】萎縮 818
攻められていると感じないか
傷つきはしないか
恐れられはしないか
発する言葉には責任を持ち
取り下げることも
修正することも
謝ることも辞さない
それでも尚
迷い考え萎縮し口を噤む
出口を失った言葉は堆積して固まり
次の言葉を引きとめ
自分の心を攻め傷つけ恐れさせる
黙り込む心の中を
一体誰が想像するだろう
疲弊した心の責任を
一体誰が負うだろう
自分が癒やさずして
一体誰が癒すだろう
発するか発
📖【詩212】はこ 796
きれいな箱に詰めて
鍵をかけて
少し離れたところに
置いておく
封印じゃないの
取り出すときに
丁寧に手順を踏むため
ゆっくりと開けて
慈しむため
間違いなく確かに
ここにあった
愛しい時間
優しい言葉
捨て去る理由も
忘れる必要も
ないでしょう
たとえ涙が流れても
想い出は
後悔するものじゃなく
愛でるもの
#詩 #はこ #箱 #想い出 #思い出 #慈しむ #愛でる #オールカテゴリ部門
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📖【詩211】しやく 789
自分がされて嫌なことは
誰にもしない
自分が言われて嫌なことは
誰にも言わない
気づかずやってしまったら
潔く謝り
想像力が足りないことを
反省します
気まずいことがあっても
自分から挨拶する
返事をする
ありがとうと言う
ごめんなさいと言う
お願いしますと言う
それはそれこれはこれと
分けて考えます
無視されるのは
何より辛いと知っている
伝えようとしても
伝わらないのに
黙っていては伝わら
📖【詩207】かじ 781
表現はあなた自身
抑えちゃいけない
曲げちゃいけない
封じちゃいけない
誰の為であっても
#詩 #五行詩 #五行歌 #かじ #舵 #表現 #片恋 #オールカテゴリ部門
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前日にも書いたけれど、書きたいから書いている。
誰からも書くことを強制されていないし、テーマも決められていない。
期待もされていないしね。
体裁はエッセイ風の身辺雑記が多いけれど、偶には小
📖【詩201】なみだ 738
うんうん
そうだったの
苦しかったね
辛かったね
よく我慢したね
よく頑張ったね
優しいね
優しすぎるくらい
流れる涙は流れるままに
悔しい想いは悔しいままに
内なる怒りは怒りのままに
ただ受け止めればいいよ
何も間違えてないよ
後悔なんてしなくていいよ
自信を持っていいんだよ
忘れようとしなくていいよ
上書きしていこう
人を想う気持ちで
自分を想ってね
幸せを掴んでね
いつでも聴くよ
📖【詩199】桜
早くても遅くても
淡くても濃ゆくても
短くても長くても
時がきたら
自分で咲きますから
#虎吉の毎月note
#クロサキナオの2024SpringFesta !
#詩 #五行詩 #桜 #五分咲き #自分 #思い #写真 #写真日記 #オールカテゴリ部門
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(一部加筆4/3AM)
いつもご高覧ありがとうございます
書きたいことがありすぎて
四六時中、書い
📖【詩198】自己満足
褒められようと思わない
同情なんか要らないし
共感しなくて大丈夫
自虐的だし露悪的
誰の評価も求めない
批評するならご自由に
非難するなら見せないで
機嫌をとるのは自分です
逃げることもあるかもよ
とっ散らかしているけれど
居心地いいから仕方ない
お目に留めてもらえれば
その距離感が丁度いい
ひと休みには丁度いい
縛るものなど何もない
※ヘッダー画像は紙面の一部です
挿絵は「 #田中千智 #厄払
📖【詩197】ひとこと
疑りたくはないけれど
気になり出すと止まらない
気のせいなんだと思いたい
それがルールでなくっても
あなたのモラルを信じたい
私の発した一言が
余計なお世話で終わるといい
人混みの中ぶつかられ
なぜか舌打ちされるとき
それでも私は謝るよ
謝られたら怒れない
謝ったって損しない
気がおさまれば儲けもの
邪魔するも
📖【詩196】贈り物
うっかりして
勘ちがいして
思い込んで
ぽっかり空いた
真っ白な時間
口ずさめばいい
奏でてもいい
読んでもいい
綴ってもいい
誰かに想いを馳せてもいい
せっかくとか
しまったとか
がっかりとか
責める必要ないんだよ
後悔しなくていいんだよ
好きに使っていいからね
ゆっくり味わっていいからね
もっかい寝たって