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[ 宛名のない言葉の行方 ]

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「エッセイ」というにはくすぐったい。 "誰かに宛てた手紙"のような記事たち。
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自分の作品を、もっと好きになるキッカケ。

自分の作品を、もっと好きになるキッカケ。

そっか、同じことを自分の気がすむまで書いてもいいのか。そう思えるようになったのは、つい最近のこと。

○△□

ずっと違う話題を…ネタを…なんて考えてたけど、自分のnoteを振り返ってみると、意外と同じような内容もあったりする。

あれ?結局この話ってあの記事に繋がるんじゃ…とか。言葉を言い換えただけで、同じこと書いてるなぁとか。

それでも日数が経つにつれて、その時と同じ話題を扱ったとしても

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夏祭りが開かれると、私は夏祭りブルーになる。

夏祭りが開かれると、私は夏祭りブルーになる。

幼い頃の夏祭りは、いつもひとりで行っていた。

お小遣いは十分もらったけれど、とてもとても寂しかった。

周りの友達は、「夜から◯◯ちゃんと一緒に行くんだよ」なんて自慢げに話す。

私を誘っても、行かないことはわかっているから誘わない。

昼間の祭り会場は、人が少ない。ひとりでいると、なおのこと。そして、ひとりでいることが恥ずかしくて、クラスメイトがいると、そっと隠れた。

・・・

屋台を見ても

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"憧れ"は、時に足枷になる。

"憧れ"は、時に足枷になる。

憧れなしでは、今の私はなかったと思う。

それは胸を張って言えることだ。

私がライターの道を進み始めた頃、衝撃を受けた人がたくさんいる。

そして、いつしか憧れになった人がいる。

きっと私の文章だったり、言葉遣いひとつがその人の影響を受けているに違いない。

憧れの人の名前を出すのは、まだ恥ずかしい。

そんな、私にとっての憧れとは…な、お話。

・・・

憧れは、時に自分を成長させる。

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夢を叶える場所は決まっているのかどうか。

夢を叶える場所は決まっているのかどうか。

東京じゃなきゃ、夢が叶わないって思ってた。

なんとなく、ネットやSNSで活躍している有名な人たちは、東京に住んでいるから。

生まれも育ちも田舎だった私は、東京に住む人が幼い頃からとても羨ましかった。

将来は、絶対に東京に住むと決めていたけれど、今はどうだろう。

東京に住めてないし、相変わらず行きたいイベントは、東京の方でしか開催されてない。

そんな悔しい思いを未だに抱いている。

・・・

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夜の社会と自分を切り離して、見えたこと。

夜の社会と自分を切り離して、見えたこと。

ふと、私には休みが必要だと思った。

人と会うのも辛いし、お客さんのことを考えると気が病んでくる。というか、この場所にすら居たくない。

私の心は、限界がくるのが早いようだ。

・・・

昔は、もう少し我慢強かったと思う。

嫌なこと言われても我慢できたし、社会ってそういうものだと割り切って仕事もしていたし、「大人になったらこういうものだ」と言い聞かせて、忙しさを理由にプライベートもあまり大切にし

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ハッピーエンド前の不幸話。

ハッピーエンド前の不幸話。

「圧倒的な何か」が、私には足りないのかもしれない。

それが一体どんなもので何なのか、今の私にはわからない。

でも何だろう。

ずっと前から、何かがとても遅れをとっているような。そんな気持ちでいっぱいだ。

・・・

きっとそれは、私よりも後からnoteを始めた人がピックアップされたり、スキが多かったりと劣っていることに対する、嫉妬心なのかもしれない。

嫉妬だなんて、良い大人が見っともない。

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葛藤と死は隣り合わせ。

葛藤と死は隣り合わせ。

私は、人生を諦めたときがある。一度だけ…と言えたら、それはどんなに良いことだろうか。私は何度か自分を追い込むほどに、真面目すぎたのだ。

覚えているのは高校生の時、19歳の時、22歳、そして23〜25歳。

その分岐点で、私は何度選択肢を間違えきたのだろうとふと考える時がある。

今日は、そんな過去の自分を振り返りたい。

・・・

進学するかどうかで失敗した。進学するにしても、もし専門学校ではな

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詩と写真とを結ぶ何かを作りたい。

詩と写真とを結ぶ何かを作りたい。

やりたいことを少しずつ、カタチにできるようにと動き始めた今年の1月から、結構あっという間に4月も終わりを迎えている。

しかし、パソコンがアクティブに使えない状況だから、アプリでもいいから何かを作りたいと思った。

それが、詩と写真とを結ぶ何か。

色々調べていくうちに、そのような作品があるとしり、それをフォトポエムというらしい。

今日は、フォトポエムを作ってみた。

いつかのインスタのストーリ

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誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。

彼と一緒に住んでから、ご飯を作ることが多くなった。ひとりの時は、外食とか、インスタントラーメンとかコンビニ飯がとても多かった。

同棲を始めた頃も、なんやかんや彼が作っているのに甘えていた。だって、料理が上手いんだもの。そして、何もしなくても料理が出てくる様子が小さい頃を思い出して、なんだかワクワクした。

初めて彼に料理を作った時は、とても緊張した。

その日のメニューは、ジャーマンポテトと白菜

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また明日、笑えるように。

また明日、笑えるように。

BARの仕事を1週間ほど休むのは、初めてだ。

ココロに爆弾を抱えたまま、誰かに会うのが無理だった。

そんな時は、電話もとらないし、SNSもあんまりみないようにする。

そして、ひたすら漫画を読むのだ。

ハッピーエンドが多いけど。

漫画って私の沈んだ気持ちをどこか遠くへ運んでいってくれるし、忘れさせてくれる。

貧乏な暮らしをしていたヒロインが、王子さまと出会って裕福に幸せに暮らしました。そ

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同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

同棲解消のデメリットは、誰も教えてくれない

本当はこんなこと書きたくなかった。

できるなら穏便に済ませたいかったし、私だって好きでメンタルをやられてるわけじゃない。

同棲をするとき、きっと別れまで見据えてするのは、一部の人で、大体はもう「この人と一緒になるぞ」という気持ちでするものだと思う。

でも私は違った。

ひとり暮らしって、何かと不便だし、誰かと一緒に住んだら貯金とかできるんじゃない?と、自分にとってだいぶ都合の良い考えで進めた

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平成最後のお花見をしてきた。

平成最後のお花見をしてきた。

今日はお花見デートをした。

Instagramのストーリーにも少しあげたけれど、桜祭りに行った。

彼があちこち調べてくれたみたいで、それはそれは大満足のお花見だった。

川のほとりにある桜並木。
奥まで続く桜が綺麗だった。

白い花が似合う、雲ひとつない空だった。

高い木が多くて、空から降ってきそうだった。少し風なびいて、華麗に舞う桜がまた良かった。

ここの桜は少し背が低くて、トンネルのよ

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決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

決まりごとって、2人だけの秘密の鍵だ。

同棲をしてから、小さな決まりごとを作った。

・「おはよう」と「おやすみ」を言おう
・ケンカしても、その日に仲直りしよう
・「嫌だ」と思ったことはちゃんと言うこと

この3つは、とても大事だと思う。

・・・・おはようとおやすみ彼と起きる時間は違うから、私はまた二度寝をしてしまうんだけれど、「おはよう」の声かけは、その人の朝を応援している気持ちになる気がする。あと、寝起きが少しだけ良くなった。

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桜が咲いたら、君はまた遠くなる。

桜が咲いたら、君はまた遠くなる。

引っ越した近くの道沿いに、桜が咲いていたと彼から聞いたのは3日前くらい。

昨日、何もできてないなということを書いていたけど、コンビニで必要な書類のコピーをとって、その帰りにコンビニの側に咲いていた桜を楽しんだ。暗くてあんまり見えなかった。

カメラのフラッシュをたいて、まぁ見えるかなという感じ。本当は昨日、彼から教えてもらった場所に桜を見に行くつもりだったんだけど、暗いし怖いし諦めた。

そして

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