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アフリカに関する本のレビュー集

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アフリカに関する本のレビューを集めてあります。
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#古代エジプト

図説 古代エジプトの女性たち―よみがえる沈黙の世界

図説 古代エジプトの女性たち―よみがえる沈黙の世界

図説 古代エジプトの女性たち―よみがえる沈黙の世界

 古代エジプトの女性について、解説した本です。

 扱っている範囲は、広いです。およそ、古代エジプトの女性について、わかっていることは、すべて書いてある感じです。
 おかげで、ボリュームのある一冊です。読み通すには、時間と気力とが必要です。

 女性について知るためには、男性についても、知らなければなりません。
 また、そもそも、古代エ

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ファラオのエジプト

ファラオのエジプト

ファラオのエジプト

 古代エジプト王朝のファラオたちを、年代順に紹介した本です。古代エジプト王の列伝です。

 エジプト学の基礎となる知識を、与えてくれます(^^)
 主なファラオは、すべて紹介されていますからね。必然的に、その王の治世に何が起こったか(王が何を起こしたか)が、紹介されています。古代エジプトの簡易な年代記となっています。

 一人一人のファラオの記述は、それほど長くありませ

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猫と魔術と神話事典

猫と魔術と神話事典

猫と魔術と神話事典

 猫に関する神秘的な言い伝えを、「これでもか」と集めた本です。まさに、事典ですね。
 でも、学術的な、堅苦しい本ではありません。普通の人が、楽しく読める本だと思います。

 時代的にも、地域的にも、幅広い範囲を扱っています。
 ヨーロッパ、エジプト、西アジアの話が多いです。著者が、イギリスの方だからでしょう。
 中国や日本などの東アジアや、シャム(タイ)やビルマ(ミャ

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謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

謎解き超常現象3

 テレビや雑誌やネットには、不思議な話があふれていますよね。
 「心霊写真が撮れた」とか、「UFOを目撃した」とか、「大災害を予知していた予言者がいた」とか。

 こういった話は、わくわくしますね。でも、本当なんでしょうか?
 真実を知りたいと思いませんか?

 そういう方には、本書は、ぴったりです(^^)
 超常現象を「懐疑的」に調査する団体、ASIOSの著作だから

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古代エジプトの神々―図説古代エジプト誌

古代エジプトの神々―図説古代エジプト誌

古代エジプトの神々―図説古代エジプト誌

 古代エジプト神話に登場する神々を、紹介した本です。

 古代エジプト文明に興味を持つ方は、多いでしょう。華麗な壁画などには、神々の姿が、よく刻まれていますね。ヒトの頭がハヤブサになっていたり、イヌになっていたりするものです。
 あの神々の名前や、どんな働きをする神さまなのかが知れたら、楽しいと思いませんか?

 本書は、そんな思いをかなえてくれます

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ファラオの食卓―古代エジプト食物語 (小学館ライブラリー)

ファラオの食卓―古代エジプト食物語 (小学館ライブラリー)

ファラオの食卓―古代エジプト食物語 (小学館ライブラリー)

 古代エジプトの食生活について、解説している本です。

 古代エジプトの本は、日本でも、たくさん出ていますね。それら類書の中でも、着眼点の独創性と、説明のわかりやすさで、群を抜いていると思います。

 古代エジプト文明が好きな方なら、読んで決して損はしません。
 むしろ、読まないと損です。古代エジプト人の食生活について、日本語で、

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謎解き超常現象 2

謎解き超常現象 2

謎解き超常現象 2

 超能力やUFO、未確認生物、心霊現象といった、不思議な現象について、解説してくれている本です。

 ASIOSという団体が、著者です。ASIOSは、「超常現象を懐疑的に調査する」団体です。肯定的でも、否定的でもなく、「懐疑的」なのが、ポイントです(^^)

 何か不思議な現象が起きた(と聞いた)場合、それを、いきなり全面的に肯定するのも、否定するのも、どちらも、科学的な

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龍の起源

龍の起源

龍の起源

 題名のとおり、龍の起源を探った本です。
 ただし、最後のほうは、龍の話ではなく、文明論になります。この部分を、蛇足と感じる方もいるでしょう。
 それでも、龍が好きな方は、ぜひ、お読み下さい。

 龍は、幻想生物の王者ですよね。不思議なことに、ほぼ世界じゅうに、「龍」といえる幻想生物の伝承が、語り継がれています。
 これは、なぜでしょうか? 本書は、この疑問の答えに迫っています

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古代エジプトの神々―その誕生と発展

古代エジプトの神々―その誕生と発展

古代エジプトの神々―その誕生と発展

 題名どおり、古代エジプトの神々について、解説した本です。
 一九八八年に出た本ですが、基本的な内容は、古びていません。

 二〇一一年現在でこそ、古代エジプトの神々を解説した本は、多いです。
 けれども、一九八八年当時には、日本語のそういう本は、ほとんどありませんでした。本書は、貴重な本でした。

 現在は、多くの類書が出ていますね。それらと比べても

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シルクロード 華麗なる植物文様の世界

シルクロード 華麗なる植物文様の世界

シルクロード 華麗なる植物文様の世界

 美しい本です。全ページに、カラーの写真や絵があります(^^)

 題名どおり、たくさんの植物文様が載っています。
 石に刻まれたもの、陶磁器に描かれたもの、装身具に仕立てられたもの、ハンコに彫られたもの、布に織られたもの、仏像に付随するもの、などなど。
 シルクロード沿いの地域で、人間が、こんなにも豊かに、植物文様を享受してきたのだ、とわかります。

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目で見る聖書の時代

目で見る聖書の時代

目で見る聖書の時代

 キリスト教徒にも、そうでない人にも、お勧めの本です。
 ちなみに、私は、キリスト教徒ではありません。

 キリスト教徒なら、この本を読むべきですね。
 聖書が書かれた背景を知らずして、キリスト教徒を名乗るのは、おこがましいでしょう。

 自分がキリスト教徒でなくても、キリスト教徒と付き合いがある人や、イスラエル・パレスチナなどの西アジアに行く用がある人は、読んだほう

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シルクロードのガラス―時空を超えた魅惑の輝き (MUSAEA JAPONICA)

シルクロードのガラス―時空を超えた魅惑の輝き (MUSAEA JAPONICA)

シルクロードのガラス―時空を超えた魅惑の輝き (MUSAEA JAPONICA)

 ガラスの誕生から、こんにちまでの歴史をたどった本です。

 題名は、『シルクロードのガラス』ですが、ガラスが誕生し、発展したのは、ほとんどシルクロード沿いの地域です。事実上、ガラスの歴史の本となります。

 ただし、中世以降のヨーロッパのガラスについては、載っていません。ボヘミアのガラス、ヴェネツィアのガラス

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