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#読書感想文
自然の神々―その織りなす時空
自然の神々―その織りなす時空
世界各国の、さまざまな神々を紹介した本です。
国や地域ごとではなく、機能ごとに紹介しているのが、特色です。天の神、海の神、鳥の神、山の神、石の神、といった具合です。
題名にあるとおり、自然の中にある物や、自然現象の神ばかりが載っています。
地域的には、非常に広い範囲の神々を取り上げています。
日本、朝鮮半島、中国、モンゴル、インド、メソポタミア、
アジア遊学 (No.52) 徐福 アジア二〇〇〇年の青い鳥
アジア遊学 (No.52) 徐福 アジア二〇〇〇年の青い鳥
勉誠出版から出ているムック『アジア遊学』の第52号です。徐福【じょふく】の特集号です。
徐福は、伝説の方士【ほうし】ですね。秦の時代の中国にいた人です。秦の始皇帝との逸話で、知られています。
中国を統一した後、始皇帝は、不老不死を強く求めるようになりました。そんな始皇帝に、不老不死の術を知っていると称する方士たちが、接近しま
アジア遊学 (No.71) アジアの怪
アジア遊学 (No.71) アジアの怪
勉誠出版から出ているムック『アジア遊学』シリーズの第71号です。
「アジアの怪」の特集号です。
アジア諸国に伝わる怪異現象や、妖怪が、紹介されています。
とはいえ、紹介されている地域には、偏りがあります。中国と日本とがほとんどです。
他の地域は、冒頭の「序言 大地・山川・ジャングル・海から沸き立つものたち」の章で、少しずつ触れられてい
海の古代史―東アジア地中海考 (角川選書)
海の古代史―東アジア地中海考 (角川選書)
どこの国でもそうですが、日本の古代史にも、謎が多いですね。
古代といえるほどの昔は、どうしても、情報が少ないからです。
本書は、日本の古代史に、「東アジア」という視点から、切り込んでいます。
古代の日本は、東アジアの国々と関係が深かったことが、明らかになっています。にもかかわらず、この視点からの一般向けの解説書は、少ないです。
本書
アフガニスタンの美(ショトル・ミュージアム)
アフガニスタンの美(ショトル・ミュージアム)
アフガニスタンは、アジアの内陸にある国ですね。二〇一四年現在は、政情不安な国であることで、知られています(^^;
また、イスラム教国であることでも、有名ですね。
かつて、この国では、仏教が栄えました。その頃の遺跡が、たくさん残っています。
正確には、「残っていました」と言うべきかも知れません。イスラム教の勢力が強くなり、政情不安と相ま
庶民に愛された地獄信仰の謎 小野小町は奪衣婆になったのか (講談社プラスアルファ新書)
庶民に愛された地獄信仰の謎 小野小町は奪衣婆になったのか (講談社プラスアルファ新書)
地獄を見たことがありますか?
比喩ではなくて、本当の地獄です。「死後に、悪いことをした人が行く」といわれる地獄です。
「死んだことがないんだから、見られるはずがないじゃないか」ですって? 正論ですね(^^)
ところが、この世にいながらにして、あの世の地獄を、垣間見ることができるんですよ。
アジア遊学 No.35 天駆ける馬
アジア遊学 No.35 天駆ける馬
勉誠出版から出ているムック『アジア遊学』シリーズの35号です。
「天駆ける馬」という特集号です。
ユーラシア大陸を縦横無尽に駆けてきた、ウマとヒトとの関係性を解いています。
他に、アラビアのウマや、ロバについても、書かれています。
騎馬民族や、騎馬文化について知りたい方には、必読の本ですね。
本書をひととおり読めば、ユーラシアの馬文化
色彩のコスチューム―中国55少数民族の服飾 (京都書院アーツコレクション 11)
色彩のコスチューム―中国55少数民族の服飾 (京都書院アーツコレクション 11)
中国の少数民族の、伝統的な服を紹介した本です。
中国には、55の少数民族がいるといわれています。それぞれに違う文化と歴史を持ち、生活ぶりも、多様です。
本書は、それらの少数民族に、服飾から迫っています。
どの服も、美しいです。特に、刺繍が見事なものが多くて、目をみはります。
ページをめくり、服
アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて
アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて
アジア各所の妖怪や魔術について、紹介した本です。
少なくとも、本書が書かれた一九九〇年代までは、アジアのそこらじゅうで、「妖怪や魔術が実在する」と信じられていました。
本書は、その様子を、レポートしたものです。
紹介されているのは、インドネシアのバリ島、マレーシアのランカウイ諸島、日本の琉球(沖縄)、マレーシア領部分のボルネオ島で
日本の美術 481 人面をもつ鳥—迦陵頻伽の世界
日本の美術 481 人面をもつ鳥—迦陵頻伽の世界
仏教伝説に登場する架空の鳥、迦陵頻伽【かりょうびんが】について、解説した本です。
類書は、ありません。私の知る限り、唯一の、迦陵頻伽の専門書です。
先に、仏教伝説に登場すると書きましたね。けれども、この鳥について、具体的な伝説は、あまり伝わっていません。もっぱら、美術の意匠として、工芸品や絵画の中に現われます。
本書は、そのような