今昔物語

45坪のオールウェイズ 第二章「私のパリ(トーキョー)便り」①

人形 奥山恵介   夢翔

午前零時!この街の巨大なコンクリートフォレストは、男と女のメルフェンの世界へと豹変する。しかし、今や彼等にとってやり場のないエネルギーの燃焼は、生に対する確証でありながら、苦渋に満ちた逃避でもあるのだろうか。

すでにこの街には、幼き頃の神秘的な宇宙への旅はありはしない。

K氏は、今夜も現実のページを開かねばならぬと私に言った。二人で見上げる空に星の輝きはなく、もはや

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【漫画】今昔物語 人殺しの悪人が僧になって旅をする話

予告通り漫画を投稿します。

今昔物語の讃岐国多度郡五位聞法即出家語という題の話です。

この漫画は岡敦さん著の「強く生きるために読む古典」にて紹介されていた今昔物語集の「讃岐国多度郡五位聞法即出家語」を基に形にした漫画です。この本に出合ってから、にっちもさっちもいかない時や落ち込んで潰れそうな時はお守りのように読んで力を貰っていて常々漫画にしてこの尊さを表現してみたいと考えていました。一度読んだ

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ありがとうございます、支えになります。
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30 day book challenge 第5日

第5日のお題は、「お気に入りの古典・名作」

ちょっと待って。

これ、原語だと"Favorite Classic Novel"なんですけど、古典ってどこまでが古典なの? たとえば漱石は古典に入れていいんですか?

自分的には漱石や鷗外、太宰なんかはまだ古典とは言いがたいです。近代文学でしょう。同様にサマセット・モームも、ブロンテ姉妹あたりも古典じゃないよなーという気がします。スタンダールまで行け

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ありがとうございます!
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漫画を置く場所にしようと思います。

はじめまして。瀬川環(せがわたまき)といいます。漫画描くの大好きマンです。
カナダのトロントという寒い所に住んでます。3ヶ月ぐらい暖かい時期があってその他冬みたいな感じのところです。本当嫌…。(地元が沖縄)

創作友達が周りにいなく寂しいので繋がりが欲しいなと思いNOTEを始めました。
創作は結局一人で孤独に話をつくっていくものですが、やっぱり繋がりがあるとないのではやる気が全然違うと思います。

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投稿してよかったです。ありがとう。
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45坪のオールウェイズ/18才の旅立「私のパリへ」②

第一章 18歳の旅立ち「私のパリへ」②

山陰の小さなこの町とは、鳥取県の中央辺りに位置する倉吉という町である。白壁の土蔵が続く静かな町並み、天女伝説の打吹山の麓、新町三丁目に古びた私の家はあった。春は、霞み立つ巣立ちのぬくもりと、命あるものの息吹を感じ、夏は素潜りで大、小の魚を追いかけ、秋には栗やアケビキノコ取りに夢中になり、冬には、吹雪の中山に入りクリスマスの枝振りのいい樅ノ木を持ち帰り、飾り

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今は昔

12世紀前半の頃合いでしょうか。廃れた京の都に牛車を引いた男がやってきました。その男のひどく不思議な身なりは、目の下にクマをつくっている町の人々に嫌悪感と苛立ちを覚えさせるほどでした。

柿沼譲三

その男は名を譲三(ジョウゾウ)といいまして、山奥の酒屋の一人息子でした。しかし彼は酒というものに一切興味がなく、むしろ嫌いと言ったところでした。小さいころから家業を一切手伝わず、かといって遊ぶ友人もい

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最高ですっっ
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45坪のオールウェイズ/18才の旅立「私のパリへ」①



このお話は私の夢物語であり、僅か45坪のラ・ママというライブハウスの38年間の説話的物語でもある。

ラ・ママはニューヨーク・マンハッタンの近くにあり、複数の劇場を所有し、実験的ステージやミュージカルなど60年の歴史と二度のトニー賞を授賞した世界的にも名高い劇場である。またスタッフも含め制作・プロデュース集団として高い評価を受け続けている。

シブヤ・ラ・ママはその創設者エレンスチュアート女

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スキありがとう!
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おうちで旅行気分:トルコ今昔物語

前回、ツアーの経路を忠実に再現したあのトルコツアーから切り出しネタです。

2008年にツアーでトルコを訪れて早10余年。成長凄まじいトルコの今を当時撮影した膨大な写真と比較してみます。比較と言ってもこのご時世現地にそうやすやすと足を運べるわけではありません。でも我々は旅行気分になれる武器を持ってるじゃないですか。そう、Googleストリートビューです。

整理すると、2008年に撮影したのと同じ

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わぁ、うれしいです。
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街のベンチ 〜「過防備都市」から現在〜

街に近頃新しくつくられたベンチ
なんの変哲もないベンチ

しかしこれは2人しか座れない
随分贅沢なつくりといえばそうかもしれない

中央の隔たりとなる手すりがなければそこへ座って大人3人は腰掛けられるではないか

さらには横になって眠ることも出来るではないか

そうです

それこそが問題なのです

以下に記されるには

座るという行為だけに奉仕する純粋な機能主義。逆に言えば、これまでのベンチのかた

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オススメ本は「哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎(ブルーバックス)」
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