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記事一覧

01. DXを取り巻く環境 〜新しいデジタルのものづくりが求められる背景〜

01. DXを取り巻く環境 〜新しいデジタルのものづくりが求められる背景〜

この連載は、UXに強みを持つデジタルエージェンシーであるタイガースパイクが、自分たちも悩みながらも日々進化させているデジタルプロダクトの作り方の知見を、皆さまにも共有したいという目的で公開する記事です。

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はじめまして!タイガースパイクのUXデザイナー、マイマイこと佐藤麻衣子です。
今回、タイガースパイク東京がnoteを立ち上げまして、記念すべき第1回の記事を書かせていただきま

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プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャー。2人の”PM”が紡ぐクライアントワークにおけるプロダクト開発のあり方

プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャー。2人の”PM”が紡ぐクライアントワークにおけるプロダクト開発のあり方

PdM?PjMとは何だ?いう方から、PdMとしてプロジェクトを任されているけれど納期と予算の管理に追われている...という方。PjMとしてプロジェクトを回しているけれど、プロダクトの品質の向上にもっと関わっていきたい!という方まで。ものづくりに関わる全ての人にきっとどこかで響くところがあるはずな「プロダクトマネージャー(PdM)とプロジェクトマネージャー(PjM)の仕事」について迫っていきます。

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「高度の平凡さ」 1.出会い

「高度の平凡さ」 1.出会い

「高度の平凡さ」とは「日常的・当たり前にできることの水準が高いこと」です。私は、これが個人と組織の強さの根本だと考えています。
このシリーズでは、このコトバとの出会いから始め、このコトバの個人と組織にとっての意義を説き、さらに、具体的な実践方法を語りたいと考えています。
第1回の今回は、私と「高度の平凡さ」というコトバの出会いです。

 
私が「高度の平凡さ」というコトバに初めて出会ったのは、今か

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RICE: プロダクトマネージャーのためのシンプルな優先順位付け方法

RICE: プロダクトマネージャーのためのシンプルな優先順位付け方法

この記事は、下記ブログ”RICE: Simple prioritization for product managers“を、著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載しているものです。

ロードマップを作成する際、優先順位をつけるという作業は常に終わりのない課題です。あなたはまず最初に取り組むことをどのように決めていますか?

新しいアイデアのブレーンストーミング、改善点の発見、そしてフィードバックを得

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実録:PMを組織化する、6ヶ月間のプラクティス

実録:PMを組織化する、6ヶ月間のプラクティス

こんにちは、かこもえ(@kakomoe3)です。
株式会社カミナシ🐐でPM(プロダクトマネージャー)をしています。

PMチームが7月にできました私は2022年4月にカミナシに入社をしたのですが、当時カミナシの専任PMはおらず、CSチームのリーダーがPMを兼務していました。
さすがに兼務は厳しい!ということで私が採用されたのですが、PM、ないしそれに準じる組織がないところに入社をした形になります

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「勘が良い」とは、「捉えるべき他者とは誰なのか」が見えているということ。

「勘が良い」とは、「捉えるべき他者とは誰なのか」が見えているということ。

 適切なタイミングで、適切な行為やアウトプットを生み出す、このケイパビリティはどこから来るのか考えてみたい。いわゆる「勘が良い」とか「筋やセンスが良い」という言葉が当てはまりそうだ。

 結論から書くと「誰が見えているか」に依るのだろうと思う。私達の仕事は常に誰かがいて成り立つ。それはチームメンバー、同僚であるし、顧客やユーザーも勿論範疇に入る。上司や関係者といった外周の人たちもいる。まとめていう

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なぜひとはUIを操作できるのか

なぜひとはUIを操作できるのか

なぜひとはディスプレイに表示されたボタンを押せるのだろうか?
パソコンを毎日使う現代人にとっては、当然のことすぎてもはや疑問に思われないかもしれない。
しかしデジタルな世界の変化するUIを、私たち生身のヒトが使いこなしているのは、本当に当然のことなのだろうか。

なぜひとは眼で見たものがわかるのか眼で見たものをわかるという旅は、眼が光を感じるところからはじまる。眼に入った光は、硝子体を通って網膜に

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ジョン・コッターによる変革を加速させる8ステップのプロセス

ジョン・コッターによる変革を加速させる8ステップのプロセス

「変革をリードする8ステップのプロセス」をジョン・コッター氏が最初に書き上げたのが1996年。そこから時代は流れ、2018年になってこの8ステップは「変革を加速させる8ステップのプロセス」として公開されています。私が調べた感じ日本語で書かれている記事のほとんどは古いバージョンについて言及しているようです。この記事で新しい方の「変革を加速させる」8ステップを具体的に見ていきましょう。

1. 危機感

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SmartHRのプロダクトデザイングループのFigmaの運用を大公開!第1弾:デザインデータに対する考え方

SmartHRのプロダクトデザイングループのFigmaの運用を大公開!第1弾:デザインデータに対する考え方

こんにちは。
SmartHRでプロダクトデザインをしている@wentz_designです。

入社して16ヶ月が過ぎ、そろそろ入社エントリなるものを書く機運か?と思い至り、これまで取り組んだことについて書いてみることにしました。

私は現在、メインでSmartHRの基本機能の開発に携わっています。
サブプロジェクトとしてユーザーリサーチ推進室の運営、SmartHR Design Systemの運営

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Disciplined Agile(DA)とは? スクラムとの違い、概要、使い方について

Disciplined Agile(DA)とは? スクラムとの違い、概要、使い方について

今回はアジャイルのフレームワークであるDisciplined Agileについて解説します(結構なボリュームになります)

Disciplined Agileは、チームの意思決定を支援し、より場面に適したアジャイルを行うことができます。

他のフレームワーク(スクラムなど)と何が違うのでしょうか。Disciplined Agileの概要(仕組み)や使い方についてご紹介していきます。

Discip

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「ソフトウェア開発」と「プロダクト開発」は違う

「ソフトウェア開発」と「プロダクト開発」は違う

 執筆をしていて、時々迷うことがある。
「ソフトウェア開発」と書くべきか、「プロダクト開発」と書くべきか。
手元の行為としては同じでも、この2つの言葉の間には隔たりがある。

 何げなく使っている言葉であっても、突き詰めて捉えていくと違いに気づくことができる。言葉を丸めたまま扱うと、それ以上理解が深まることはない。大事なテーマであるほど、使う言葉に気を払うようにしたい。「ソフトウェア開発」と「プロ

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【仕事】PMOの3段階のレベルを説明

【仕事】PMOの3段階のレベルを説明

(このNOTEは3分で読めます。約2,500文字)
PMOという仕事をご存じでしょうか。PMOはProject Management Officeの略でプロジェクトの管理を行う仕事です。例えば、進捗管理や課題管理、ToDo管理を行ったり、議事録や資料作成を行ったりします。プロジェクト上の問題が発生した場合には、問題分析を行い対策を立てることもあります。

新卒入社した会社で初めて行った仕事がPMO

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PMOとは何か?- 役割の考察 -

PMOとは何か?- 役割の考察 -

PMOとはProject Management Officeの略。PMOの需要は凄くあるんじゃないか?って肌感覚があるので、過去のnoteを再整理・編集して本日のnoteにします。

全ての能力を兼ね備えるスーパーPMは希少
「ビジョナリー、先見性」「マネジメント」「ファシリテーション力」「リスクへの感度」「専門家と対等に対話ができる」「プロジェクトの作法を理解して実戦経験も多数」「コスト管理得意

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プロダクトの成功に必要な 3 つのステージと 20 のタスクについて:現場の動き方をまとめました

プロダクトの成功に必要な 3 つのステージと 20 のタスクについて:現場の動き方をまとめました

こんにちは、フリッツ です。プロダクトマネージャー(以下 PM)になってから相当の年月が経ち、特に、現職の US メルカリにおいては「 UIUX 強化型 PM 」として認知されるようになりました(ありがたい)。

ただ、最近は自分があまりにもいま持っているスキル・経験に立脚しすぎているなぁ、と感じており、強みの分野を広げようとお勉強中。

ということで、旅の序盤として、本記事では「プロダクトの成功

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