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不適切発言が人と人の関係の質を高める組織開発
瞑想では、「呼吸を感じなさい。そして、指先、つま先へと、全身を感じなさい」と諭していきます。このとき導者は、相手(瞑想体験をしている人)が五体満足であることを前提にしています。しかし、そのことを指摘し、“炎上”させる人はいないでしょう。
多くの者に語りかけるとは、“一般論”を語ることと理解される場合が多いのではないでしょうか。そのように理解すれば、一般論はマジョリティに準じるものであって、“すべ
意思決定された”成功”は”成長”を止めないことを体現する組織開発
「成功は復讐する」とは、柳井正氏の言葉で、“勝って兜の緒を締めよ”と同義のように使われています。しかし、それ以上の含蓄があるように思われます。例えば、オリンピックの出場メンバーを決めるマラソン大会で、天候不順のために派遣標準タイムは狙わず、着順に的を絞って走った代表候補選手がいました。結果、優勝はできませんでしたが、自己記録は更新しました。さて、彼にとってこの大会の結果は、成功だったのでしょうか、
もっとみる自分の「人的資本」を、備えるのではなく、見つけようとする組織開発
かつて、「2番じゃダメなんですか?」と研究開発の本質が国政で問われたことがありました。1番になることを前提にすれば、「これだけの人と時間と予算が必要だ」と説明することはたやすく、また、受けて立つ方もそれが基準になるため、交渉がたやすくなります。しかし、本来はなぜ1番でなければならないのかが、議論の出発点にならなければなりません。にもかかわらず、1番になる理由、すなわち本質に触れないことが、最も合理
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