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風船🎈でなぁんとなくイメージをつかむ熱力学入門用語1
今回は自分が物理で一番苦手な「熱力学」のはじめの方で出てくる用語をかみ砕いて自分なりの言葉で説明してみようというぱわぽdeプレゼン企画NOTEです。物理の教科書を開くと厳密に定義をするためなのか、難しい専門用語を含んだ文字ばかり並んでいて、理解を助けるような絵があまり載っていない印象があるんです。自分としてはそれが入門者にとっての大きな理解の妨げになってると思ってます。言ってみれば、レベル1の人が
もっとみる【熱力学入門でつまづかないために】風船🎈とサイコロ🎲でなぁんとなくイメージをつかむ熱力学入門用語集
【まくら】熱力学よわよわ勢のどん語風苦言いやいや…… いきなりあんななぁ。何なんやろな、あの仰々しい名前は。わざと(こっちが分からんように難しく)やってんちゃうの。ここでつまづいてもうたら、ずっと(この先書いてあることぜんぶ分からんくなるのと)おんなじことやのになぁ。こんなん誰も幸せにならんよ、はっきり言うて。
何か知らんけど他にも(知らん記号)いっぱい出てくるしなぁ。最初分からんとこれなんか分
【宇宙妄想2】地震って宇宙膨張が原因?
前回のNOTEでは地球は宇宙膨張で空間ごと引き伸ばされているはずなのになぜ砕けないのか?を妄想した。地球の大きさが不変であり、また宇宙膨張を等速と仮定して計算すると、地球の半径は毎秒14ピコメートルのスピードで引き伸ばされていることが分かった。そして、これが40億年間積もり積もると、地球は約4割ほど宇宙膨張によって引き伸ばされているということも予想された。そして現在、宇宙は加速的に膨張を続けている
もっとみる【宇宙妄想】どうして地球は膨張して砕けないのか?
昨夜寝る前に考えたとりとめのない宇宙に対する疑問を綴ろうと思う。テーマは「どうして地球は膨張して砕けないのか?」だ。たぶん、これだけだと何を言ってるのか分からないと思うので、もう少し言葉を足そう。
ハッブルの観測によってこの宇宙は膨張していることが分かっている。地球の属する天の川銀河から他のほとんどの銀河が遠ざかっていることを示す赤方偏移(レッドシフト)がその証拠の1つだ。この酔狂なnoteを見
【観察】泡の中にある泡?
ペットボトルに水を詰めて5分
水を入れた時の勢いで入り込んだ空気がペットボトル壁に付着している。単泡というか、シンプルでキレイな泡が大半を占めているのが分かる。
ペットボトルに水を詰めて1日
泡中のペットボトル壁に細かい水滴が点々と付着した。一見すると”泡の中にまた泡がある”ようにも見える。気泡内の湿度は100%に近く、その湿気た空気が外から冷やされて凝縮したと考えるのが妥当だろう。核となる
はやぶさ2があと100日ほどで帰ってくるので、初代はやぶさについて懐古してみた
2020年8月28日、打ち上げからおよそ6年が経とうとしているはやぶさ2が小惑星リュウグウへの御遣いからあと100日で地球に帰ってくると公式のTwitterが報じました。時間が経つのは早いものです。初代はやぶさが流れ星になって10年の月日が過ぎました。その時のことを思うと、今でも熱い感情が鮮やかに蘇ってきます。自分の数少ない感動するポイントとして紹介しそびれたんですけども、この初代はやぶさの旅路と
もっとみる【量子力学誕生の遠因】”エントロピー”をできるだけ分かりやすい言葉で説明してみようチャレンジ
以前に、エントロピーについて自分なりの言葉でまとめたNOTEを書きました。今まで、エントロピーは単に熱力学用語の1つでしかないっていう認識だったわけですが、実は量子力学が生まれるキッカケにもなった概念であることを最近知りました。
よく「乱雑さ」と一言で表現されますが、具体的なイメージが湧かないので今回は「エントロピーについてちょっと知っておこうじゃないのよさ」という感じのNOTEにしました。ヨビ
【天文学】宇宙の年齢を手計算してみよう
宇宙の年齢はまだ正確には分かっていません。でも、おおよその数字は分かっているので、このエッセイでも手計算して求めてみようと思います。理系っぽい話なのでご注意な方はご注意を。それでも、興味がある方はこの先までお付き合いください。
おさらいとして、宇宙が膨張していることはほとんどの人が知っていると思います。膨張するっていうのは、簡単に言えば風船に息を吹き込んだら膨らむようなものです。宇宙を巨大な風船
【量子化学】液体酸素はなんで青いの?
液体酸素はキレイな青色液体酸素って実はめっちゃキレイな青色をしてます。自然科学に抵抗がない方には理科の資料集か何かで見覚えがあるかもしれませんね。youtubeで「液体酸素」と検索すると、液体酸素が青いことと磁石にくっつく性質が紹介されている動画は結構でてくるんですよ。自分は中学校の頃から「それは分かったから、なんで空気中の酸素が透明で液体酸素は青いの?」と疑問に思ってたことを、最近ふと思い出しま
もっとみる【量子化学】プランクの量子仮説に関するウラ話
化学で使う物理化学(例えばアトキンス物理化学)の教科書に書かれているプランクの量子仮説の説明はこんな感じだ。
量子化学への入り口話として、黒体放射に対する解釈法として①ウィーンの法則、②レイリー・ジーンズの法則、③シュテファンーボルツマンの法則が並べられる。とりわけ、②を殊更にとり上げて実験結果を上手く説明できなかった(紫外部破綻)と書いている。そこで、プランクの量子仮説を導入したら見事にその問
【光科学史】量子論誕生までの300年の歴史をざっくり眺めてみよう
このNOTEは計算式を使わずに、光に関するざっくりとした科学史をたどる感じのエッセイです。よろしくお願いいたします。
1600年代中盤:虹の七色と白色光の関係
雨が降った後や滝のそばに現れる虹🌈は古代からのナゾでした。「どうして色順が逆の1対の虹が、毎度毎度同じくらいの高さに現れるんだろう?」という疑問に一つの答えを出したのはデカルトでした。1637年、彼は虹は大気中の細かな水滴が太陽光を屈