時計史小説(2) 1802 Litherland&Co /リバプール・産業革命と野…

無名の(ような)男 時計の歴史の中で、ピーター=リザーランド(1756–1805)という人物は無名ではない。懐中時計用の「ラック・レバー脱進器(ラック・ピニオン脱進器)」の発明者として認知されている。  脱進器とは、時計の歯車を一定のリズムで進める機構で、時計の性能の根幹にかかわる部分だ…

時計史小説(1) 1700-1710 AlxWarfeild  /ロンドン・時計師…

ごあいさつ 私の手元にはアンティーク時計の小さなコレクションがあります。1700年ごろから1980あたりまで、「それぞれの時代の普通の生活の中で使うシンプルな時計」をテーマに収集しました。凝った複雑時計やレアピースの類はありませんので、市場価値は大したことはないと思います。しかし普通だか…

科学史・技術史関連書籍(2021-2025)

2021-2025年に出版された主な科学史・技術史関連書籍をリストアップしています。不足分は順次追記していく予定です。→ライブラリ一覧 ▼2016-2020 ▲2026-2030 ■村上 陽一郎『科学史・科学哲学入門 (講談社学術文庫)』 講談社 (2021/3/11) ----------------------------------------------------…

第7回 「プラネタリウム技術史講座」を受けて/「手乗り三球儀」をつくる

技術史を知ることの意味 突然ですが、みなさんは、いわゆる発明家がどのように「特許」をとっているかご存知でしょうか。国によって多少の差はあるものの、「いいアイディア」を思いついた発明者が、特許庁に自分のアイディアを説明する方法は、実は本質的に同じです。発明者は「三つのステップ」で特…

#5 科学史の使い方

2020/7/15 帰納法と演繹法 科学的な推論には大きく演繹法と帰納法がある。ギリシア科学の論理学とアラビア科学の実験精神が12世紀ルネサンスに結びついた結果、近代科学が成立した。 演繹法は、普遍的な命題から個別命題を論理的に導く方法である。前提が正しければ結論は必ず正しい。しかし新し…

謎のクラブ活動 【STEAM & HISTORY 同好会】 が、120%(かどうかはわからないけど、あ…

どうもこんにちは、毎度おなじみド文系な世界史教員ABCです。 今回は、私ABCが顧問をしている「STEAM & HISTORY 同好会」についてご紹介させていただきたいと思います。 通称は「STEAM」(スティーム)❣ よろしくね ❣ それにしても、名前だけ聞いても、何をする同好会なのかさっぱりわからないで…

勉強はホントは楽しい🍏【note大学Study部】メンバー募集と活動のご案内🍎

note大学Study部のご案内へようこそ!💕 🍎この記事はたまに更新します。最新の更新は2021/6/14 7時20分ころです。 ☆What's New?🏍🍎バイク部×Study部×世界遺産検定✨のスペシャルコラボ企画【世界遺産を語ろう】開催中! 🍎note大学における部活動の目的と狙いnote大学の中で部活動を発足し…

メモ 評「フェミニズム叩き」「女性叩き」で溜飲を下げても、決して「幸せにはなれない…

「フェミニズム叩き」「女性叩き」で溜飲を下げても、決して「幸せにはなれない」理由(ベンジャミン・クリッツアー) https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81804?imp=0 を読んだので走り書き。 もっともな記事と論旨だけれども末尾の参考文献?が2000年代に邦訳が出た、つまり世界では1990年代に決…

「占星術」を科学の目で考えてみよう

2年半ほど前になるでしょうか、某所で「占星術」と天文学の関係について、お話をさせて頂いたことがあります。トークのタイトルはこの記事のタイトルと同じ、「占星術」を科学の目で考えてみよう、でした。 お話を聴いてくださった方はたしか50名くらいだったと思います。トークについてのアンケート…

山本欣子さん

日本のコンピュータ開発において活躍した人々が、情報処理学会(ISPJ)のサイトに載っている。 https://museum.ipsj.or.jp/pioneer/index.html その中で唯一の女性が、山本欣子さん(1928-1997)である。 電子計算機やソフトウェアの開発、プログラマ育成に尽力した方だ。 https://museum.ipsj.or.jp/pio