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マキァヴェッリ『フィレンツェ史』(その3・『フィレンツェ史』におけるマキァヴェッリの政治思想)〜【マキァヴェッリを読む】Part8
今回は、『フィレンツェ史』のなかの理論的記述、マキァヴェッリの政治思想が表現されたものを、自分なりに分類して抜粋したものになります。 『フィレンツェ史』読書ノート(注目ポイントの引用)「政治思想」篇 支配領域の拡大と従属都市への対応についてマキァヴェッリの時代のイタリアの国家とは、まだら状の国家でした。 都市が中心となって周辺領域をまとめ、その都市たちを全領域の中核となる都市が束ねる。 各都市が独自の法や慣例にしたがっており、中核都市が自分の勢力圏を一元的に支配できるわけで
『筋肉坊主のアフリカ仏教化計画 そして、まともな職歴もない高卒ほぼ無職の僕が一流商社の支社長代行として危険な軍事独裁政権末期のナイジェリアに赴任した2年間の話』【おすすめ本】
『筋肉坊主のアフリカ仏教化計画 そして、まともな職歴もない高卒ほぼ無職の僕が一流商社の支社長代行として危険な軍事独裁政権末期のナイジェリアに赴任した2年間の話』 石川コフィ[著]勘違いしないでください。 こんなタイトルですが、これはライトノベルでもなろう系小説でもありません。 現実味のない筋肉坊主なるパワーワードがあっても、これは紛れもなくノンフィクションです。 本書は、クライマックスのシーンから始まります。 顔を赤らめた仏教僧が、ナイジェリア大統領の胸ぐらを掴んで詰め寄っ