『アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋』 渡辺靖[著]
アメリカ大統領選挙の投票日11月5日がまさに目前に迫って来ました。
トランプ氏の再登板となるか、はたまたハリス氏がそれを阻むのか。
世界的な選挙イヤーの取りの一番を前に、積読中だったアメリカ関連本、渡辺靖『アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋』(岩波新書 2022年)を読む。
抽象的なアメリカ論を思わせるタイトルですが、トランプ以降のアメリカの政治的状況について概説した本です。
著者の渡辺靖氏は、『リバタリアニズム』(中公新書 2019年)や『白人ナショナリズム』(