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思いを言葉にするのが長らく苦手だった 通訳・翻訳者が、言語・文化・慣習や 体験してきた…

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思いを言葉にするのが長らく苦手だった 通訳・翻訳者が、言語・文化・慣習や 体験してきたことを書き綴ります。

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固定された記事

はじめまして、なのか?

とりあえず最初の記事なので自己紹介的なことを。 すーさんと申します。人生を100とするとたぶん その半分くらい経過中で、「土着子女」にして 日本語⇔英語の通訳をして…

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2年前
30

「被災地支援」とエゴとマウント

先週 今回の被災地の一つである 石川県珠洲市の伝統的な文化を 撮影したという映画を上映する イベントに参加しました。 被災地支援のイベントとのことでしたが 上映前に…

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5か月前
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さまよってるやん

しかし 迷える人に対して 迷うこともある😆 最近、週末に都心に出ると 明らかに道に迷っている人と 遭遇するのですが 声掛けると 「いいです、大丈夫です」と 言われるこ…

suusan_bouz
9か月前
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生きるのに「お墨付き」はいらない

最近とあるスーパーで買い物 するようになって そこのプライベートブランド(PB)が 「みなさんのお墨付き」なのですが 誰のなんのお墨付き? そもそもお墨付きって何? …

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10か月前
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女という不服

「なんで報われねえんだ!男どもめ!」 夢のなかで そう叫ぶ姉の声で目が覚めた そして、それは長年の謎が解けた瞬間だった。 **************** 以前 母が宗教に走って…

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1年前
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『足りない』からの卒業

私の場合は長い友達の 育成をとっくにギブアップしてる というか もはやこまめに剃るのすら面倒だから 半端に残ってるくらいならいっそ 永久脱毛したい(頭髪は脱毛無理…

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1年前
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その在所越えられる?

「この在所越えて」という歌詞が 「竹田の子守唄」にありますが (部落差別にあたるとしていまや 放送禁止になっています) 在所(=住処、郷里)を越えていくひとと そう…

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1年前
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ひねもすのたりの通行手形

昨年末に去年の仕事から リリースされて それ以来ほぼ なにもしていないのですが これって私にとっては とても画期的なことで なにせいままでだと 仕事がなくなったら …

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1年前
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いかようにも

15歳の頃 当時通っていた 塾の主催者である先生から 「君は色がないから、 なにかの色を持ちなさい」 そう言われました あれから30年以上経って 様々な経験をして 何…

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1年前
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手についてふと思い出したこと

シー設定: 公開 十年ほど前、兵庫に住んでいたころ 腕利きのカイロプラクティック 施術者とやらを紹介されて 何度か通ったことがあります 3回目くらいのときに 私がその…

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1年前

大きな設定の「中今」で

昨日は、1年ぶり2度目に お会いする方とお茶をして そのあとその方がお好きな 画家さんの絵画展をこちらの ギャラリーへ観にいきました。 https://www.f-ujigallery.com/

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1年前
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ほんとうの言葉遣い

私は言葉にすることを生業に していますが その元ネタは他人の言葉なので 自分のことは案外言葉にするのが 得意ではありません だから、とある感情の言語化に40年も か…

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1年前

悲しみの通奏低音

先日、角膜上皮が剥がれるという 「ぶどう膜炎」という目の病気になり、 左眼がほとんど開けていられない 状況になりました。 そのため、眼帯をして右目だけで しばし暮ら…

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1年前
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未知の言葉 既知の単語 その邂逅

先ほど本を読んでいたら 「蓋然性」という言葉を初めて目にしました。 それはこんな文脈でした。 (以下引用) さかのぼれば、このビッグバン宇宙論は1940年代にアメリカ…

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2年前
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おお牧場はみどり

今日、派遣先で追加の通訳業務対応してほしい という依頼があって、担当者の話を聞きました。 現在のプロジェクトでは、派遣先のお客様である 外国の方たちとのコミュニケ…

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2年前
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ミライノオト ソノナリワイ

MIERUKAアーティスト AKARIさん(https://note.com/anatanohikari)が 妄想ストーリー 「ミライノオト・モニターシリーズ」というのをされていて(現在は募集終了)、私は…

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2年前
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はじめまして、なのか?

はじめまして、なのか?

とりあえず最初の記事なので自己紹介的なことを。

すーさんと申します。人生を100とするとたぶん
その半分くらい経過中で、「土着子女」にして
日本語⇔英語の通訳をしています。

それなのに、初対面なのに突然
手のひらと手のひら合わせてくる方が
続出・・・

あのね、輝く私の頭頂を拝んでもあなたは功徳積めません
わたしの頭頂に登頂できるのはわたしだけ
念のために言っておきます(笑)

なんの話やねん

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「被災地支援」とエゴとマウント

先週
今回の被災地の一つである
石川県珠洲市の伝統的な文化を
撮影したという映画を上映する
イベントに参加しました。

被災地支援のイベントとのことでしたが

上映前に
主催者が映画や撮影監督の説明もないままに

本当は開始時に監督が来て話をする
予定だったが

本人は寝る間も惜しんで
(被災地支援と称する映画上映の
イベントを開催するように)
各方面に連絡をしているため

主催者としては監督に

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さまよってるやん

さまよってるやん

しかし
迷える人に対して
迷うこともある😆

最近、週末に都心に出ると
明らかに道に迷っている人と
遭遇するのですが

声掛けると
「いいです、大丈夫です」と
言われること多くて

いらんことせんほうがええんかなと
そう思うことが続いたのですが

今日もまた明らかに迷える人を
見かけました

丸ノ内線の後楽園駅ホームで
スマホ片手に一目でわかる迷い方😆
してる人がいて

ホーム直結の
小さな改

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生きるのに「お墨付き」はいらない

生きるのに「お墨付き」はいらない

最近とあるスーパーで買い物
するようになって

そこのプライベートブランド(PB)が
「みなさんのお墨付き」なのですが

誰のなんのお墨付き?
そもそもお墨付きって何?

そんな疑問が浮かびました。

辞書を引いてみたら
「「お墨付き」とは、
権力や権威のある人の与える
許可や保証のことをいいます。」
という意味らしいです。

じゃあ「全員が権威」って、意味を
成さないことになるのでは?

とはい

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女という不服

女という不服

「なんで報われねえんだ!男どもめ!」

夢のなかで
そう叫ぶ姉の声で目が覚めた

そして、それは長年の謎が解けた瞬間だった。

****************

以前
母が宗教に走って成仏
(自称クリスチャンだったけどまあいいや)
し損ねかけたという話を書きましたが

そんな母は
娘(長女)、私、息子(次男)の
3人を成しました

そんな母は
子育て真っ盛りの時期に
夫が長期の単身赴任で不在だっ

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『足りない』からの卒業

『足りない』からの卒業

私の場合は長い友達の
育成をとっくにギブアップしてる
というか

もはやこまめに剃るのすら面倒だから

半端に残ってるくらいならいっそ
永久脱毛したい(頭髪は脱毛無理だけど)
とすら思っているほどですが

足りてない
生やしたい
もといたっぷりと
生えてなきゃいけない

そんな欲求と世間的な概念に
つけこんだ商売ってあるわけで

そこに大金つぎ込んでしまう
構図があるんでしょうね。

まあ私は長い

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その在所越えられる?

その在所越えられる?

「この在所越えて」という歌詞が
「竹田の子守唄」にありますが
(部落差別にあたるとしていまや
放送禁止になっています)

在所(=住処、郷里)を越えていくひとと
そうでないひとがいる

最近それを改めて感じることがありました

オンラインで知り合った
東京の東部に住む方から
会って話してみたいといわれたのですが

どうしても
上野、浅草、錦糸町あたりがいいと
なぜか言い張るのです

その方はたぶん

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ひねもすのたりの通行手形

ひねもすのたりの通行手形

昨年末に去年の仕事から
リリースされて

それ以来ほぼ
なにもしていないのですが

これって私にとっては
とても画期的なことで

なにせいままでだと
仕事がなくなったら
焦って次!と駆け込む
せっかちな性分のため

「飛んで火に入った」
ことも数知れず🤣
だったわけですが

今回は
焦るのやめて
とにかく休もうと
決めて

家で静かにしてるか
外をほっつき歩くか

そんな日々を送ってほぼ
1ヶ月

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いかようにも

いかようにも

15歳の頃

当時通っていた
塾の主催者である先生から

「君は色がないから、
なにかの色を持ちなさい」

そう言われました

あれから30年以上経って

様々な経験をして
何がしかのはっきりした
色が着いたと

そう思っていたのですが

昨年、とくに洗濯や掃除を日々続けて

改めて我が身を顧みると

私は相変わらず色がないように思える

むしろ、あの頃より
透明度は増しているのかもしれない

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手についてふと思い出したこと

手についてふと思い出したこと

シー設定: 公開

十年ほど前、兵庫に住んでいたころ

腕利きのカイロプラクティック
施術者とやらを紹介されて
何度か通ったことがあります

3回目くらいのときに
私がその日最後の予約だったらしく

施術が終わってから施術者が
やおら台にうつ伏せになって

「ちょっと首んとこ
押してもらえないか」と
言いました

それで、頭の付け根にある
首のツボ押してみたら

これが凄まじい強張りだったのですが

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大きな設定の「中今」で

大きな設定の「中今」で

昨日は、1年ぶり2度目に
お会いする方とお茶をして

そのあとその方がお好きな
画家さんの絵画展をこちらの
ギャラリーへ観にいきました。

https://www.f-ujigallery.com/

そもそもこの方とは、
あるアーティストさんとの
ご縁で知り合い

さらにそのアーティストさんは
今年受講したとある講座で
紹介されていたことから
知り合ったのですが

ご縁が巡りめぐって
阿部高大さ

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ほんとうの言葉遣い

ほんとうの言葉遣い

私は言葉にすることを生業に
していますが

その元ネタは他人の言葉なので

自分のことは案外言葉にするのが
得意ではありません

だから、とある感情の言語化に40年も
かかったりしたわけなんですが・・・

まあ、人生半ばでそれができたから
よかったというべきでしょう😆

とはいえ、そこでほかの人の力を
借りたら、とてもすんなりといくって
ことを

今週改めて感じる機会がありました。

ひょんなこ

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悲しみの通奏低音

悲しみの通奏低音

先日、角膜上皮が剥がれるという
「ぶどう膜炎」という目の病気になり、
左眼がほとんど開けていられない
状況になりました。

そのため、眼帯をして右目だけで
しばし暮らしていたのですが、
そのせいもあって、否応なしに
自分の内側を見つめることになりました。

しかも、そのタイミングで古い記憶を
呼び覚ますできごとに遭遇し、
そこから這う蔦を辿るように
過去の経験を思いだしたのです。

私の過去投稿を

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未知の言葉 既知の単語 その邂逅

未知の言葉 既知の単語 その邂逅

先ほど本を読んでいたら
「蓋然性」という言葉を初めて目にしました。
それはこんな文脈でした。

(以下引用)
さかのぼれば、このビッグバン宇宙論は1940年代にアメリカの
理論物理学者ジョージ・ガモフ (1904~1968年)らが提唱した
ものですが、「宇宙がビッグバンによって膨張し続けているのではないか」という説そのものは、ガモフよりも20年ほど前の時代、1920年代から
30年代にかけて先駆的

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おお牧場はみどり

おお牧場はみどり

今日、派遣先で追加の通訳業務対応してほしい
という依頼があって、担当者の話を聞きました。

現在のプロジェクトでは、派遣先のお客様である
外国の方たちとのコミュニケーションを図っています。
その際に、日本側(派遣先)の方たちの言葉を紐解きながら
通訳しています。

外国側に話が伝わっていない場合は、たいていの場合、
日本側の話し手が自分の前提を言語化していない
(察してほしいと言外に匂わす)、ある

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ミライノオト ソノナリワイ

ミライノオト ソノナリワイ

MIERUKAアーティスト AKARIさん(https://note.com/anatanohikari)が
妄想ストーリー 「ミライノオト・モニターシリーズ」というのをされていて(現在は募集終了)、私はこれからの仕事についてのストーリーとアート作成をお願いしました。

今日は誕生日なので、いい機会ですし、ストーリーを共有したいと思います。

ここの椅子の座り心地は格別だな、と改めて感じ入りながら

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