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【人生転機編】ダイエットその⑨ - 手をあわせてみて【ヘルパーさん】

2017年秋、本格的にダイエットを始めた画伯ちゃん。
115kgからマイナス40kg痩せるまで、成功に繋がるポイントも、失敗に繋がるポイントもたくさんあった。

人生は選択の連続。
すべては自分の手の中だとも言える。


そんな自分の想定より数ヶ月遅れたが
2020年1月に目標を達成した。

変なクソデブだったあの頃。
今は、ちょい皮余りの非社会派。


前回までのダイエット↓↓↓

ダイエットまとめ↓↓↓


汗と呼吸

2016年秋。
生まれて初めてヘルパーさんがつくことになった。


理由は

・1人で散髪に行けない
・通院できない
・電車が怖い
・人の多い場所や密閉空間が苦手


目的は

・これら社会的な行動を介護して助けてもらうため
・今後ずっとではなくリハビリとして


このブログと同じだ。
世界を巻き込んで、誰かの読む時間を奪っている。

そして画伯ちゃんはその中で"表現を取り戻そう"とリハビリしている。


ハッキリ言えば"上記のことは"どれも1人でできる。
ただ汗が止まらないし、息の仕方がわからなくなる。

頭が真っ白になって、足が震えて
周りの人に笑われるんだ。

『なにあいつ、なんで冬なのに汗かいてんの。きんも〜』


そっか。気持ち悪いのか。
変わらなきゃ変わらなきゃ。

強くそう思えば思うほど、
汗は止まらないし、息の仕方がわからなくなる。


ハッキリ言うと"どれも"1人じゃできない。

助けてほしい。


本当は助けてほしいと立ち止まっていた。
14歳の頃からずっとずっとここで。


そんな画伯ちゃんに"提案"してくれたのが
通所していた障害者施設の精神保健福祉士さん。

「画伯ちゃん!ヘルパーさんつけよう!契約まで全部手伝うから」


その言葉で不安が少し減った。
契約前後に不安が戻ってきた。

"1人で知らんヘルパーさんと話せるのかな..."


契約まで無事に済み、知らない男性が怖いと話したことで"女性ヘルパーさん"が担当につくことになった。

そんな流れにしたけど、
知らない女性と話すことも不安だ。

そもそも何をすればいいのかわかっていなかった。


担当との顔合わせの日が近づくたび
吐き気を催して落ち着けない日々。

足が震え、呼吸は浅くなった。
汗も止まらない。

もう秋の近づく11月8日。
肌寒い日だったのに。

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新卒の社員ヘルパーさん


\ピンポーン/

初めてヘルパーさんと会う瞬間が訪れた。
インターホンのモニターで確認すると、顔の見えない雨合羽姿の人影。

外は大雨だった。

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"早く開けなくちゃ!"

その焦りで、急激に不安が吹き飛んだ。

心なんてあやふや。
どんな喜びも悲しみも、時間が連れ去っていく。


玄関を開けると、引きつった笑顔のヘルパーさんがいた。
初顔合わせ、かつ雨だということもあって家の中へ。

雨合羽を脱いで玄関に置くヘルパーさん。
話すことも思いつかず、また不安が蘇る画伯ちゃん。

しかし不思議なものだ。


雨具を脱ぎ終わったヘルパーさんの顔は、画伯ちゃんの数倍不安に包まれていた。
それを見て笑ってしまった。

そりゃ初対面のクソデブが不安そうに立っていたら、相手のほうが怖いよな。笑


自己紹介をしあって驚いた。


23歳の新卒だということに。

そして画伯ちゃんくらい世代の近い利用者が初めてだということ。
こういった精神疾患の男性利用者も初めてだということ。


相手は口を開いた。

「初めてですからね...きっちり1時間利用しなくてもいいですし...雨ですからお外も危ないですし...」

怯えてはる...


「そ...そそ...そうですね...」


それから1ヶ月はぎこちなかった。
週に2回、各1時間の短い利用時間というのも関係していたのかも。

お互いが慣れてくると、一回が2時間へ延長したり、
"ロング"というもので遠くへ出かけてみることも決まった。

移動支援

・近所を散策、買い物、公的な交通機関での移動
・映画、美術館、ごはん屋さんなど

移動支援はこういった目的において、ヘルパーさんに同行してもらえる福祉サービス。

(ヘルパーさんにかかるお金は利用者負担。ヘルパーさん自身が欲しいものは負担せず。飲食は基本折半だった)
移動支援(ロング)

ロングと呼ばれる移動支援は、7~8時間くらい枠を取ってもらい
時間のかかる場所へ行ったりすること。

画伯ちゃんの場合は、移動に時間のかかる目的地に用があるときや、目的地に長時間滞在したい時は1ヶ月以上前に話してロングにしてもらっていた。
通院等介助

・精神科を含め、全ての通院に同行してもらえるサービス
・市役所や障害福祉に関する施設への同行なども、これで時間を取ってもらっていた

(画伯ちゃんは歩行できるので、不安や恐怖を感じたときに支えてもらう感じ。初診時などの書き物も理解できなかったり、パニックになるのでそばで教えてもらったりしていた)


ヘルパーさんとの絆

あれから4年経った現在もヘルパーを利用している。
色々あって事業者も変わったし、当時のあの"新卒ヘルパーさん"も転職して去っていった。


本当はもうサービスを使わなくていいほど改善している。
様々な流れのなか利用が続いているのと、ふとした瞬間に訪れる強い鬱状態に陥った時に、すべてを諦めてしまわないよう保険として残している。

Q.なぜ改善したと感じるか?
A."あんなに怖かった電車に1人で乗れるようになったからだ"


そして

1人で買い物もできた。
エレベーターにも乗れた。
急な1人で歯医者への通院も行けた。

なにより美容室に1人で行けたんだ。

汗も呼吸も制した気分。


ずっとずっと怖かった。
14歳の頃に理容室で汗が止まらなくて、散髪が1番の恐怖になっていた。

それを克服することができた。


これらはヘルパーさんとの出会いのおかげだ。
一緒にいろんな場所へ向かうことで、世界に慣れることができた。

ずっと心残りだった
『パンクロックバンド』も昨年に結成できた。


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画伯ちゃんは"恐怖"を制した。

(『抗不安薬』や『汗を止める薬』も時には必要だけど)


画伯ちゃんの"辛さ"はどんどん消えていった。
汗は引いていき、呼吸は深くなった。


マインドが変化していくなか、肉体に目を向けることができた。
ヘルパーさんと出会った1年後にダイエットを始めた。


精神保健福祉士からヘルパーというサービスに繋げてもらえなかったら...
ヘルパーといろんな場所へ行くことで自信をつけることができなかったら...

1人で電車に乗ることも
1人で美容室へ行くことも
自ら行動してバンドを組むことも

そしてダイエットも


どれもやれなかったはず。

画伯ちゃんの世界を救ってくれた。
世界は画伯ちゃんの世界を見放してはいなかった。

差し出した世界の手をちゃんと掴んだ。
画伯ちゃんは世界からの問いかけに答えた。


躁状態だったのか
周りがうまかったのか

そこはわからない。
ただ"死ななくてよかった"と思えたな。


あとがき

2017年秋、本格的にダイエットを始めた画伯ちゃん。
115kgからマイナス40kg痩せるまで、成功に繋がるポイントも、失敗に繋がるポイントもたくさんあった。

人生は選択の連続。
すべては自分の手の中だとも言える。


そんな自分の想定より数ヶ月遅れたが
2020年1月に目標を達成した。

変なクソデブだったあの頃。
今はちょい皮余りの非社会派。


そうだな。
次の目標は

反社会的に見えるけど
それでいて大衆にウケそうな表現をしてみたいな。

それか
頭の奥を突き止めて白状させてみたりだとか。

ブログを始めるにあたって、隠した得意な妄想の奥。
そこを大々的に表現してみるのもいいな。

楽しくて楽だから。


こんなふうに未来に対してワクワクした気持ちを持てたのも
ヘルパーさんのおかげだ。

ありがとう!


次は
転職していったヘルパーさんと再会し、ダイエットを成功させようと決意した瞬間について書いていく。

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(ヘルパーさんと作りに行ったチキンラーメンの写真)

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